iTerm2の設定を複数マシン間で同期する

iTerm2の設定内容を複数のマシン間で同期する方法です。Macで使うターミナルソフトとしてiTerm2を使用している人は結構多いと思います。高機能であり、設定項目も多いので複数のMacを持っている人は同期設定をしておくと便利です。

同期の仕組み

iTerm2には設定を外部ファイルとして管理する機能があります。ファイルのパスは設定で変更可能です。ここでファイルパスをクラウド上のファイル共有サービスで共有することにより複数マシンで同期します。
ファイル共有サービスはiCloud DriveでもDrop Boxでも何でも良いですが、MacOS上から通常のディレクトリとして認識できる必要があります（Webインターフェースのみのファイル共有サービスではなく）。

設定方法

1台目のマシン

今回はiCloud Driveを使います。DocumentsフォルダがiCloudで同期されている前提で説明します。

まずはすでにiTerm2の各種設定が済んでいるMacでiTerm2を開き、Settings -> Prefferences タブで以下のように同期フォルダのパスを設定します。Save changesはAutomaticallyを選びます。

iTerm2はこのフォルダにcom.googlecode.iterm2.plistというファイルが存在すればそれを読み込み、存在しなければ新たにファイルを作成します。

Save Nowをクリックして現在の設定を書き出しましょう。

２台目以後のマシン

１台目と同じ設定を行います。同期フォルダには１台目で作成した設定ファイルが存在するはずなので、iTerm2を一旦終了して再度起動すると設定が読み込まれます。再起動する前にSave Nowをクリックすると設定を読み込む前の設定内容でファイルを上書きしてしまうので気をつけてください。

以上で複数マシンで設定の同期ができるようになります。