wingetコマンドでChromeなどのソフト・アプリをインストールする方法（対話式のPowerShell関数も紹介）

新しいWindows OSでセットアップする時にわざわざ手作業でダウンロードやインストールする作業、面倒じゃないですか？

PowerShellでwingetコマンドを使えば自動でインストールが可能です。

Windows初期状態で導入する機会も多いブラウザ「Google Chrome」を対象に手順を紹介します。

シナリオ・検証環境

買いたてホヤホヤのWindows OSのパソコン。コマンドで Microsoft Edgeをアンインストール（👈仕様により不可でした） してから Google Chromeをインストール しちゃおう！

なぜMicrosoft Edgeをアンインストールできないのか？ | Microsoft公式

検証環境の一覧 < ここをクリックすると折りたたみが開く >

OSのバージョンとビルド番号

PS C:\Users\XXXX> Get-CimInstance -ClassName Win32_OperatingSystem | Select-Object Caption, Version, BuildNumber | Format-Table -AutoSize

Caption                  Version    BuildNumber
-------                  -------    -----------
Microsoft Windows 10 Pro 10.0.19045 19045


PS C:\Users\XXXX>

PowerShellのバージョン

PS C:\Users\XXXX> $PSVersionTable

Name                           Value
----                           -----
PSVersion                      5.1.19041.5486
PSEdition                      Desktop
PSCompatibleVersions           {1.0, 2.0, 3.0, 4.0...}
BuildVersion                   10.0.19041.5486
CLRVersion                     4.0.30319.42000
WSManStackVersion              3.0
PSRemotingProtocolVersion      2.3
SerializationVersion           1.1.0.1


PS C:\Users\XXXX>

対応方法

注意事項：wingetコマンド結果が文字化けしないために行う設定

wingetコマンドの結果は、文字コード「UTF-8」で出力されますが、Windows PowerShell ウィンドウが初期設定の場合、
フォントと文字コードがUTF-8に対応していないため、文字化けします。

コマンドそのものは正常終了するので問題ないですが、トラブルシューティングする場合はメッセージ必須。

文字化けしないために事前にフォントと文字コードの設定を行いましょう。

PowerShell Windows ウィンドウ のフォントを設定

1. スタートメニューから "Windows PowerShell" を選択し起動

2. Windows PowerShell ウィンドウ のタイトルバーを右クリック

3. コンテキストメニュー（またはショートカットメニュー）より「プロパティ」を選択
   

   Windows PowerShell ウィンドウ のシステムメニュー

   元のサイズに戻す(R)
   　移動(M)
   　サイズ変更(S)
   　最小化(N)
   　最大化(X)
   　閉じる(C)
   　編集(E)
   　規定値(D)
   　プロパティ(P) 👈 これを選択

4. "フォントタブ" にある フォント(F) で 「ＭＳ ゴシック」or「BIZ UDゴシック」を設定
   
   わたしは「BIZ UDゴシック」で設定

5. OKボタンをクリック

ここまでのGUI操作をすべてキーボード操作で行いたい場合

1. 「⊞Winキー ＋ R」で"ファイル名を指定して実行"を起動

2. "ファイル名を指定して実行"の名前(O)欄に「powershell」を入力しEnterキー

3. （Windows PowerShell ウィンドウ が起動したことを確認）

4. 「Alt + スペース」でWindows PowerShell のシステムメニューを開く
   （PowerToysを導入している場合は、PowerToys Runが起動してしまうので無効化が必要）

5. 「P」を入力しプロパティを表示

6. 「Alt ＋ F」でフォント設定をアクティブに

7. 指定のフォントを選択

8. Enterキーで設定が反映

参考情報：システムメニューとPowerToys Runのショートカットキーが競合する場合の対処方法

以上が「PowerShell Windows ウィンドウ のフォントを設定」でした。

Windows PowerShell ウィンドウ の文字コードを設定

コピー用

[Console]::OutputEncoding = [System.Text.Encoding]::UTF8

実際に実行した結果

PS C:\Users\XXXX> [Console]::OutputEncoding = [System.Text.Encoding]::UTF8
PS C:\Users\XXXX>

実行しても文字コードが変わった等のメッセージは表示されません。[Console]::OutputEncodingを実行すると、
下記のように現在の文字コードが表示されます。

現在の文字コードを確認

PS C:\Users\XXXX> [Console]::OutputEncoding


BodyName          : utf-8
EncodingName      : Unicode (UTF-8)
HeaderName        : utf-8
WebName           : utf-8
WindowsCodePage   : 1200
IsBrowserDisplay  : True
IsBrowserSave     : True
IsMailNewsDisplay : True
IsMailNewsSave    : True
IsSingleByte      : False
EncoderFallback   : System.Text.EncoderReplacementFallback
DecoderFallback   : System.Text.DecoderReplacementFallback
IsReadOnly        : False
CodePage          : 65001



PS C:\Users\XXXX>

以上が「Windows PowerShell ウィンドウ の文字コードを設定」でした。

wingetコマンドでソフトウェア・アプリをインストール

Windows PowerShellは“管理者として実行”

通常通り開いたWindows PowerShellでwingetコマンドを実行すると「ユーザーアカウント制御（UAC）」が表示されます。
そのまま「はい」を選択しても問題なく処理が進行しますが、
“管理者として実行”でWindows PowerShellを起動した方がユーザーアカウント制御を表示せずに進めることができるのでオススメ。

Windows PowerShellを管理者として実行する方法

補足情報：wingetコマンドで自動インストールされるソフトウェア

wingetコマンドを実行すると、指定したソフトウェア（今回の例ではChrome）以外に「Windows Package Manager Source (winget) V2」というソフトウェアも同時にインストールされます。
ユーザー側に通知やメッセージなどはなく自動でインストールされていると思いますが、これはwingetコマンドを実行するために必要なソフトウェアとなるので、ご安心ください。

wingetでインストールする場合

winget install --id "対象ソフトウェアのID（winget上のID）"

実際に“Google Chrome（ID：Google.Chrome）”をインストールしてみます。

はじめてwingetコマンドを使用する場合は同意を求められます。

これは、はじめてwingetコマンドを実行した時に表示される同意を求めるメッセージ。
これに対して「y」でEnterキーを押すことで同意と見なされます。

同意した後は、問題なくwingetの検索コマンドが機能し結果が表示されました。

はじめてwingetの検索コマンドを実行すると……

PS C:\Users\XXXX> winget search -q "google chrome"
'msstore' ソースでは、使用する前に次の契約を表示する必要があります。
Terms of Transaction: https://aka.ms/microsoft-store-terms-of-transaction
ソースが正常に機能するには、現在のマシンの 2 文字の地理的リージョンをバックエンド サービスに送信する必要があります (例: "US")。

すべてのソース契約条件に同意しますか?
[Y] はい  [N] いいえ: y
名前                     ID                     バージョン    一致                       ソース
-----------------------------------------------------------------------------------------------
Google Chrome (EXE)      Google.Chrome.EXE      134.0.6998.89 ProductCode: google chrome winget
Google Chrome            Google.Chrome          134.0.6998.89                            winget
Google Chrome Beta       Google.Chrome.Beta     135.0.7049.17                            winget
Google Chrome Beta (EXE) Google.Chrome.Beta.EXE 135.0.7049.17                            winget
Google Chrome Canary     Google.Chrome.Canary   136.0.7075.0                             winget
Google Chrome Dev        Google.Chrome.Dev      136.0.7064.0                             winget
Google Chrome Dev (EXE)  Google.Chrome.Dev.EXE  136.0.7064.0                             winget
PS C:\Users\XXXX>

実際にwingetコマンドでインストールした結果

PS C:\Users\XXXX> winget install --id "google.chrome"
見つかりました Google Chrome [Google.Chrome] バージョン 134.0.6998.89
このアプリケーションは所有者からライセンス供与されます。
Microsoft はサードパーティのパッケージに対して責任を負わず、ライセンスも付与しません。
ダウンロード中 https://dl.google.com/dl/chrome/install/googlechromestandaloneenterprise64.msi
  ██████████████████████████████   125 MB /  125 MB
インストーラーハッシュが正常に検証されました
パッケージのインストールを開始しています...
インストーラーは管理者として実行するように要求するため、プロンプトが表示されます。
インストールが完了しました
PS C:\Users\XXXX>

これで無事インストール完了です。

（切り戻し手順）wingetコマンドでソフトウェア・アプリをアンインストール

下記はアンインストールコマンドです。

もともと今回の記事でMicrosoft Edgeを消すこともテーマにしようとしていましたが、いつの間にかWindows OSの仕様でMicrosoft Edgeがアンインストールできなくなっていました。

前述で紹介したとおり、Windows OSでは動作を保証する為に最低限入れておくべきソフトウェアがあるとのこと。
そのソフトウェアの中にMicrosoft Edgeが含まれていて、GUIのマウス操作でもCLI操作でもアンインストールができなくなったということのようです。

Microsoft Edgeをアンインストールしようとwingetコマンドを実行するとエラーが発生

Microsoft Edgeのアンインストールではエラーが発生

PS C:\Users\XXXX> winget uninstall --id "microsoft.edge"
見つかりました Microsoft Edge [Microsoft.Edge]
パッケージのアンインストールを開始しています...
アンインストールは次の終了コードで失敗しました: 93
PS C:\Users\XXXX>

wingetでアンインストールする場合

winget uninstall --id "対象ソフトウェアのID（winget上のID）"

PS C:\Users\XXXX> winget uninstall --id "google.chrome"
見つかりました Google Chrome [Google.Chrome]
パッケージのアンインストールを開始しています...
正常にアンインストールされました
PS C:\Users\XXXX>

wingetコマンドでソフトウェア・アプリのIDを検索する方法

ソフトウェア・アプリのIDを検索するコマンド

winget search -q "google chrome"

実際の実行結果

PS C:\WINDOWS\system32> winget search -q "google chrome"
名前                     ID                     バージョン    一致                       ソース
-----------------------------------------------------------------------------------------------
Google Chrome (EXE)      Google.Chrome.EXE      134.0.6998.89 ProductCode: google chrome winget
Google Chrome            Google.Chrome          134.0.6998.89                            winget
Google Chrome Beta       Google.Chrome.Beta     135.0.7049.17                            winget
Google Chrome Beta (EXE) Google.Chrome.Beta.EXE 135.0.7049.17                            winget
Google Chrome Canary     Google.Chrome.Canary   136.0.7075.0                             winget
Google Chrome Dev        Google.Chrome.Dev      136.0.7064.0                             winget
Google Chrome Dev (EXE)  Google.Chrome.Dev.EXE  136.0.7064.0                             winget
PS C:\WINDOWS\system32>

補足情報：既定のブラウザの変更は仕様上できませんでした

前述したとおり、Microsoft Edgeのアンインストールが仕様上できませんでした。
そこで既定のブラウザをコマンドで変更できないか検討するも断念しました。

PowerShellコマンドレットでレジストリを変更するコマンド

Set-ItemProperty -Path "HKCU:\Software\Microsoft\Windows\Shell\Associations\URLAssociations\http\UserChoice" -Name ProgId -Value "ChromeHTML"

上記のコマンドレットでレジストリに登録している既定の「MSEdgeHTM」を「ChromeHTML」に変更しょうとしました。
結果、管理者ユーザーでもUserChoice配下のアクセスを拒否されてしまい既定のブラウザ変更も不可という結論に。

ここだけGUI操作になってしまいますが、「Winキー + R」で開く“ファイル名を指定して実行”の名前(O)欄に「ms-settings:defaultapps」を入力しEnterを押すことで既定のアプリが開きます。

コピー用

ms-settings:defaultapps

応用技術：パッケージを検索してインストールできるFunction

Windows PowerShell ウィンドウに貼り付けて実行するだけで、名前もしくはIDでパッケージを検索しIDとバージョンを指定することで、
インストールできるFunctionを作りました。

下記が実際に動かしている画面です。

パッケージを検索してインストールできるFunction（Function実行のコード含む）

Function Install-WingetPackage {
    param (
        [Parameter(Mandatory = $false)]
        [string]$PackageId, # インストール対象のパッケージ ID（任意）

        [Parameter(Mandatory = $false)]
        [string]$Version, # 指定があればそのバージョンをインストール

        [Parameter(Mandatory = $false)]
        [string]$Source = "winget" # 指定があればソースも選択
    )

    $statusCode = 0

    # コンソールのエンコーディングをUTF-8に設定
    [Console]::OutputEncoding = [System.Text.Encoding]::UTF8

    # パッケージ ID が指定されていない場合、パッケージリストを取得
    if (-Not $PackageId) {
        Write-Host ""
        Write-Host "> 利用可能なパッケージのリストを取得中..." -ForegroundColor Yellow
        Write-Host ""
        Write-Host "> Wingetパッケージで検索する名前もしくはIDを入力しEnterキーを押してください。（例: chrome)"
        $query = Read-Host
        $wingetListOutput = (winget search -q $query | Out-String)

        if (-Not $wingetListOutput) {
            Write-Error "wingetコマンドが実行できないか、指定された条件でデータを取得できませんでした。"
            $statusCode = -11
            return $statusCode
        }

        # パッケージリストを整形して表示
        $lines = ($wingetListOutput -split "`r?`n")
        # 名前やID、バージョンなどの情報があるデータと区切り線のみを抜粋
        $availablePackages = $lines | Where-Object { $_ -match "^\S+\s+\S+" -or $_ -match "^-{2,}" }

        if (-Not $availablePackages) {
            Write-Error "> 利用可能なデータが見つかりませんでした。条件を見直して再試行してください。"
            $statusCode = -12
            return $statusCode
        }

        Write-Host ""
        Write-Host "> 取得したパッケージ情報の一覧を表示します。:" -ForegroundColor Green
        $availablePackages | ForEach-Object { Write-Host $_ }

        # ユーザーに ID を入力させる
        Write-Host ""
        Write-Host "> インストールするパッケージの「ID」を入力しEnterキーを押してください。（例: google.chrome）"
        $selectedId = Read-Host
        if (-Not $selectedId) {
            Write-Error "未入力です。処理を終了します。"
            $statusCode = -13
            return $statusCode
        }
    }
    else {
        $selectedId = $PackageId
    }

    # 選択されたパッケージのバージョンを確認
    Write-Host ""
    Write-Host "> 利用可能なバージョンを確認中（$selectedId）..." -ForegroundColor Yellow
    $wingetOutput = (winget show --id $selectedId --versions | Out-String)

    if (-Not $wingetOutput) {
        Write-Error "パッケージ '$selectedId' が見つかりませんでした。"
        $statusCode = -21
        return $statusCode
    }

    # バージョン情報のみを抽出し一覧を作成
    $lines = ($wingetOutput -split "`r?`n")
    $availableVersions = ($lines -replace "\s+", "" | Where-Object { $_ -ne "" -and $_ -match "^\d" } | Sort-Object)

    if (-Not $availableVersions) {
        Write-Error "パッケージ '$selectedId' のバージョン情報を取得できませんでした。"
        $statusCode = -22
        return $statusCode
    }

    Write-Host ""
    Write-Host "> 取得したバージョン情報の一覧を表示します。:" -ForegroundColor Green
    ($availableVersions | ForEach-Object { Write-Host $_ })

    if (-Not $Version) {
        # ユーザーにバージョンを入力させる（空の場合は最新版を使用）
        Write-Host ""
        Write-Host "> インストールするバージョンを入力しEnterキーを押してください。（未入力の場合は最新バージョンを選択）"
        $selectedVersion = Read-Host

        # バージョンが未指定の場合、最新版を選択
        if (-Not $selectedVersion) {
            $selectedVersion = $availableVersions[-1]
            Write-Host ""
            Write-Host "> 最新版 '$selectedVersion' をインストールします。" -ForegroundColor Yellow
        }
    }
    else {
        $selectedVersion = $Version
    }
    
    if (-Not ($availableVersions -contains $selectedVersion)) {
        Write-Error "指定されたバージョン '$selectedVersion' は一覧にありません。"
        $statusCode = -23
        return $statusCode
    }

    Write-Host ""
    Write-Host "> $selectedId のバージョン $selectedVersion のダウンロードとインストールを開始します..." -ForegroundColor Green

    # 標準出力を破棄してインストール処理を実行
    (winget install --id $selectedId --version $selectedVersion --source $Source --silent | Out-Null)
    $wingetExitcode = $LASTEXITCODE

    if ($wingetExitcode -eq 0) {
        Write-Host "> $selectedId バージョン $selectedVersion のインストールが完了しました。" -ForegroundColor Green
    } else {
        Write-Error "インストール中にエラーが発生しました。winget 終了コード: $wingetExitcode"
        $statusCode = -24
        return $statusCode
    }

    return $statusCode
}

# Functionの実行
Install-WingetPackage

このFunctionは、基本的に対話型を目的 としています。

下記のように引数を指定するとすべて自動で処理が進みますが、このように引数をすべて指定するのであれば wingetコマンドを直接使った方が手っ取り早いでしょう。

PowerShellのバージョン「7.5.0」を引数指定で導入する場合

Install-WingetPackage -PackageId "microsoft.powershell" -Version "7.5.0.0"

このFunctionで唯一、優位性があるのは「文字コードをUTF-8で指定」しているぐらいでしょうが、作業者の方が毎回すべて引数を指定するのであれば冗長的な関数になってしまいます。利用される際はご注意ください。

“パッケージを検索してインストールできるFunction”のソース部分のみ抜粋

Function「Install-WingetPackage」のソース

Function Install-WingetPackage {
    param (
        [Parameter(Mandatory = $false)]
        [string]$PackageId, # インストール対象のパッケージ ID（任意）

        [Parameter(Mandatory = $false)]
        [string]$Version, # 指定があればそのバージョンをインストール

        [Parameter(Mandatory = $false)]
        [string]$Source = "winget" # 指定があればソースも選択
    )

    $statusCode = 0

    # コンソールのエンコーディングをUTF-8に設定
    [Console]::OutputEncoding = [System.Text.Encoding]::UTF8

    # パッケージ ID が指定されていない場合、パッケージリストを取得
    if (-Not $PackageId) {
        Write-Host ""
        Write-Host "> 利用可能なパッケージのリストを取得中..." -ForegroundColor Yellow
        Write-Host ""
        Write-Host "> Wingetパッケージで検索する名前もしくはIDを入力しEnterキーを押してください。（例: chrome)"
        $query = Read-Host
        $wingetListOutput = (winget search -q $query | Out-String)

        if (-Not $wingetListOutput) {
            Write-Error "wingetコマンドが実行できないか、指定された条件でデータを取得できませんでした。"
            $statusCode = -11
            return $statusCode
        }

        # パッケージリストを整形して表示
        $lines = ($wingetListOutput -split "`r?`n")
        # 名前やID、バージョンなどの情報があるデータと区切り線のみを抜粋
        $availablePackages = $lines | Where-Object { $_ -match "^\S+\s+\S+" -or $_ -match "^-{2,}" }

        if (-Not $availablePackages) {
            Write-Error "> 利用可能なデータが見つかりませんでした。条件を見直して再試行してください。"
            $statusCode = -12
            return $statusCode
        }

        Write-Host ""
        Write-Host "> 取得したパッケージ情報の一覧を表示します。:" -ForegroundColor Green
        $availablePackages | ForEach-Object { Write-Host $_ }

        # ユーザーに ID を入力させる
        Write-Host ""
        Write-Host "> インストールするパッケージの「ID」を入力しEnterキーを押してください。（例: google.chrome）"
        $selectedId = Read-Host
        if (-Not $selectedId) {
            Write-Error "未入力です。処理を終了します。"
            $statusCode = -13
            return $statusCode
        }
    }
    else {
        $selectedId = $PackageId
    }

    # 選択されたパッケージのバージョンを確認
    Write-Host ""
    Write-Host "> 利用可能なバージョンを確認中（$selectedId）..." -ForegroundColor Yellow
    $wingetOutput = (winget show --id $selectedId --versions | Out-String)

    if (-Not $wingetOutput) {
        Write-Error "パッケージ '$selectedId' が見つかりませんでした。"
        $statusCode = -21
        return $statusCode
    }

    # バージョン情報のみを抽出し一覧を作成
    $lines = ($wingetOutput -split "`r?`n")
    $availableVersions = ($lines -replace "\s+", "" | Where-Object { $_ -ne "" -and $_ -match "^\d" } | Sort-Object)

    if (-Not $availableVersions) {
        Write-Error "パッケージ '$selectedId' のバージョン情報を取得できませんでした。"
        $statusCode = -22
        return $statusCode
    }

    Write-Host ""
    Write-Host "> 取得したバージョン情報の一覧を表示します。:" -ForegroundColor Green
    ($availableVersions | ForEach-Object { Write-Host $_ })

    if (-Not $Version) {
        # ユーザーにバージョンを入力させる（空の場合は最新版を使用）
        Write-Host ""
        Write-Host "> インストールするバージョンを入力しEnterキーを押してください。（未入力の場合は最新バージョンを選択）"
        $selectedVersion = Read-Host

        # バージョンが未指定の場合、最新版を選択
        if (-Not $selectedVersion) {
            $selectedVersion = $availableVersions[-1]
            Write-Host ""
            Write-Host "> 最新版 '$selectedVersion' をインストールします。" -ForegroundColor Yellow
        }
    }
    else {
        $selectedVersion = $Version
    }
    
    if (-Not ($availableVersions -contains $selectedVersion)) {
        Write-Error "指定されたバージョン '$selectedVersion' は一覧にありません。"
        $statusCode = -23
        return $statusCode
    }

    Write-Host ""
    Write-Host "> $selectedId のバージョン $selectedVersion のダウンロードとインストールを開始します..." -ForegroundColor Green

    # 標準出力を破棄してインストール処理を実行
    (winget install --id $selectedId --version $selectedVersion --source $Source --silent | Out-Null)
    $wingetExitcode = $LASTEXITCODE

    if ($wingetExitcode -eq 0) {
        Write-Host "> $selectedId バージョン $selectedVersion のインストールが完了しました。" -ForegroundColor Green
    } else {
        Write-Error "インストール中にエラーが発生しました。winget 終了コード: $wingetExitcode"
        $statusCode = -24
        return $statusCode
    }

    return $statusCode
}

まとめ

• コマンドでソフトウェア・アプリをインストールするコマンド

  インストールするコマンド

  winget install --id "対象ソフトウェアのID（winget上のID）"
  

• コマンドでソフトウェア・アプリをアンインストールするコマンド

  アンインストールするコマンド

  winget uninstall --id "対象ソフトウェアのID（winget上のID）"
  

• コマンドでwingetパッケージの情報を検索するコマンド

  パッケージの情報を検索するコマンド

  winget search -q "対象のソフトウェア名・アプリ名"
  

• パッケージを検索してインストールできるFunction
  wingetに慣れていない方にも対話式で使用できるFunction「Install-WingetPackage」を作れた！

参考文献

https://haretokidoki-blog.com/pasocon_software-and-tools-used-with-powershell

https://ko-fi.com/post/Resolving-shortcut-conflicts-between-system-menu-a-X8X81C414S

https://support.microsoft.com/ja-jp/microsoft-edge/why-can-t-i-uninstall-microsoft-edge-ee150b3b-7d7a-9984-6d83-eb36683d526d

https://zenn.dev/haretokidoki/articles/a5d1a471a5699a