あんスタ!!Musicにアニマル広場が追加されました
「Happy Elements Advent Calendar 2023」 12月14日の記事です。
自己紹介
Happy Elements株式会社 カカリアスタジオのあんさんぶるスターズ!!Musicチームでエンジニアとして働いているN.Y.です。
所属チームでは新規開発と運用業務を主に行っています。
前職ではWEB制作の会社でホームページ作成業務を行っていました。
はじめに
あんスタ!!Music8周年from ME編のアップデートで「アニマル広場」が追加されました!
ユーザーさんから「可愛い」「癒やし」「ずっと見ていられる」等の反応をいただきました。
本記事では制作時に拘ったポイントなどを紹介してみたいと思います。
アニマル広場ってどんな機能?
公式X引用ですが、Music のオフィス(箱庭ゲーム)の拡張機能です。
既存のオフィスとは異なる、アニマルが登場する新しい部屋の箱庭ゲームが楽しめます。
制作時に拘ったポイント
1. アニマルの豊富なモーション
オフィス機能は Spine[1] で作られていて、アニマルも Spine で制作されており、モーションが豊富に用意されています。
待機モーション(歩く、走る、毛づくろい、うたたね)
タップモーション(喜ぶ、威嚇する、キョトン)
アニマル広場の再生中に、待機モーションがランダムで切り替わったり、タップモーションの反応も様々で、動物の気ままな動作が感じられるポイントです。
実は(?)アニマル毎のパラメーターも用意されていて、アニマル毎に歩くスピード・走るスピードの固有値が設定されていて、動作による特徴付けがされているのも隠しポイントです。
このあたりはインゲームの検証を主導して進めてくださったエンジニアが設定されていたもので、初期段階でアニマル毎の特徴が共有できていたので、特に初期仕様としては無かったもののエンジニア側でパラメーター調整を可能にしておいたことで実現できました😀
エサモーション
オフィスアイテムのモーション
アイドルとの掛け合いモーション(アニマルコミュ)
ほかにも「エサモーション」「オフィスアイテムのモーション」「アニマルコミュ」など、他の Spine と連動するモーションも多数用意されていて、時間経過でエサが空になったり、模様替えするとベッドへアニマルが寝転んだり、アイドルを入れ替えるとアニマルとの掛け合いモーションが発生したり(驚く・慣れてる等のバリエーションがありアイドルの反応が楽しめる)、特定のモーションではアニマルの鳴き声が再生されたり・・色々と盛り沢山です!
2. 壁装飾を飾れるオフィスアイテム「パネル」追加
もうひとつの拘りポイントとしては、壁装飾を飾れるオフィスアイテム(パネル)を追加していて、パネルを設置することで壁装飾アイテムの配置の自由度が上がりました!
従来はオフィスの壁際にしか壁装飾デコを配置することが出来なかったのですが、パネルを利用することで立体的な(?)模様替えが出来るようになりました 🏠
配置変更時に親子関係が成立している場合はくっついて動いたり、ユーザーさん目線で違和感の少ないルールを検討したのが拘りポイントです。
ちなみに機関車もパネルに配置出来たりします
3. パフォーマンス改善、ショップAPIの処理時間が1/3に!
最後は開発寄りの話になりますが、オフィスのショップAPIが重いぞ…という話があり、アニマル広場のリリースに合わせてリファクタリングとパフォーマンス改善を行いました。
折角機能を盛っても使い心地が快適でないと…ということで重い腰を上げ、NewRelic で負荷調査を行い気になる箇所を直していったところ、9/28 のリリース以降改善が見られたので良かったです…!
改善ポイント
改善結果
アップデート要素や機能拡張の課題
1. アニマルとアイドルとオフィスアイテムが連動するモーション
アップデート要素として、運用側のオフィスアイテム追加に合わせて、アニマルとアイドルとオフィスアイテムが連動するモーションを用意しており、第一弾が11月上旬に公開されました。
アニマルコミュに更にオフィスアイテムのバリエーションが加わることで、アニマル広場がさらに賑やかになりそうです。
2. アニマルの2人掛けソファモーション
2人掛けソファのモーションは少し変わっていて、既存の仕組みとしては、2人のアイドルが非同期にモーションを開始出来る仕組みになっており、アニマル部分の拡張について後日検証を予定しています。
内部的には、独立している2つのアクションポイントに対してモーションが開始可能かの計算を行っていて、個体毎にスケルトン構造が異なるアニマルにも適用可能か、複数アニマルを制御する上で描画の優先度をどのように管理するか、といった点を調査していく想定です。
さいごに
アニマル広場の制作時に拘ったポイントや機能拡張について紹介しました。
本記事を以てアプリの魅力が少しでも伝わったら嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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