AndroidStudioが意外と便利だった
はじめに
Unityでゲーム開発をしているとめったに触れることのないAndroidStudioですが、けっこう便利だなと思える場面が多々あったので、そのご紹介です。
確認環境:
MacOS Ventura 13.7
Android Studio Koala 2024.1.1 Patch 1
logcatが見やすい
Android実機からのログ表示に使うadb logcat
コマンド。
adb logcat -s Unity:E
このようにオプションの指定で出力をフィルタして利用するのが一般的かと思いますが、
AndroidStudioのLogcatタブから見ることも出来ます。
色分けされているので見やすく、またフィルタもわかりやすい形で掛けることが可能です。
Command+Fでログの検索も可能。
また、ウィンドウ左のツールバー下にあるカメラアイコンを押すとスクリーンショットが、ビデオアイコンを押すと動画の録画が可能です。
Androidで撮ってPCに転送することも可能ではありますが、こちらの方が楽な場合もあるかなと思います。
メモリ使用状況の確認が簡単
Profilerタブから、Android実機のメモリ使用状況がわかります。
タブを選択後、SESSIONSの横の+
を押すと接続先を聞かれるので、デバッグビルドしたアプリを指定すると…
CPUとメモリの状況がわかります。
メモリの表示部分をタップすると、より詳細な内容が表示されます。
ある時点での詳細な状況を確認する場合はUnityのMemoryProfilerが便利ですが、時間経過による変化に関してはUnity標準のProfilerより見やすいように思います。
JavaがGarbage Collectionを行ったタイミングもわかったりします。
AndroidManifestが確認できる
Unityプロジェクトの各所に散らばるAndroidManifest。どんな権限をどこで許可していたっけ…?となる場合も少なくないと思いますが、AndroidStudioならすぐに把握できます。
AndroidStudioでAnalyzeAPKを選択し、確認したいapkを選びます。すると、アプリの内部ファイルが表示されます。
そこにAndroidManifestがありますので、それをクリックすれば、最終的なAndroidManifestが確認可能です。
APK内部のファイルサイズ状況が確認できる
上記の解析で、各ファイルがサイズのどれくらいを占めているかもわかります。
「あれ?なんかapk大きくなったかも?」と思ったらとりあえずAndroidStudioに放り投げてみるのが良さそうです。
Androidのファイラーとして
DeviceExplorerで、接続しているAndroidのファイラーとしても利用できます。
ファイルの取得もAndroidStudioから行う事ができます。
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