iTerm2でコピーモードとの再会
2019年、夏、こいつと出会った
やけに暑い日々の中、
なにかの操作ミスで突然現れたこいつ
名前もわからなかったので、カクテルグラスと名付けていた
名前がわからないんじゃ、調べようもない
当然カクテルグラス カーソル
で、検索ヒットするわけもなく…
どうやってこのカーソルになったかもわからないので
もとのカーソルに戻す方法もわからなかった
2020年、春、カクテルグラスになったら画面を閉じて、また開いた日々
いつもより長めに桜が咲いていたんじゃないかと記憶している
またこいつと出会うことになる、何度も、だ
こいっつってば、画面を縦横無尽に移動することを知った
どうやら、Cmd + Shift + C
ででてくることがわかった
Cocktail(カクテル)
も頭文字はC
だ
2020年、冬、またこいつと再会する、もう怖くない
今年は雪があまり降らないな、と、空を見上げたりもした
操作ミスでこいつに再会する
だけど、もう一度Cmd + Shift + C
を押下すればもとに戻ることを知ったため
怖くなくなっていた
(しかし、こいつはなんのために生まれてきたのだろう…?)
そう思いながら、私はCmd + Shift + C
を押下し、
もとのこのカーソルに戻すのだった
その日は少し多めに点滅していた
まるで私に雪を見せてくれているかのように
2021年、春、こいつの機能を知る
今年の桜は早めに散ってしまったな、と、ひとりごちながら、コンビニから帰ってきた
操作ミスも少なくなっていたので、忘れてかけていたが
またこいつと再会する
そういえば、Cmd + Shift + C
だっけ
C
ということはコピーに関することなのかな
気づくのがおそすぎた私である
コピーモード…?
ようやく検索でヒットするであろう単語を知るのである
折も折、ファイル名達をコピーし、シートに一覧とする作業の中、
このコピーモードを使用してみる
Cmd + Shift + C
でコピーモード
にする
また、会ったな
十字キーもしくはVim操作での上下左右で画面を縦横無尽に動かし、コピーしたい箇所に向かわせる
ひゃほい
v
を押下する
なんだか少し色が変わった気がする
さしずめギムレットが注がれたようである
この機能を知ったことを言いたかったがために、
長々とこの文章を書いてきたのである
Cmd + c
で、選択された(色の変わった)箇所がコピーされる
Ctrl + v
で、短径選択、Shift + V
で行選択、Vim操作と同じだ
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