AWS EC2の使い方:インスタンスを起動してHello Worldを表示するまで 🔰
はじめに
AWSのEC2については、インターネットや書籍などで学習できます。
最近はChatGPTなどを使って情報を調べられる時代になり、「あらためてアウトプットする必要はあるのかな?」と悩みましたが、自分なりの言葉で整理してみるという目的で、あえてEC2について書いてみることにしました。
EC2をまだ知らない方、これから学習したい方向けの記事です。
すでに十分ご存じの方は、そっとブラウザを閉じていただいて大丈夫です。
サーバーとは?
EC2を説明する前に、まずはサーバーについて簡単に整理します。
サーバーとは、サービスを提供してくれるコンピューターのことです。
例えるなら、美味しいカクテルを提供してくれるバーテンダーのお兄さん・お姉さんです。
お客さんが飲みたいお酒をオーダーすると、その要求に応えてカクテルを作ってくれます。
お客さん自身が材料を揃えて作る必要はなく、お金を払えば飲みたいものが手に入ります。
このように、「欲しいサービスを提供してくれる存在」がサーバーです。
クラウドコンピューティングとは?
少し昔の話になります。
以前はサーバーを使うために、自前で機器を用意し、常時起動させたり、サーバールームに設置したりと、物理的にいろいろ大変な作業が必要でした。
サーバールームが寒かったり、電波が届かず調べ物ができなかったりと、なかなか過酷な環境だった方も多いと思います。
インターネットの普及とともに、こうした負担を軽減してくれる救世主が登場しました。
それがクラウドコンピューティングです。
クラウドコンピューティングとは、サーバーやネットワークなどのITリソースを、インターネット経由で借りられる仕組みのことです。
LANケーブルが絡まったり、ホコリでスーツが汚れたりする心配もなくなります。
暖かい環境で、ググりながらマウスをぽちぽちするだけでサーバーが構築できる、便利な仕組みです。
AWS(Amazon Web Services:アマゾン ウェブ サービス)は、Amazonが提供するクラウドコンピューティングサービスです。
EC2とは?
AWSには非常に多くのサービスがあります。
EC2は、その中のひとつです。
EC2(Elastic Compute Cloud:エラスティック コンピュート クラウド)とは、サーバー(仮想マシン)をまるごと提供してくれるサービスです。
先ほどの例でいうと、バーテンダーのお兄さん・お姉さんにあたります。
仕組みとしては「仮想マシンの時間貸し」ですが、
まずは 「サーバー一式を必要な分だけ使えるサービス」 とイメージできればOKです。
なお、EC2では以下のような設定を選択できます。
- OS
- CPUのコア数や性能
- メモリ容量
- ストレージ容量 など
ハンズオンでEC2を動かそう!
それでは早速ハンズオンです。
お決まりの 「Hello World!」 を表示してみましょう。
- AWSアカウントにログインし、検索欄で「EC2」と検索します。
(または、最近アクセスしたサービスからEC2を選択します。)

- 「インスタンスを起動」ボタンをクリックします。

- 名前に
My-first-web-serverと入力します。

- AMI(マシンイメージ)は Amazon Linux 2023 AMI を選択し、
インスタンスタイプは t2.micro (または t3.micro) を選択します。
※ 無料枠で学習する場合は、起動時間に注意してください。
複数台を長時間起動していると、料金が発生してがっかりすることになります。

- 今回はキーペアの作成は割愛します。
(SSH接続を行う場合は作成が必要です。)

- HTTPトラフィックを有効にします。

- 「高度な詳細」をクリックします。

- ユーザーデータに以下のスクリプトを記述します。
#!/bin/bash
sudo yum update -y && sudo yum install -y httpd
sudo systemctl start httpd && sudo systemctl enable httpd
echo "Hello World!" > /var/www/html/index.html

- 「インスタンスを起動」ボタンをクリックします。

- 数秒ほどでインスタンスが作成されます。
作成後、表示されているインスタンスIDをクリックします。

- 赤枠のIDをクリックします。

- パブリックIPが表示されるので、ブラウザに
http://パブリックIPと入力してください。

表示確認
無事に 「Hello World!」 と表示されました。お疲れさまでした。

もし表示されない場合は、以下を確認してみてください。
- URLが http になっているか
- インスタンスが「実行中」になっているか
インスタンスの停止について
使い終わったら、忘れずにインスタンスを停止しましょう。
インスタンス一覧から対象のインスタンスを選択し、
右クリック → 「インスタンスを停止」を選択します。

停止には少し時間がかかります。
⚠️ 「インスタンスを終了」 はクリックしないよう注意してください。
インスタンスを終了
「インスタンスを終了」は、いわば破壊の呪文です。
一度実行すると、インスタンスは完全に削除されます。

うっかり唱えないよう、操作するときは気をつけましょう。
さいごに
EC2は、AWSの中でもよく使われる基本的なサービスです。
最初は難しく感じるかもしれませんが、
「サーバーを借りて動かしている」というイメージを持つと理解しやすくなります。
まずは触ってみて、止めて、また起動してみる。
そんな小さな体験の積み重ねが、理解につながっていくと思います。
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