😽

エンジニア2年目ですが、チームでデータ分析コンペに参加してみました(前編)

2022/12/18に公開約3,000字

はじめに

みなさん、こんにちは。ひよこインフラエンジニアです。普段はSIerにて、AWSを活用したインフラ領域を中心に、既存システムの保守運用や新規システムの構築・テストなどのお仕事をしています。
このたび、TECH PLAY女子部さんのアドベントカレンダーに参加し、「TECH PLAY女子部 Advent Calendar 2022」[1]の18日目の記事として本記事を公開する運びとなりました。2022年8-9月にかけて、会社の先輩方と弊社が主催するデータ分析コンペに参加したため、その体験について記します。今回は前編として、普段の業務・コンペの概要紹介、参加のきっかけについて述べています。

普段はどのような業務を行っているのか

私が所属するチーム(プロパー7人、派遣さん3人)は、AWSを活用したインフラ領域の設計・構築・テスト・運用保守をしています。具体的には、オンプレミスとの接続を含むネットワーク周りや、EC2、RDSといったリソースの他、セキュリティやログ・監視などが担当です。一方で、OSより上のレイヤーであるミドルウェアやアプリケーションはあまり関わっておらず、別の部署の業務チームが担当しています。つまり、「日常的に業務でデータ分析・AIに触れるような環境」ではありません。そのような環境で、なぜデータ分析コンペに参加したのでしょうか。

データ分析コンペの概要

開催期間は2022年8~9月の1か月間で、テーマは「協賛企業から提供されるデータを活用して、企業のビジネス拡大につながる提案を行うこと」。今年提供されたデータは、過去1年間のとあるテーマパークについて、来園者の位置情報を集めたものでした。また、関連データとしてアトラクションの稼働・休止データ、パーク内のイベントデータ、外部の天候データなども使用が認められています。エントリーは、個人であっても、グループ(最大5名まで)でも可能です。参加規約上、詳細はお伝えしかねますが、どのような軸で分析するか、どのような提案をするかは、エントリー者にかなり自由度があるという印象を受けました。ただし、データ分析に使用する環境は参加者間で統一されています。
まずは成果物を提出し、書類審査が行われます。その後、上位者による最終審査として、プレゼンテーション審査が行われます。

なぜデータ分析コンペに参加したのか

私はチーム内での改善活動や、勉強会についてリーダ―の立場を任されており、司会進行や、アイディア出しなどを行っています。チームの勉強会のテーマを模索する中で、データ分析コンペの開催通知をみつけ、5人までであればチームとしてエントリー可能であったことから、興味をひかれました。とはいえ、上司やチームのメンバーはみな私より年次が上であり、通常業務で多忙です。そのため、チームにとってのメリット、さらにはその上の部門にとってのメリットを説明し、先輩方と一緒に参加できるようにしようと考えました。

説得に使用した理由

実際に、チームメンバーに参加をお願いするときは、下記の観点をふまえてお話を行い、「相談」の形をとりました。がっつり誰かにやりたいことを説明するのが初めてだったため、かなり緊張しました。

  • 長らく所属部署で行われてきた、「人月モデルを前提にインフラ領域のみを担当する」SIでは今後の収益が厳しくなるため、提案型・アプリ領域も視野に入れた業務の遂行が求めらるようになってきている
  • その土台作りとして、部内の勉強会やチーム内での改善活動において、お客様への理解を深める活動または、新技術への挑戦が推奨されている
  • 当該コンペの目的は「協賛企業から提供されるデータを活用して、企業のビジネス拡大につながる提案を行うこと」であり、コンペに参加することで、お客様への理解を深め、提案力を鍛えることができるのでは、という期待があった
  • 弊社はAIやデータ分析の技術を強みとしており、部署でも近年案件が増加傾向にあるので、データ分析・AIに関する取り組みを行い、今後の案件につなげたい
  • 私は大学時代に統計学・AIを専攻していたので、データ分析面での不安は軽減されると思う
  • コンペ開催期間が1か月であり、締め切りが明確であることから中だるみの可能性が低い
  • 成果物を提出する必要があるため、上司や部長に向けて、チームの取り組みを説明しやすい。
  • (あわよくば)チームでの取り組みの範囲を超えて、部門全体での勉強会などで成果報告を行うことで、今後もコンペ参加、部門に蓄積されているデータの活用、案件受注をしやすくなるかもしれない

説得にあたっては、下記を心がけました。

  • 業界資料や弊社・弊部のキックオフから、インフラ領域のSIの動向や、今後の方向性について情報を拾うこと
  • その上で、案件の獲得に向けてどのようなテーマの勉強会が合うか考えること
  • なぜ「チーム」なのか、なぜ「コンペ」なのか、参加によって得られるメリットを明確にすること
  • 新人の私からでは意見が通しにくいので、朝会で提案する前に援護を求めておく(隣チームのボス、弊チームのボス、弊チームの次期ボス、入社当時から私を気にかけてくださっている同性の先輩など)

私一人では説得が厳しかったので、事前に応援してくれる人を増やすのは重要だと感じました。

当時の心境

実のところ、弊社がデータ分析コンペを主催していることは就職活動時から把握しており、個人的には去年も参加を検討していたのですが、さすがに入社1年目では勇気が出ず、言い出せませんでした。また、今年は2年目になったとはいえまだまだ知識もスキルも不足しており、通常業務でも先輩方の足を引っ張っている自覚があったので、これ以上先輩方に時間を割いていただくのは申し訳ない、という気持ちもありました。

しかし、上司との1on1の中で「あなたは焦りすぎ。一通り少しわかるようになるのが5年目、一人前になるのは10年ほど業務をやった後」という言葉をいただき、レベル不足を理由にしていては、永遠に新しいことに挑戦できないと思いなおしました。また、部門内で開催される勉強会で発表する社員、特に若手が少ないという話をきいていたため、「 (あわよくば)チームでの取り組みの範囲を超えて、部門全体での勉強会などで成果報告を行う」ことで、差別化ができるチャンスだと信じることにしました。

参加してどうだったか

最終的に、開催期間内に成果物を提出することができましたが、結果は書類審査どまりでした。しかし、取り組みのことを知った部門長が勉強会で発表の場を設けてくださり、なんと90人ほどの前で発表を行うことになりました。また、来年以降のコンペに共にエンなんとトリーしてみたいという声をいただいたり、部門内に蓄積されている工数・品質管理のデータを活用する取り組みに加わってほしい、というお声がけをいただきました。予想以上に部内から反響をいただき、非常に嬉しく感じました。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。次回は後編として、具体的にどのようにチームで取り組んだのか、参加してチームとしてどのようなメリットがあったか、反省・今後の展望について述べていきます。

脚注
  1. https://adventar.org/calendars/7471 ↩︎

Discussion

ログインするとコメントできます