エンジニア1年目ですが、TECH PLAY女子部さんのイベント「場数を踏もう!ハードル激下げ雑談LT会」で人生初LTをしてみました。

2022/03/12に公開

はじめに

始めまして。ひよこインフラエンジニアと申します。普段はAWSを中心にサーバを構築したり、設計書をかいたり、議事録をとったりといったお仕事をしています。

もう1か月前になってしまいましたが、社外のコミュニティで人生初のオンラインLT登壇を致しましたので、その体験を記録します。以下の内容に触れています。

  • きっかけ:なぜエンジニア1年目にもかかわらず、LTに挑戦しようと思ったのか
  • 準備と目標設定:LTの内容はどのように決めたのか
  • 参加して感じたこと:当日の雰囲気や、LTに挑戦して良かったこと

対して、以下の内容は扱っておりませんので、ご了承ください。

  • データセンターの場所やお客様名など、業務上守秘義務がある情報
  • 個人情報
  • 技術的なLTをするコツ

「経験・知識不足が怖いけれど、何かに挑戦してみたい!」「LTに関心があるけれどハードルが高そう・・・。」という方々の、お役に立てれば幸いです。

1. きっかけ

なぜエンジニア1年目にもかかわらず、LT会で発表しようと思ったのか。結論から申し上げると「アウトプット欲が高まったから」なのですが、最後は勢いで申し込みました(笑)。順を追って説明します。

ひよこは就職活動中から、Developers SummitやCEATECなど、IT系のイベントに参加するのが好きでした。普段の勉強・業務では知りえなかった世界を気軽にのぞいたり、生き生きとお話されているスピーカの方のお話を伺うことで、日ごろの勉強のモチベーションをいただいていました。

就職後もひよこは都合が合えば参加していたのですが、Twitterやブログをサーフィンすると、積極的に意見や感想を発信している現役エンジニアさんのなんと多いこと!これは私もアカウントを作ってフォローしまくると、いちいちググらなくても関心のあるイベントや技術情報が入ってくるのでは?ということで、さっそくアカウントを開設して自身も感想をつぶやいてみることに。(始めてつぶやいたイベントは、翔泳社様主催のDevelopers Boostです。)
https://event.shoeisha.jp/devboost/20211211

このように、情報収集用にTwitterを利用し、上記のカンファレンスやコミュニティイベントを見つけては参加し、感想をTwitterで発信する、というところからひよこのアプトプットは始まりました。すると単純なひよこは、自分もお話してみたい!と思うように。ですが、最初からカンファレンスで登壇など、絵に描いた餅状態です。そんなある日タイムラインに・・・。

https://techplay.jp/event/845214

「TECH PLAY女子部」[1]さんというコミュニティで、初心者歓迎の5分間LT大会が企画されているとのこと。その名も「場数を踏もう!ハードル激下げ雑談LT会」、これは申し込むしかありません。ということで寝る前[2]に「えいや!」と申込みボタンを押しました。

補足

2022年3月現在、当時を振り返ると下記の業務上の要因も申し込みの原動力になっていたように感じます。

  • お客様との定例会において、月次報告の資料を作成・内容を話すようになった。
     → スムーズな画面共有の実施や、簡潔にわかりやすく報告するための練習がしたい
  • 比較的大きな社内イベントで上司が発表する機会があり、刺激を受けた
     → うちのボスかっこいい!
  • 新人の発表会でブログ執筆やLT、カンファレンスに興味があることを発信していた
     → (ないとは思うが)周りから聞かれたときのためにも、何か行動しておくべきでは

2. 準備と目標設定

申し込みの後は、LTのテーマ決めが必要です。弊社は比較的研修期間が長く、LT時は配属後半年も経っていませんでした。日々先輩方のご指導のもと業務や勉強に取り組んでおりますが、そのようなひよこでは、強つよエンジニアさんのように技術的な内容をお届けできません!
そのためテーマ決めの際は、1年目だからこそ発表できることはないか、という観点から考えてみました。

  • 配属されるまで、インフラエンジニアのことを詳しく知らなかった。
    → 学生さんやアプリケーションエンジニアの方もイベントには参加されるようだし、インフラの仕事内容や苦労が分かるようなものがいいかも?
  • 技術的な内容はそこまで詳しく説明できない・・・。
     → 初心者だと割り切って、初めて見て感動したものや驚き、気づきについて話そうか?
  • クラウド中心の部署だから、はじめて物理サーバをみにデータセンターに行ったときはびっくりしたな。セキュリティがっちりしていて、誰でも入れる場所じゃないし・・・。
     → 経験できる人が限られているのであれば、経験談として需要があるのでは?

上記のように考えた結果、テーマはデータセンターに行って驚いたことや大切だと感じたことに決定。また、語り口調は臨場感が出るような体験談風が良いと判断しました。加えて、データセンターの簡単な解説を冒頭に盛り込み、資料にはオンライン上で公開されている写真を引用することにしました。目標は、データセンターに行ったことがない方にもイメージがしやすいような、楽しい発表をすることです。以上を踏まえて、タイトルは""配属後1週間で「ちょっとデータセンタ行こうか」と言われたひよこの話""としました。

3. 参加して感じたこと

いよいよ発表当日です。緊張しますが、前々日にテーマを決めたことや、発表資料を当日60分以内で作ったことなど、参加者さんはご存じないはずです。あとは伝えたいことが伝わるよう、協調して話すだけです。本番が始まってしまえばあとは怖いものはないはずです。

実際は、主催者様の進行のご様子や、発表中であっても参加者の皆さんが積極的に相槌やチャットによるリアクションをしてくださったため、終始和やかに発表することができました。今までの中で最もノリノリで発表できたと思います。(生息地域の方言が出てしまったので、テンションが少し高すぎたかもしれません。その点は申し訳ございませんでした。)また、発表後も「データセンターに行きたくなった」「スライド間のつなぎが上手い」といった内容、発表方法に対するフィードバックをいただくことができ、非常に励みになりました。

改めまして、主催者の皆様、参加者の皆様にはこの場を借りて御礼申し上げます。また、主催者のまいあ めあさん(@maiamea)も記事を投稿なさっていますので、是非ご覧いただければと思います。

https://note.com/maiamea/n/n914d236526dd

おわりに

今回のLT会から得られた気づきをまとめると、以下となります。

  • はじめてのことに挑戦するには、勢いも必要
  • 急にアウトプットを始めるのではなく、インプットから段階を踏んでステップアップすると挑戦しやすい 
    ex) 情報収集→感想やリアクションをつぶやき→LT・ブログで発信
  • 「現在の自分だからこそ発信できる内容」について考え、アウトプットの目標を決める
  • 立てた目標にもとづいて、アウトプットの内容や方法について組み立てる
    ex) 最も伝えたいことは何か そのために必要な情報は何か 文字と写真の比率 温度感
  • チャットや相槌といったリアクションを積極的にとることで、発表者にとっても参加者にとっても有意義で楽しいLT会になる
  • 「楽しい経験だった」と体感した後にフィードバックをいただくことで、次回に向けた改善が前向きにできる

このように、LT会は参加することで今まで知らなかった世界に触れることができ、発表を通して成長することができる楽しい取り組みです。私も今回のLTを経験して、社内のチームや交流会に取り入れてみようと考えています。

何か挑戦してみたい方、発表に苦手意識がある方にとって、本記事が少しでもお役に立てれば嬉しいです。また、感想などをいただけるとひよこが泣いて喜びます。最後までお読みいただき、ありがとうございました!

脚注
  1. 2015年8月6日に発足したコミュニティで、『女性エンジニアの繋がりが欲しい人がふらっと参加できるコミュニティ』を目指して活動されています。エンジニア勉強中の方や起業家の方、フロントエンド、バックエンド、インフラエンジニアなど様々なバックグラウンドの方が参加なさっています。
    https://techplay.jp/community/tp_girls/event ↩︎

  2. 寝る前を選んだのは、優柔不断で臆病なひよこが、申し込んだ後にキャンセルしたり、「やっぱりやめた」となるのを防ぐためです。また、Twitterにイベント申し込みを宣言することで、誰かの目にさらされるため、抑止効果が高まるのではと考えています。 ↩︎

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