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GREE Tech Conference 2023参加報告 #greetc

2023/10/15に公開

はじめに

この記事はカンファレンス翌日の、登壇資料や動画が公開されていない状態で書いているため、間違っていたりズレた内容が多々あります。
あくまで雰囲気を感じる程度のつもりで読んでください。

GREE Tech Conference 2023に参加してきました

GREEが毎年開催している技術カンファレンスであるGREE Tech Conference 2023に参加してきました。
今まではYouTubeの配信を気になるものだけ見ていたのですが、今回は私に時間があるので会場まで行ってきました。

会場は東京ミッドタウンカンファレンスで、広くてかっこいいところでした。スタッフの数も多く、タイムテーブルや会場地図も配布されるので長時間の滞在でも不便なく過ごせました。
あとあまり言及されてないですがおみやげも良かったです。サウナセットなのかな。温泉いくときに使いたいと思います。

あとこのイベント。12時スタートなので朝起きられない人が多いエンジニアにとても優しいですw
数日前にPHPカンファレンスにも参加していて、あっちは早起きチャレンジに失敗して基調講演を聞くことができませんでしたが、GREE Tech Conference 2023は余裕を持って入場する事ができました。

基調講演

最初の挨拶はCTOの藤本さんから。いつもの緩い感じでスタート。今年は対談リレー形式となり、WFSの西田さん。REALITY増住さん、aumoの村田さんと順番に話していく流れ。
登壇資料や動画は後で公開されるっぽいので、以下は参考程度に。

WFS

WFSとはライトフライヤースタジオ(Wright Flyter Studios)の事。ヘブンバーンズレッドやアナザーエデンが有名ですね。ゲームを作っている会社です。
従業員数はWFSだけで600-700人くらい。エンジニアは100-150人くらいと国内ゲーム会社の中でもかなり大きな部類に入ると思います。

UnityとLuaが技術的にはメイン。Luaを多用している会社は珍しい。たしかアナザーエデンがかなりがっつりLua使っているのはどこかのカンファレンスで見ました。

REALITY

スマホ向けメタバースを作っている会社で、日本2割、海外8割くらいと、日本向けサービスに見えて実は海外でも評価されている。
Unityで作ったものをネイティブアプリ上にWebViewみたいな感じで表示できるUnity as a Libraryを使っている。

aumo

コマース事業。自分はGREEといえばゲームのイメージが強かったので、コマース事業も展開している事を知らなくて、一番気になった。
BtoB、BtoC両方やっていて技術スタックはかなり幅広い。おそらくサービスやツール毎には統一されていなくて早く結果を出すための最適解を都度選択している印象。
ノーコードツールも活用されているようなので、そのあたりのノウハウも気になる。
少人数で最速最大の成果をあげていく感じだったらエンジニアとしていろんな経験が積めそうなので、個人的には一番面白そうだなと思いました。

TrackA-1 レガシーなGoogle App Engine + Python2環境のAWS Fargate + Ruby on Railsへの移行

A-1かC-1かかなり迷ったけど、レガシーなGAEが懐かしいなというのと、なんでRailsにしたのか気になったのでA-1へ。

Railsにしたのは、連携する他のサービスが全部Railsだったから。なるほどそれならRails一択ですね。AWSを使っているのも同様。DataStoreに入ってるデータ、整合性とれてない問題とかは聞いてて懐かしいなと思いました。
Python2をRailsにする上でフロントエンドはいじらずそのまま移行するのもバランス感としてとても正しいなという印象でした。

TrackA-2 MAUが1年で292%に成長した「aumoのおでかけ比較サイト」における取り組み

タイトルから事業を急成長させた話かと思いきや、成長していくなかでアクセス増に対応するためのパフォーマンス改善をするという内容でした。
なんでNuxt.js?なんでnginx?が最初に浮かぶと思いますが、すべて説明されていて、最後には「そうですよねー」となります。
nginxでここまでやると楽しくなりますね。

TrackB-3 Unity,PHP+Jenkins+GAS 多言語対応を意識させない開発を目指したシステム構築

基盤チームの方が、サーバー、クライアント、企画領域のシームレスな多言語対応環境を構築しましたという話でした。
TextMeshProやコード内の文字列を自動的に抽出したり、GAS上で管理・自動翻訳する仕組みを作ることで、タイトルを作っている人たちは最小限のルールを守るだけで多言語対応できる。

まだリリースされていないそうですが、個人的にはGASだとデータ量が増えたときに操作性が超悪くなったり、関数やスクリプトが追加されまくってカオスになったりする印象があるので、このシステムが長期運用タイトルを見越して作られているのかが気になりました。

TrackA-4 目指すは自分専用アシスタント!?~社内向けAIチャットボットの開発とその展望~

非常に聞きやすくわかりやすいプレゼンでした。
Azure OpenAPIを使ってRAGをやる。情シスのアシスタントを作る話でした。これは自分でもやってみなければ。

TrackC-4 Robloxでの開発半年間 参入から運用まで

Fortniteと一緒に、馬鹿でかい金が動いている情報を定期的に耳にするRobloxですが、そのRobloxでのゲーム開発を実際にやってみた話。非常に有益でした。
マーケのセンスが問われそうですねえ。

TrackC-5 REALITYアプリのメンテナンスなしでの機能リリースを実現する、Istio導入とB/Gデプロイ実現の取り組み

TrackAのTeleportの話も気になるけど、B/Gデプロイは前職で気になってたトピックだったのでTrackCへ。

GKEを前提とした話ではあるものの、どうやってサービスメッシュを構築していったのかという内容についてはGoogleCloud詳しくない私でも概念的に理解できたので聞けてよかったです。

TrackA-7 Flutterオープンソースプロジェクト・Patapataの紹介

TrackBのアナザーエデンの話もかなり気になったけど、最近趣味でFlutterを触っていて画面遷移周りどれ使うのが最適解なん?とか思っていたので、そのあたり含めてサポートしてくれるPatapataはすごく良さそうでした。
まだ公開されてないっぽいですが、公開されたらすぐに使ってみようと思います。

TrackA-8 新卒1年目の挑戦〜LangChainとChatGPTを活用したメディア記事執筆の補助ツール〜

https://speakerdeck.com/gree_tech/greetechcon2023-session-a8

新卒との事ですが、一番プレゼンの内容がわかりやすかったです。序盤のGlossom社紹介のおかげで、GREEグループの全体像が外部参加の自分にもわかったし、LangChainについても複雑な部分の説明をいい感じに省いていて、今ここで聞きたい情報の粒度を完璧に選定されているなぁと思いました。さすがデータアナリスト。
LangChainも気になっていたので触ってみたいなと思いました。

アフターパーティー

思ったよりもだいぶ密だったのと、知り合いもいなかったので集合写真後に帰りました。オリジナルマカロン気になってたんですけどねー。私はもともと人混みが苦手なのもあります。

気になった事

根拠のない独り言です。

  • 会場の東京ミッドタウンカンファレンス。六本木初見でたどり着くには難易度高いと思うのでイベントページなどでもう少しわかりやすくしても良かったかもしれないです
  • GREE社全体のグループ企業紹介を一番最初でやってほしかった。もしくはチラシとして配布してほしかった。自分が知らない会社や、名前が変わったっぽい会社があってそれぞれの会社がどういう規模感で何をやっているのかわからなかったので、聞きに行った講演が思ってた感じと違う事があった
  • テーブル前列に電源コンセントあるのめっちゃ良かった。おかげで最後までバッテリー残量を気にせず過ごせました。休憩所にあったのも良かった。
  • ステッカー大好きマンなので、各社のステッカーとかサービスのステッカーとか欲しかったなー。
  • 外部のエンジニアで参加しに来ている人が少なかった。OBじゃない純粋な外部エンジニアの人ほぼいなかったのでは(タダメシっぽい人はいました)宣伝の仕方を工夫してもいいのかもしれない。
  • Xでつぶやいてる人少なかったですね。時代なんでしょうかねえ。

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