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[UE5] MessagePack環境をプラグインに移行する
はじめに
リセットされることが多く少々面倒だったので、
リセットされない方法として、プラグイン移行してみました。
対処イメージ
新規で作成するプラグインの下に、MessagePackやBoostのソースを持ってきて、
それをプラグインのBuild.csでインクルード設定するという形で対処します。
プラグインを追加する
プラグイン>追加から上記画像と同じ項目を選択します。
プラグイン名はお好きな名前をつけてください。
※本記事ではMyPluginとします。
作成したプラグインを整理する
この中にMessagePackやBoostのソースを入れるわけですが、
一旦プラグイン内のSourceフォルダ内を整理します。
MyPlugin
|- Source
|- MyPluguin (下の階層は特にいじらない)
|- ThirdParty
|- BoostLibrary(新規作成)
|- MsgPackLibrary(新規作成)
Sourceフォルダ内が上記の構成になるように、削除・追加を行ってください。
ソースをコピーする
インストールされている(前提)MessagePackやBoostなどのソース・ライブラリを、
先ほど作ったプラグイン内のフォルダに移動、もしくはコピーします。
※ドキュメントなどは消しても構いませんが、本記事ではあえてフルコピーしています。
MsgPackLibrary:[インストールディレクトリ]\msgpack-c-cpp_master\include
BoostLibrary:[インストールディレクトリ]\boost_1_83_0
MessagePackやBoostのインストールは、下記を参考にしてください。
ビルドする
ビルドする前に、以下のようにヘッダーファイルを追加します。
MyPlugin
|- Source
|- MyPluguin
|- MyPluginCommon.h (新規作成)
MyPluginCommon.hでmsgpack.hppをインクルードしておきます。
MyPluguinCommon.h
#include <msgpack.hpp>
これらの準備が終わりましたら、ビルドしてみてください。
ビルドに成功すると、MessagePackを使用するための環境が整っているはずです。
まとめ
プラグイン化しておいたところ、今のところは安定して動作しています。
冒頭にリンクを載せているソリューションプロパティに設定する方法でも運用はできますが、
こちらの方が後々のことを考えると楽になりそうです。
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