VimConf 2024 参加レポート & 盛り上げたくてやったこと
概要
VimConf 2024の参加レポート兼、盛り上げたくてやったことなどを書きます。
盛り上げる動機
VimConf開催母体のvim-jpには友達も多くいますし、今までとてもお世話になっています。
また、いつか自分もVimConfに登壇したいという目標もあります。
毎年開催されて欲しいし規模も大きくなってほしいので、当日はモリモリに盛り上げたいと考えました。
当日盛り上げるには
私はよく勉強会やカンファレンスに参加すると、ハッシュタグ付きでSNSで実況しています。
これを各SNSでやろうと思いました。
※いわゆる、tsudaるという行為
Xやvim-jp slackの「event-vimconf」チャンネルで盛り上がりを見せていましたが
他の場所でももっと盛り上げて、VimConfを知ってもらったり、楽しそうと思ってもらえるキッカケを作りたいと考えました。
また、私はいわゆる「分散SNS」と呼ばれているプロトコルが好きで、分散SNSに関する勉強会の運営に関わったりしています。(自分でも四谷ラボの名前を借りて開いたこともあります。)
そちら側で盛り上がっていることを知れば、vimmerがNostrやBlueskyも使ってくれるかなと考えました。
Nostrの場合
Nostrでは、NIP-28に対応しているクライアントの場合、slackやdiscordの様なチャンネルを作り
その中で投稿することができます。
NIP-28について
Nostterだと比較的簡単にチャンネルを作成することができます。
-
「チャンネル」を選択
-
「チャンネルを作成」を選択
-
チャンネル名 / 説明 / 画像URLを入力し、「作成」を入力
そうして出来たのが、この「VimConf 2024 talk (Unofficial)」チャンネルです。
VimConfに参加していたしゅうすいさんやOmochiceさんなども参加してくれました。
(興味を持ってくれて、アーカイブが残るか聞いてくれた方も)
単にハッシュタグ付きで実況しても良かったのですが、チャンネルを作ると以下の様な利点があると考えました。
- 毎投稿ハッシュタグを入れなくてもトレーサビリティが保てる
- ハッシュタグだと通常の投稿と同様なので、タイムラインが埋まってしまう
- (投稿しすぎるとMuteワードに設定されるかも)
ただ、チャンネルの中だけで投稿しても、VimConfが開催されていることを知ってもらえません。
ところどころ、お弁当がおいしかったとかイベントが楽しかったとか、ソフトな通常投稿と混ぜていました。
※翻訳サービスと格闘しながら、簡単な英語投稿もしました。
Blueskyの場合
Bluesky(ATProtocol)の場合は、Nostrの様にチャンネルを作成する仕様は提供されていません。
ですが、ユーザーがフィードを構築できる仕様(カスタムフィード)があります。
カスタムフィードを作っておけば、HOME画面にPin止めしておくことも出来ます。
Federation Architecture Overview (by bluesky team)
「SkyFeed」と呼ばれるサービスを使用して、カスタムフィードを構築することができます。
以下の記事を参考にさせていただき、VimConfのカスタムフィードを作成しました。
SkyFeedのFeed Builderを使ってカスタムフィードをつくる
カスタムフィードはハッシュタグ、word検索、正規表現など色々なオプションで投稿を拾って来れますが、今回は単にvimconfのハッシュタグを拾ってくるフィードを作っています。
VimConfのカスタムフィードのリンクも貼っておきます。
カスタムフィードの反映が遅い?
カスタムフィードを作ったは良いのですが、なぜかフィードへの反映に数時間かかったりなど
原因不明の現象が発生していました。
これについては、また別途調べてみようと思います。
当日の感想
VimConf 2024当日は、言うまでもなく最高でした。
コアメンテナであるChristian氏が、Bram氏が亡くなった後の新体制について知れたり
ryoppippiさんがNeoVim + Frontendのベストプラクティスについて話されていたり
katoさんがVim本体を改造してVim scriptをhackしていたり
魅力的なセッションが沢山ありました。
どの内容も面白かったのですが、個人的にはkatoさんの登壇に影響を受けました。
Vimのソースコードは30年以上&100人以上のコントリビュータが関わっており、規模も大きく難解で知られていますが、分かりやすく構造体の説明や関数の生やし方を解説されていました。
私もVimのソースコードリーディングについてのLTを去年やっており、Vim本体への貢献には興味があります。
何度か諦めたこともありましたが、katoさんの登壇を見て、またVim本体を弄りたい欲が再燃しました。
また、レシーバーで日英のリアルタイム翻訳が提供されていることに驚きました。
※日本人登壇の際、たまに翻訳の方が戸惑っていたのが面白かったw
今後
VimConf 2024に参加して、Vimに貢献したい&Vimでもっと遊びたいという欲がより高まりました。
また、今回はCFP落選してしまいましたが、毎年出し続けていつか登壇するぞという気持ちも強まりました。
(VimConfを盛り上げたいからCFPを出したという気持ちもありますが、やっぱり登壇したい!!!実力不足で落選して悔しい!!!!!)
そのために、まずはもっと色んなものを開発し、技術記事を書き、LTもバンバンやって、魅力的に思って貰えるような下地を作っていこうと思います。
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