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ConoHa VPSを使ってHTMLを表示するまで

2024/12/23に公開

はじめに

こんにちは、今年もあとわずかとなりました、それだけです。

今回はレンタルサーバー(ConoHa VPS)を用いて、実際にhtmlを表示するまでの流れなどを共有していこうと思ったり思わなかったり。

ConoHa VPSとは?

GMOが提供する仮想プライベートサーバー(VPS)サービスで、
物理サーバーを仮想化して、そのサーバー環境を利用できるサービスです

(物理サーバーはこういうやつ)

SSH Keyの作成

今回の使用するサーバーと自分のパソコンを安全に接続するために必要な鍵を作成します。

SSHKey追加ボタンを押下
適当に名前決めて保存

保存後プライベートキー(秘密鍵)のダウンロード
(ダウンロードしたhoge.pemファイルに鍵の情報が載っています)

SSHとTelnetの違い

ただの接続するだけだったら 「Telnet」 というものを使ってやることも可能です。
「SSH」 はセキュアな通信が可能ということで、基本的には 「SSH」 が使われます。

「Telnet」 は通信内容が暗号化されません。
「SSH」 は通信内容が暗号化されます。

違いについて
https://wa3.i-3-i.info/diff30telnet.html

【重要】セキュリティグループの設定🛠️

特定のIPアドレスからのアクセスに制限をかける設定を行います。

ネットワーク通信や接続する際に、それぞれ専用の扉(port)が用意されています。

例えば、https接続を用いて僕らはよくwebページを開きますが、このhttpsにも専用の扉が用意されており、
これには443番portが使われてます。

他にもhttpは80番port、sshは22番portのような感じで、それぞれどの通信をしてるかを識別するためにportというものが割り振られています。

このportというドアに誰を入れていいかの設定を設定することができます。
それが セキュリティグループ になります。

今回はポートの範囲とIP/CIDRに注目してもらえると良いです。

80番に自分が使用しているIPアドレス
22番に自分が使用しているIPアドレス

セキュリティグループの作成
右上のセキュリティグループ追加ボタンを押下
適当に名前決めて保存

下記の内容で、80番用と22番用の設定を行う(hogeはIPアドレスを入れる)

通信方向: In
イーサタイプ: IPv4
プロトコル: TCP
ポート範囲: 80 と 22
IP/CIDR: hoge.hoge.hoge.hoge/32

作成したセキュリティグループのプラスボタンで使用するportの設定(下記の画像は既に設定済み)

(使用中のIPアドレスはモーダルに表示されています)

これで、自分のパソコンでの特定のIPアドレスのみhttp通信とssh通信をできるように許可ができました👍

https://www.cman.jp/network/term/port/

サーバーの作成💻

サービス: VPS
イメージタイプ: OS(CentOS)
料金タイプ: 時間 or 1ヶ月
プラン: 512MB

サービス、イメージタイプを選択

料金タイプ、プランを選択

セキュリティグループとSSHKeyを選択

次へを押して支払いなどが完了したらサーバーが作成されます!

SSH接続の設定

先ほどダウンロードしたpemファイルを使います。
ダウンロードフォルダーに存在してると思うので、このファイルを~/.sshフォルダーに移動させて、名前を変更しておきましょう。

それをした後、~/.ssh/configファイルに以下の内容を追記しましょう。
vim ~/.ssh/configcode ~/.ssh/configコマンドで開けると思います。

hogeの部分には自分がレンタルしたサーバーのIPアドレスを入れましょう。

config
Host conoha
  HostName hoge.hoge.hoge.hoge
  User root
  Port 22
  IdentityFile ~/.ssh/conoha-key.pem

上記のファイルが保存できたら、ターミナルでssh conohaコマンドを叩いてみましょう。

rootユーザで接続できました!!!

NGINXをインストール

続いてhtmlを表示するためのWebサーバーを用意していきます。
SSH接続した状態で下記のコマンドを実行していきます。

今回はnginxを使用していきます。
sudo yum install nginx -y

インストールが完了したら、下のコマンドを叩いてhtmlが存在してるか確認してみましょう
これが今回表示するhtmlのファイル達です。
ls /usr/share/nginx/html

Webサーバーを立ち上げる
sudo systemctl start nginx

Webサーバーの状態を確認する
sudo systemctl status nginx

立ち上がってそうだったら、ようやくhttpを使用して、以下のURLで
ブラウザでアクセスしてみましょう。
(hogeにはレンタルしているサーバーのIPアドレス)
http://hoge.hoge.hoge.hoge or http://hoge.hoge.hoge.hoge:80

htmlの表示

表示することに成功。
感動、感動、涙が止まらない。😭

サーバーの停止

継続的な利用などの予定が特にない場合はシャットダウンしておきましょう

終わり

前に何回かインフラ部分に触れることはありましたが、何をやってるかよく分かってませんでしたが、
今回を通して、全体的に前よりもやってることの理解が深まって良かったです。
うまく行った時の達成感が気持ちよくて面白いですね😃

Hackz Inc.

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