リモートワークで働くうえで考えていること
この記事はエンジニアと人生Advent Calendar 2025の7日目の記事です。
この記事ではリモートワークで働くときに何を考えているかを書きます。
ホントはきれいに推敲していい感じの資料にしたいんですが、いかんせんめんどくs 折角のクリスマスなんで思考メモ垂れ流しで書いておこうと思います。要は管巻きです。お酒のんでないけど。
だからこれを読んでるみんなは頑張って読解しながら読んでくれ!多分リモートワークでうまくいくためのTipsが入ってるはずだ!
自己紹介
今は会社で一人のエンジニアとしてiOSフロントエンドの開発を担当しています。
以前はiOS/Androidのエンジニア、PdM、デザイナー、QAが1まとまりになった職能横断チームのチームリーダーとして案件の折衝だったり開発の調整だったりを担当していました。
リモートワークの特徴
リモートワークがいわゆる「オフィス出社」と大きく違う点は下記です。
- 物理的な同僚を観測できない
- オフィスにいるとは限らないので話しかけようとしたときにすぐ話しかけられるとは限らない
- 相手が何してるのかよくわからない
リモートワークでオフィス出社に比べて困ること
上記の特徴をベースに考えると、下記が困ると思っています。
- 同僚の人となりや考え方などがよくわからない
- 同僚に話しかけようとしたときに話しかける口実が必要になる(場合もある)
- 何してるのか雰囲気がよくわからない
具体的に見ていきます。
同僚の人となりや考え方などがよくわからない
コミュニケーションチャンネルがSlackでのテキストや、Google Meet,SlackのHuddle、Zoomなどの間に何かを1つおいたコミュニケーションになるしかありません。これはface to faceでコミュニケーションする場合に比べて情報量が大きく少なくなることになります。
また、リモートワークでは自分自身の個性を発揮する場所がとても少なくなります。
オフィス出社していれば実際に自分の物理インスタンスが移動するため、自分のリアルインスタンスを通じて様々な情報を発信できます。
例えば、最新のiPhoneを持っていたり、Apple Watchをしたりしていれば「ああこの人はAppleが好きそうなんだな」とか、机の上をいつもきれいにしている人であればキレイ好きなんだなとか、メイク道具が多い人であれば化粧好きなのかなとか、ベイマックスのぬいぐるみがついていれば、ディズニー好きなのかな?といったように、自分の好きなものや自分の考え方、個性を物理インスタンスを通じて周りに発信するチャンスがあります。
その一方でリモートワークではこれらがありません。
そのため対人関係構築の上で必要な情報が大きく削ぎ落とされることになります。
これは特に新人がチームに入ってきたときや、今まで関係地のない人とコミュニケーションして施策を進めないといけないときに大きな障害になり得ます。
同僚に話しかけようとしたときに話しかける口実が必要になる(場合もある)
オフィス出社していれば自販機の近くやエレベーターホールなどで偶発的にコミュニケーションする機会が生まれやすいですが、リモートワークの場合はそのような機会は絶対に生まれないので、同僚に意図的に話しかける必要があります。
これは別の視点で言うと、「人となりがわからないかもしれない人に、勇気を持ってコミュニケーションすること」が必要になると思っています。
何してるのか雰囲気がよくわからない
オフィス出社していれば、距離感のある人であっても「あの日とこの時間によく持ち込みでお弁当食べてるな」といったように、その人の存在を認知できます。
ちょっとした顔見知りになってくると「あの人忙しそうだな〜」とか、「あの日とちょっと余裕ありそうだなー」とか、そういう仕事の温度感を認知できます。
もっと近い例えば同じチームの人だと「あの人ちょっと余裕ありそうだから担当している仕事うまく進んでるのかな?」とか、「ちょっと疲れた顔で出勤してきたからなにか困ってたりするのかな?」といった、もう少し詳細な情報をキャッチアップできます。
これらは、対人関係構築の上で大きく必要になる情報です。
でもリモートワークではこれらが圧倒的に少なくなります。
だから例えばめちゃくちゃ忙しそうな人に、「お願いしていたこの仕事どんな感じ?実装困っちゃってるんだけど〜」って気軽に言うと多分ちょっとムッとするんですが、これは発言した人にも悪気はないんです。
リモートワーク特有の問題点
上記を包括すると、リモートワークではオフィス出社に比べてコミュニケーションに対して大きな制約がかかる、ということができます。
2020年のコロナで多くの企業がリモートワークに移行しましたが、2025年現在オフィス出社回帰の流れあると感じています。
個人的にこの「オフィス出社回帰」を推し進める最大の要因は「コミュニケーションへの大きな制約」であると考えています。
コミュニケーションへの大きな制約にたいして自分でできること
この「リモートワークではコミュニケーションに対して大きな制約がかかる」という前提を踏まえたとき、「自分を社内に対して観測可能にしておく」ことがとても大事だと思っています。
たとえば「同僚の人となりや考え方などがよくわからない」問題への対応として、timesで積極的に発言したり、チームのSlackチャンネルで気軽に聞いてみたり、趣味のチャンネルを作ってそこで発言したり、Web会議は常にカメラを付けて笑顔を心がけたり...
たとえば「同僚に話しかけようとしたときに話しかける口実が必要になる」問題への対応として、雑談会をやったり...
たとえば「何してるのか雰囲気がよくわからない」問題への対応として、自分の思索の進捗はたとえうまく行ってなくてもAsanaプロジェクトに書き込んだり、困ってれば困ってるよとSlackにすぐ書いたり...
こういう「オフィス出社のときはうまくできてたけど、リモーワークだと難しいよね」といったものに対して1つ1つてを売っていくことが必要なのかなと思っています。
おわりに
今はフルリモートが可能な会社で働いていますが、隙間時間で脱毛に行ったり医者に行ったり、少し遠目のカフェで休んでみたり、オフィス勤務だと難しい昼の太陽を浴びたり、と、フルリモートだからこそできる勤務の仕方ができていて、とてもQoLが高いです。
でもその一方で、この「フルリモート勤務というのは職場から信頼していただけているからこそできる勤務の仕方」なんだなと働いていて思うこともしばしばあります。
「フルリモート最高!」というわけではなく、「リモートワークを持続可能にするために従業員目線でどのようなことが可能か」ということを意識して働けるとより良いのかなと思っています。
では!良いお年を!
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