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2022/04以降に新規にRaspberry Pi OSをインストールする場合に、piユーザーを生成させる方法
1. コンテキスト
- 2022/04/04にリリースされた最新のRaspberry Pi OSではセキュリティ上の理由により、従来までデフォルトで生成されていた
pi
ユーザーが作成されません- その代わり、初回起動時にウィザード形式でデフォルトユーザーを作成できるようになった模様です。
- この変更はRaspberry Piをモニター無しでセットアップしようとするときに問題になりますが、
Raspberry Pi OS Imager
を利用すると強制的にデフォルトユーザーを生成させることができます。
2. Raspberry Pi OS Imagerを利用して、デフォルトユーザーを作成した状態でOSを書き込む
モニターがない環境でRaspberry Pi を設定する場合は下記手順に従ってください。
No | 手順 | スクリーンショット |
---|---|---|
1 | Raspberry Pi OS Imagerを起動します | |
2 | OSにはRaspberry Pi OSを選択し、右下の歯車マークを押下します | |
3 | WiFiの設定などにSystemKeychainの内容を流用しますか?と聞かれるのでNoを選択してください | |
4 | 出てくるメニューをスクロールし、Set username and password で自分好みのデフォルトユーザー情報を設定し、OKを押してください |
|
5 | このままあとは通常通りOSをSDカードに書き込んでください |
3. Tips
3.1 この設定を永続化できます
歯車マークを押したときに一番上に表示される Image customization options
を to always use
に設定することで次回OSを書き込む際もこの設定を再利用することができます。
3.2 SSHを自動有効化できます。
歯車マークを押したときに表示される Enable SSH
チェックボックスをOnにすることで、ssh
ファイルを作成しなくても、自動でSSHサーバーを起動させることができます。便利!
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