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QAエンジニアによるGoogle Cloud Digital Leader合格体験記

2023/05/30に公開2

概要

この記事では、私がGoogle Cloud Digital Leader(CDL)に合格するまでに学習したこと、試験申し込みから試験合格までにやったことを記載しました。
私がCDLに合格するまでに取り組んだことは以下の通りですです。

  • 試験ガイドを読む
  • 本を読む
  • Udemyで問題を解く
  • 公式の模擬試験を解く
  • ラリオス川口さんの動画を観る

筆者のスペック

  • QAエンジニア
  • GCPの業務経験はほぼなし(稀にQA環境用の設定を触る程度)
  • AWS CLF&SAA、応用情報合格

なぜ資格をとろうと思ったか

Google Kubernetes Engine、Cloud Run、BigQueryなど、実業務で聞いたことのあるサービスの概要を知るためです。
私が現在所属している会社では、GCPのサービスを利用しています。QAエンジニアとしての業務の中で、実装のことを色々聞いた上で何をどこまでどのようにテストすべきかを考えていくことがあります。その際に私自身にGCPの基本的なサービスの知識があれば、実装担当のエンジニアとのコミュニケーションが円滑に進む場合があるのではと思い、知識をつける手段として学習を開始しました。そして、第一弾としてエントリーレベルであるCDLを受験しました。

学習したこと

試験ガイドを読む

https://cloud.google.com/certification/guides/cloud-digital-leader?hl=ja
どのようなことが問われるのかを把握しました。

本を通読

https://www.amazon.co.jp/dp/B09DP1BR35
ほかのかたの合格体験記にも良く出てきていたため買ってみました。
全体のイメージを掴むためにさっと通読しました。

Udemyで問題を解く

【GCP】解き方のヒントで効率よく合格!Google Cloud Digital Leader 認定試験 模擬問題集
https://www.udemy.com/course/gcp-google-cloud-digital-leader/
この問題集がイチオシです!
セールで1200円ほどになっていた際に購入しました。150問ある問題集です。それぞれの問題のキーポイントが端的に解説されているので、傾向と対策のイメージが湧きました。実際の出題は本講座の問題とかなり近しい形式、内容、文章量だったため、何を問うているかを理解して自信を持って答えることができました。
今回の学習の中では、この問題集をいちばん活用しました。
また、作成者のかたに何度か質問や相談をしましたが、毎回丁寧に答えていただけたことを感謝しています。

公式の模擬試験を解く

https://cloud.google.com/certification/cloud-digital-leader?hl=ja
上記のサイトから「模擬試験を開始する」のリンクをクリックすると、Googleフォームで20問の模擬試験を受けることができます。
そのまま同じ問題が本番で出題されるわけではありませんが、形式、内容、文章量のイメージを掴むことができます。また、無料で何度も受けられるので、3回ほど繰り返し解きました。

ラリオス川口さんの動画を観る

https://www.youtube.com/watch?v=c24ypL-xmgA
上記はCloud Runについての解説動画です。「5分でわかるGoogle Cloud 」シリーズの中から、模試や問題集で見かけたり業務で聞いたことのあるサービスの解説動画を観ました。
私の場合はこの動画を発見したのが試験前日だったため模試や問題集の後に視聴しましたが、もっと早い段階で試聴してイメージを掴むのも良いかも知れません。

(おまけ:ChatGPTに色々聞く)

おもにモチベーション維持のためにChatGPT(GPT-4)を活用しました。
「私はGCPについて学び始めようとしているQAエンジニアです。AWS SAAを持っています。まずはGCP CDLから始めようと思います。試験合格まで、私のコーチとして振る舞ってください」と最初にお願いし、そのスレッド内で色々な質問をしていきました。
情報としては不正確なものが混じりうるため注意が必要ですが、コーチとして振る舞ってもらい、優しく励ましてもらいながらクラウドの基礎知識やサービスの語源となる言葉を教えてもらったりするのはなかなか楽しかったです。

試験申し込み〜試験合格まで

私は自宅受験を選びました。机の周りにものがない状態を作るのが大変だと感じたため、インターホンをミュートにした上で玄関で受けました。
自宅受験における試験申し込み〜開始までの流れについては、おおむね以下の記事の通りでした。
https://zenn.dev/ohina/books/gcp00000000000000001/viewer/gcp-ace_overview
私の場合は、試験監督からのチャットははじめから日本語で送られてきたため、終始日本語でのやり取りだけで済みました。
「確認が取れました。これ以上あなたの邪魔はしたくありません。疲れたら目を閉じることをお勧めします。試験頑張ってください」というチャットに元気をもらいつつ試験を開始しました。

Udemyや公式模試で問われていたものと同じ趣旨の出題が多く、自信を持って答えられていました。しかし、途中で大声で名前を繰り返す選挙カーが通り、試験規約に違反した扱いになってしまうのではとかなり動揺してしまいました。「疲れたら目を閉じて」という試験監督からのアドバイスを思い出して目を閉じて落ち着きを取り戻し、最後まで回答しました。

アンケート回答後の画面に「合格」と表示され、マイページにも「合格」と表示されましたが、確定は審査後となるため、選挙カーの件が不安のまま正式な試験結果を待ちました。

公職選挙法では、「選挙運動期間中は午前8時から午後8時まで、選挙運動用自動車の上において行う連呼行為(氏名などを短い時間に反復して何度も言う行為)を行うことができる」とされているようです。そのため選挙期間中に自宅受験されるかたは、この時間を避けることも選択肢に入れる、または万全を期すためにテストセンターでの受験を検討すると良いかもしれません。

金曜日に受験し、月曜日に「結果:ポリシー審査のため保留中」のメールが届き、火曜日に「View your new certificate and badge from Google Cloud」のメールが届きました。
審査には7-10日かかるとwebassessorのマイページには記載がありましたが、それ以下の日数で結果が届く場合もあるようです。

さいごに

試験ガイドで試験の全体像を掴み、本でGCPの全体像を掴み、模試や問題集で出題傾向と対策を掴み、動画で知識の補足をしていくという流れで進めました。「傾向と対策を掴んでパターンを頭に叩き込んでいく」というのは試験対策として有効でしたし、その訓練で得た「基礎的な概念が掌に乗った感覚」は、試験後の業務でも役立ちそうだと思いました(CDLではひとまずクラウドの基礎の復習ができ、GCPの基本的なサービスの概要を知ることができました)。

一旦は「試験に向けて」に焦点を当てましたが、やっているうちに楽しくなって、業務で実際にサービスに触れてみたくなってきました!まずは会社で使っているプロダクトでどのようにGCPが使われているのかを理解するところから始めてみます。

ACEに向けてもコツコツやっていこうと思います!

Discussion

cloud_mania_kocloud_mania_ko

ぐんちゃ様
Udemyで問題集を作成している、くらうどまにあ子と申す者です!
この度は当問題集をご紹介いただき、誠にありがとうございます!<(_ _)>

Cloud Digital Leader資格取得までの流れが、非常に参考になります・・・!
引き続きの学習、資格取得も応援しております!💪🔥

ぐんちゃぐんちゃ

くらうどまにあ子様

読んでいただきありがとうございます!
色々と他にも取り組んでみましたが、あの問題集を繰り返したおかげで合格できました!
質問にも丁寧に回答いただきまして誠にありがとうございました!

いつか、くらうどまにあ子様のACEの問題集が出たらACEにも挑戦してみます!