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ヒアリングの心得

2023/04/28に公開

ヒアリングとは

直訳すれば「聞き取り」になりますが、厳密には「相手の意図,想い,課題,etc...を聞き取り」することが重要です。

理解を深めるために、してはいけないことも挙げてみます。

1)個人的な解釈・想像を入れる。

"相手が"抱えているモノを聞き取りたいわけですから、そこに自分自身の解釈・想像を入れてしまうとズレが生じる可能性があります。

以下の例を見てみましょう。

good)
田中さんは売上の計算機能が欲しいと言っていた。
だから売上計算システムを作ろう。

bad)
田中さんは売上の計算機能が欲しいと言っていた。
ということは、売上から商品の売れ筋なども見たいだろうから、
売上や売れ筋ランキングが見られる商品管理システムを作ろう。

badの「ということは、売上から商品の売れ筋なども見たいだろうから」は個人的な解釈であり、田中さんの要望ではありません。田中さんは飽くまで「売上の計算」がしたいだけなので、売れ筋ランキングなどが入ってくると使いづらいシステムになってしまう可能性があります。きちんと、売れ筋ランキングは必要か、計算した売上をどのように使いたいのかなど、より詳しく田中さんの要望を聞くようにしましょう。

2)意味の曖昧な言葉を使う。

社内では、サービス名やプロジェクト名など様々な固有名詞が飛び交っているかと思います。それらの単語の意味はきちんと限定されていますか?
特定のサービスを想起する人もいれば、プロジェクト全体の話だと思っている人もいると言う状態だと齟齬が生じてしまいます。何について話しているのかを100%明確にして、可能であれば ユビキタス言語 を作成しましょう。

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