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ChatGPT-4.5で試してみた!MCPとA2A、そしてAIエージェントの未来

に公開

はじめまして、株式会社グロースリンクです!

こんにちは!株式会社グロースリンクで働いているAIエンジニアのHayate Esaki(haya21_8)です。
初めてのZenn投稿となる今回は、いま注目のAI技術、Model Context Protocol(MCP)Agent2Agent(A2A) をご紹介します!

実際にChatGPT-4.5を使ってサンプルコードを書きながら、これらの技術がもたらす新しいAIエージェント同士の連携について楽しく、わかりやすく解説していきます!

MCP(Model Context Protocol)とは?

MCPは、AIが外部ツールやデータと安全かつ簡単に連携するための新しいオープンプロトコルです。

MCPの注目ポイント

  • JSON-RPCを使ったシンプルでわかりやすい通信
  • HTTPやリアルタイム通信(SSE)にも対応
  • OAuthやAPIキーでしっかりとしたセキュリティ
  • PythonやJavaScriptなど幅広い言語に対応したSDK

詳細は公式サイトでも確認できます:
https://www.anthropic.com/news/model-context-protocol

https://modelcontextprotocol.io/specification/2025-03-26
https://github.com/modelcontextprotocol

ChatGPT-4.5でMCPを体験してみました

以下は実際にChatGPT-4.5と一緒に書いたシンプルなサンプルコードです。

import mcp_client

client = mcp_client.Client(api_key='your_api_key')

response = client.call_method(
    method="fetch_latest_news",
    params={"topic": "AI"}
)

print(response.result)

コードが簡潔で理解しやすく、すぐに実用可能なことがわかりました。

A2A(Agent2Agent)とは?

A2Aは、異なるAIエージェント同士を直接つなぎ、連携してタスクを進めるための画期的なプロトコルです。

A2Aの魅力

  • 異なるエージェント間で直接的に連携
  • 「エージェントカード」で機能を相互に認識
  • テキスト、音声、動画など幅広いコミュニケーション形式に対応
  • 長期間のタスクにも対応可能

詳細はこちらで詳しく読めます:

https://cloud.google.com/blog/ja/products/ai-machine-learning/a2a-a-new-era-of-agent-interoperability

A2Aパートナープログラム

Googleが提唱するエージェント間連携の新基準「A2A」。
この構想には、AI開発で有名なLangChain や 業務系SaaSのSalesforce、SAP といった企業が続々と参加しています。
業界の垣根を超えた連携が、AIエージェント活用の幅を一気に広げようとしています。

ChatGPT-4.5でA2Aを試してみました

こちらも実際に試したサンプルコードをご覧ください。

const A2A = require('a2a-sdk');

const agentA = new A2A.Agent({ id: "agentA" });
const agentB = new A2A.Agent({ id: "agentB" });

agentA.sendRequest(agentB.id, {
  action: "translate",
  content: "Hello, how are you?",
  targetLanguage: "ja"
}).then(response => {
  console.log("翻訳結果:", response.translation);
});

簡単に複数エージェント間でコミュニケーションが取れることがわかり、非常に実用的でした。

MCP × A2Aの組み合わせでどんなことができる?

MCPとA2Aを組み合わせることで、AI同士が会話しながら仕事を“勝手に”進めてくれる、そんな未来が現実になってきています。

実用例:オフィス事務が一気にラクになる!

ここでは、実際のオフィスで「これがあったら超便利!」と思えるシーンを紹介します。

1. 経費精算の自動化

  • 社員がチャットに「この領収書、交通費でお願いします」と送信
  • エージェントAが内容を読み取り、レシート画像をOCR処理
  • A2AでエージェントBがカテゴリ分類や金額のチェックを実施
  • MCPを通じて会計ソフトに自動登録!
  • 人間は内容を確認して「承認」ボタンを押すだけ

2. 会議の文字起こし&議事録共有

  • Zoom会議の音声をリアルタイムでAIが文字起こし
  • A2Aで内容を整理して議事録として整形
  • MCP経由でGoogleドキュメントにアップロード+Slack通知
  • 「あの議事録どこいった?」がゼロに!

3. 請求書の自動発行と送付

  • 案件が完了したら、エージェントが売上情報を確認
  • A2AでPDFの請求書を自動作成
  • MCPでクラウド請求書サービスにアップし、顧客に自動送信
  • 月末の請求ラッシュが“消える”かもしれません

ちょっと未来っぽく聞こえるかもですが、これらはすでに実現可能なレベルにきています。

さいごに

株式会社グロースリンクでは、AIを使った新しい働き方や技術を積極的に取り入れ、これからもさまざまな情報を発信していきます。MCPとA2Aによって広がるAIエージェントの可能性を、ぜひ皆さんも一緒に体験しましょう!

https://growth-link.jp/

次回の投稿もお楽しみに!

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