ChatGPT-4.5で試してみた!MCPとA2A、そしてAIエージェントの未来
はじめまして、株式会社グロースリンクです!
こんにちは!株式会社グロースリンクで働いているAIエンジニアのHayate Esaki(haya21_8)です。
初めてのZenn投稿となる今回は、いま注目のAI技術、Model Context Protocol(MCP) と Agent2Agent(A2A) をご紹介します!
実際にChatGPT-4.5を使ってサンプルコードを書きながら、これらの技術がもたらす新しいAIエージェント同士の連携について楽しく、わかりやすく解説していきます!
MCP(Model Context Protocol)とは?
MCPは、AIが外部ツールやデータと安全かつ簡単に連携するための新しいオープンプロトコルです。
MCPの注目ポイント
- JSON-RPCを使ったシンプルでわかりやすい通信
- HTTPやリアルタイム通信(SSE)にも対応
- OAuthやAPIキーでしっかりとしたセキュリティ
- PythonやJavaScriptなど幅広い言語に対応したSDK
詳細は公式サイトでも確認できます:
ChatGPT-4.5でMCPを体験してみました
以下は実際にChatGPT-4.5と一緒に書いたシンプルなサンプルコードです。
import mcp_client
client = mcp_client.Client(api_key='your_api_key')
response = client.call_method(
method="fetch_latest_news",
params={"topic": "AI"}
)
print(response.result)
コードが簡潔で理解しやすく、すぐに実用可能なことがわかりました。
A2A(Agent2Agent)とは?
A2Aは、異なるAIエージェント同士を直接つなぎ、連携してタスクを進めるための画期的なプロトコルです。
A2Aの魅力
- 異なるエージェント間で直接的に連携
- 「エージェントカード」で機能を相互に認識
- テキスト、音声、動画など幅広いコミュニケーション形式に対応
- 長期間のタスクにも対応可能
詳細はこちらで詳しく読めます:
A2Aパートナープログラム
Googleが提唱するエージェント間連携の新基準「A2A」。
この構想には、AI開発で有名なLangChain や 業務系SaaSのSalesforce、SAP といった企業が続々と参加しています。
業界の垣根を超えた連携が、AIエージェント活用の幅を一気に広げようとしています。
ChatGPT-4.5でA2Aを試してみました
こちらも実際に試したサンプルコードをご覧ください。
const A2A = require('a2a-sdk');
const agentA = new A2A.Agent({ id: "agentA" });
const agentB = new A2A.Agent({ id: "agentB" });
agentA.sendRequest(agentB.id, {
action: "translate",
content: "Hello, how are you?",
targetLanguage: "ja"
}).then(response => {
console.log("翻訳結果:", response.translation);
});
簡単に複数エージェント間でコミュニケーションが取れることがわかり、非常に実用的でした。
MCP × A2Aの組み合わせでどんなことができる?
MCPとA2Aを組み合わせることで、AI同士が会話しながら仕事を“勝手に”進めてくれる、そんな未来が現実になってきています。
実用例:オフィス事務が一気にラクになる!
ここでは、実際のオフィスで「これがあったら超便利!」と思えるシーンを紹介します。
1. 経費精算の自動化
- 社員がチャットに「この領収書、交通費でお願いします」と送信
- エージェントAが内容を読み取り、レシート画像をOCR処理
- A2AでエージェントBがカテゴリ分類や金額のチェックを実施
- MCPを通じて会計ソフトに自動登録!
- 人間は内容を確認して「承認」ボタンを押すだけ
2. 会議の文字起こし&議事録共有
- Zoom会議の音声をリアルタイムでAIが文字起こし
- A2Aで内容を整理して議事録として整形
- MCP経由でGoogleドキュメントにアップロード+Slack通知
- 「あの議事録どこいった?」がゼロに!
3. 請求書の自動発行と送付
- 案件が完了したら、エージェントが売上情報を確認
- A2AでPDFの請求書を自動作成
- MCPでクラウド請求書サービスにアップし、顧客に自動送信
- 月末の請求ラッシュが“消える”かもしれません
ちょっと未来っぽく聞こえるかもですが、これらはすでに実現可能なレベルにきています。
さいごに
株式会社グロースリンクでは、AIを使った新しい働き方や技術を積極的に取り入れ、これからもさまざまな情報を発信していきます。MCPとA2Aによって広がるAIエージェントの可能性を、ぜひ皆さんも一緒に体験しましょう!
次回の投稿もお楽しみに!
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