「Alpha+ Project October Camp Day1」レポート
はじめに
本記事は、2024年10月6日に OPTiM Club KOBE で開催された Alpha+ Project による「October Camp Day1」のレポートになります。
Alpha+ Project とは
Greek Alphabet Software Academy が主催する Alpha+ Project は元シリコンバレー企業や世界のテクノロジーをリードする会社の元エンジニアがシリコンバレー流の開発スタイルを教えています。
実践的かつ効率的、そして何より楽しい開発手法やマインドセットを学ぶことができます。
主催者 石原直樹さん
日米文化、日米企業の狭間で苦闘しながら、ソフトウェア開発とプログラムマネジメントに従事してきた。14年間勤めた Google で得られた経験やスキルを活かすため2020年に日本へ帰国し、出身地の神戸でイノベーション文化の伝道師として活動中。神戸でトップレベルのソフトウェアエンジニアを育成する Alpha+ Project を主催。
gRPC
講師: hak さん
hak さんと増森聡明さんによって、インターネットでのデータ通信の仕組みやその基盤となる技術と、gRPC についての講義が行われました。IPv4 や IPv6 のアドレス体系と通信の仕組み、さらに TCP や UDP など、データを送受信するための基本的なプロトコルについて学びました。
講師: 増森 聡明さん
hak さんによる講義の後、TA の増森さんによって gRPC ハンズオンが行われました。
gRPCとは
Googleが開発した RPC: Remote Procedure Call のフレームワーク。Protocol Buffers を使ってデータをシリアライズし、高速な通信を実現できる点が特長。
Anti Harassment
講師: 石原 直樹さん
主催者の石原さんから、ハラスメントをしないことの重要性について語られました。発言自体が法的に問題なかったとしても、言われた人物が傷付いたり、誰かが望んでいない時点でハラスメントになります。
容姿や人種について言及することはもちろん、ソーシャルメディアのアイコンを選択する際も、注意すべきケースがあるそうです。
ハラスメントは誰もが被害者となり、加害者となる可能性があります。その意識を忘れないことが、加害者とならないために必要だそうです。
Project Management
講師: hak さん、石原 直樹さん
プロジェクトの困りごとを解決するためのアプローチについて、hak さんと石原さんにお話いただきました。今回紹介されたいくつかのスキルのうち、3つについてご紹介します。
リソースが足りない
タスクに優先順位を付けて整理すること、優先順位の低いものは思い切って捨てることが重要です。また、プロジェクトのスピードを上げるには、タスクリストをできるだけ絞ることが有効だそうです。
チームメンバーの進捗が遅れていることがわからない
リーダーは1日1回進捗管理の場を設けたり、ペアプログラミングを行ったりすること、メンバーが遅れや障害が生じた際は、リーダーへ早めに報告すことが必要です。テックリードや PM は、報告しやすい雰囲気を作ることも大事になるそうです。
モチベーションの管理
誰でもできるようなタスクを割り振り、達成できた時は120%増しで褒めること。多少ゴールとずれたとしてもなるべく本人のやりたいことをやってもらうことなどが、モチベーションを高めるために効果的だそうです。自分のモチベーションについては、小さな1歩を踏み出すようにすると良いそうです。
さいごに
Alpha+ Project は今後も定期的に Camp を開催します。レポートも随時公開しますので、ぜひご覧ください。
Alpha+ Project Online Salon のご紹介
Dicscord チャンネル上で、Alpha+ Project イベントに関する情報交換を行っています。
ご参加を希望される方は、下記のフォームにご記入ください。
登録は無料となっておりますので、ぜひご気軽にご参加ください。
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