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【読書メモ】AWS認定資格試験テキスト AWS認定 クラウドプラクティショナー 改訂第3版
はじめに
AWSの資格取得を目指す中で、まずは基礎となる「クラウドプラクティショナー」試験に挑戦しようと考えました。
これまでクラウドやインフラに触れる機会は少なく、AWSの主要なサービスやコスト感覚について体系的に学びたいと思っていたところ、
本書が改訂されて最新のCLF-C02試験に対応していると知り、学習用テキストとして選びました。
AWSに関する前提知識が少ない自分にとって、サービスの全体像を体系的に理解できる本書はとても有用でした。
本書の概要
本書は、AWS認定クラウドプラクティショナー(CLF-C02)試験の合格に向けたテキストであり、以下の4カテゴリを軸に解説しています。
- クラウドのコンセプト
- セキュリティとコンプライアンス
- クラウドテクノロジーとサービス
- 請求、料金、およびサポート
基礎レベルとはいえ、広範なAWSの知識をカバーしており、初心者でもわかりやすく理解できるように構成されています。
試験対策だけでなく、AWSの実用的な知識を得る入門書としても活用できる内容でした。
学びたかったこと・目的
- AWS資格取得(最初のステップとして)
- 主要なAWSサービスの全体像理解
- インフラ知識の習得
- AWSにおけるコストの考え方の理解
得られた知識・実践したこと
✅ RDSとS3の利用目的の理解
- RDS(Relational Database Service):マネージドなリレーショナルデータベースサービス。可用性・耐障害性に優れる。
- S3(Simple Storage Service):スケーラブルなオブジェクトストレージ。バックアップや静的コンテンツ配信用に使用。
👉 自社サービスでの活用イメージを持つことで、業務への応用がしやすくなった。
✅ セキュリティの構築の仕方
- IAMユーザー、ポリシー、ロールの違いと使い分けを学習。
- 最小権限の原則やMFAの重要性を理解。
👉 AWSアカウントを設定する際に、IAMポリシーの設定やMFA有効化を実践。
✅ コストの見積もり方法
- AWS Pricing Calculatorの使い方と、主要サービスの料金構造(従量課金・リザーブド・フリーティア)を学習。
👉 簡単なWebアプリのインフラ構成を例にコスト試算を実施。コスト最適化の意識が芽生えた。
理解が難しかった部分
⚠ サブネットやVPCの利用目的と設計方法
- サブネットとVPCの違いや関係性が初見では分かりづらく、どのようにネットワークを分割・構成すればよいか理解に時間がかかった。
- パブリックサブネットとプライベートサブネットの使い分け、インターネットゲートウェイやNATゲートウェイとの関係を図解で理解し直した。
⚠ Route53の活用方法
- Route53を使ったドメイン管理や名前解決の仕組みは理解するまでに時間を要した。
- レコードタイプ(A、CNAME、Aliasなど)の使いどころや、ドメイン購入から設定完了までの流れが複雑に感じた。
現場での活用イメージ
🚀 インフラ構成の基礎理解
- 今後、エンジニアとしてアプリ開発に加え、クラウド構成の基本設計にも関与できる素地ができた。
- 小規模なプロジェクトであれば、S3 + Lambda + API Gateway構成の提案も視野に。
🚀 コスト意識の定着
- 開発初期段階から、料金面を意識した設計ができるようになった。
- 費用対効果の観点を持ってAWSを活用していけそう。
どんな人におすすめか?
- これからAWSを学ぶインフラ初学者
- AWS資格の最初の一歩を踏み出したい人
- エンジニアだがクラウド未経験の人
- 非エンジニア(営業・企画職)でもAWS基礎を押さえたい人
- 「何ができるか」をざっくり理解したい人
おわりに
AWSのサービス数は多く、初学者には圧倒されがちですが、
本書は出題範囲を網羅しつつ、図解や具体例を交えて丁寧に解説してくれます。
まずはこの1冊で全体像を把握し、次のステップとしてソリューションアーキテクトや実践的な構成例の学習に進む予定です。
今後も実務で触れる機会を増やし、より深い理解につなげていきたいと思います。
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