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VSCodeで動作するSQLToolsのSpannerドライバの使い方

2024/04/30に公開

tl;dr

  • VSCode の拡張機能で動作する SQLTools というデータベース管理ツールがあります
  • Spanner のドライバがあるのでエディタ上から Spanner へクエリを実行したり、その結果を確認できます
  • SQLTools の機能として、クエリ結果の CSV や JSON へのエクスポート機能があるのでちょっとした結果に利用できます

SQLTools

SQLToolsとは、VS Code 上で動作するデータベース管理ツールです。
テーブルの一覧やテーブルの定義を確認したり、クエリーを実行したり、その結果を表として得る事が可能です。

SQLToolsでテーブル一覧と結果表示

SQLTools のインストール方法

SQLTools は VS Code の拡張機能のマーケットプレースからインストール可能です。SQLTools で検索するとヒットするはずですので、選択してインストールください。

SQLTools の Spanner ドライバ

SQLTools は対応ドライバが多数提供されていますが、Spanner のドライバは Community ドライバの一つとして提供されています。

Spanner ドライバのインストール方法

Spanner ドライバも拡張機能のマーケットプレースからインストール可能です。Spanner で検索するとヒットするはずです。

ドライバのインストール

Spanner への接続のセットアップ

SQLTools をインストールすると左のパネルにディスクドラムのアイコンが表示されます。クリックすると SQLTools が起動します。

SQLToolsのアイコン

CONNECTIONS セクションで新しいコネクションの追加(Add New Connection)を選択すると新規コネクションのセットアップとなります。ドライバのインストールが完了していれば、Spanner のドライバのアイコンが表示されているはずなので選択します。

ドライバの選択

コネクションの設定項目は次の通りです。

  • Connection Name : 接続の識別子(必須)
  • Connection Group: 接続の所属するグループ
  • Google Cloud Project ID: Google Cloud のプロジェクトID
  • Spanner Instance ID: Spanner のインスタンス名(必須)
  • Spanner Database ID: Spanner のデータベース名(必須)
  • Credentials Key File: API キーのパス、無指定の場合はその環境で使えるキーをよしなに使ってくれます
  • Connect to emulator: エミュレータを使う時のフラグ
  • Emulator host: エミュレータが動作しているホスト(localhost など)
  • Emulator port: 同じくエミュレータの動作ポート
  • Max query results: クエリの結果として許容する最大長、デフォルト10万行
  • Show records default limit: 同じく表示する結果の行数

コネクションの設定項目一覧

Spanner は ID/Password による認証ではないので、一般的なデータベースとは異なり API キーの情報がその代わりになります。保存する前にテスト(TEST CONNECTION)で確認すると良いです。接続に成功したら保存(SAVE CONNECTION)しましょう。

コネクションのテスト

接続のセットアップ以降は SQLTools の通常の使い方と同様です。

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