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Gemini 2.0 Multimodal Live API でリアルタイムマルチモーダルアプリケーションを構築しよう!

皆さん、こんにちは!Google Cloud Japan Advent Calendar 2024 運営です。
この記事は Google Cloud Japan Advent Calendar 2024 Gemini特集版 15 日目の記事です。

はじめに

Google が発表した最新の AI モデル、Gemini 2.0 は、マルチモーダルな入力と出力、長い文脈の理解、高度な推論能力を備えています。その中でも特に注目すべきは、リアルタイムストリーミング機能を提供する Multimodal Live API です。

この API を使用すると、音声、動画、テキストなど、複数のモダリティのデータをリアルタイムで Gemini 2.0 に送信し、応答を受け取ることができます。これにより、これまで以上にインタラクティブでダイナミックな AI アプリケーションを開発することが可能になります。

Gemini 2.0 とは?

Gemini 2.0 は、Google が開発した大規模言語モデル (LLM) です。前世代の Gemini 1.5 と比較して、以下の点が強化されています。

  • マルチモーダル入力: 画像、動画、音声など、様々な種類のデータを入力として処理できます。
  • マルチモーダル出力: テキストだけでなく、画像や音声を出力として生成できます。
  • 強化された推論能力: より複雑なタスクを理解し、実行できます。
  • リアルタイム処理: Multimodal Live API を使用することで、リアルタイムでの処理が可能になりました。

Multimodal Live API の概要

Multimodal Live API は、Gemini 2.0 のリアルタイムストリーミング機能を利用するための API です。この API を使用すると、以下のことが可能になります。

  • リアルタイムでの音声認識と翻訳: 音声をリアルタイムでテキストに変換し、翻訳することができます。
  • リアルタイムでの画像認識: 画像に何が写っているかをリアルタイムで認識することができます。
  • リアルタイムでの質疑応答: 音声や画像を入力として、リアルタイムで質問に答えることができます。
  • リアルタイムでの対話: AI エージェントとの自然な対話を実現できます。

デモとサンプル

Multimodal Live API の 能力を体感するために、以下のリソースが提供されています。

Gemini 2.0 Multimodal Live API の技術詳細

Multimodal Live API は、WebSocket を使用して Gemini 2.0 と通信します。クライアントは、音声、動画、テキストなどのデータを WebSocket 経由で Gemini 2.0 に送信し、Gemini 2.0 は処理結果を WebSocket 経由でクライアントに返します。

API は、以下の機能を提供します。

  • ストリーミング音声認識: 音声をストリーミングで送信し、リアルタイムでテキストに変換することができます。
  • ストリーミング動画認識: 動画をストリーミングで送信し、リアルタイムで解析することができます。
  • テキスト生成: テキストを入力として、Gemini 2.0 が生成したテキストを取得することができます。
  • 音声合成: テキストを入力として、Gemini 2.0 が生成した音声を取得することができます。

まとめ

Gemini 2.0 Multimodal Live API は、リアルタイムマルチモーダルアプリケーションを構築するための強力なツールです。音声認識、画像認識、自然言語処理などの機能を組み合わせることで、これまでにない革新的なアプリケーションを開発することができます。ぜひ、この API を活用して、あなたのアイデアを実現してください。

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