【ゾンビスクラムサバイバルガイド: 健全なスクラムへの道】刺さった事まとめ

会社で読書会をしています(週2回/0.5h)。
スクラムフレームワークを用いて仕事をしていますが、「上手く活用できていないな」と常々思っていたことから読書会に参加するようになりました。
読んでいて現況とリンクしたことや刺さったことを中心にまとめています。

第一部 (ゾンビ)スクラム
いい加減気がつけっ...!
第一部で最も刺さったワードは何?と質問されたら真っ先に下記を答えます。
「スクラムは効率的よりも効果的である事に重きを置いている」
ゾンビどもの主張は下記だと言及されていました。
* もっとはやく
* もっとアウトプットを
* もっと効率良く
これまでの仕事を振り返ってみると、私はゾンビだったなと感じます。
パフォーマンスと作業量が重視されがちな現場で、他のメンバーとベロシティを競い合い、スプリントレビューでは、自分がどれだけ作業量をこなしたか?を報告していました。
その結果、顧客は満足してるの?と言われると、必ずしも「Yes!」とはいえない機能が増殖し、システムの複雑性は増すばかり。修正を入れるにしても結構な労力が必要なプロダクトが出来上がったなと今にして思います。
私がチームにジョインした頃、職場の上司が「我々はアウトプットよりもアウトカムを重視しています」と発言していたのを思い出しました。今にして、その言葉が経験を通して「あっ...あ..」と理解できました。理解するのに時間かかったな・・・。
言葉で教えるのが簡単だったのではと思いますが、それをヨシとせず経験を通して気付かせてくれた上司に感謝です。
猛省っ・・・!
第一部では普段何気なく連発している「複雑」というワードの定義を再確認するきっかけにもなりました。
複雑とは 問題を分析して考えるだけでは解決策が見つからないこと
を意味します。
複雑な問題に対して、大体の人が取り組む戦略は 分析し、考えすぎてしまうこと
ことです。
スクラムはそのような複雑な問題に適応するためのものです。深く考えるよりも小さく実験してみて安価に失敗してみて、次の成功に繋げましょうよ!
というのがスクラムの本質です。
「ああ...私はなんと愚かな時間を過ごしてきたのか」と情けなくなりました。スクラムフレームワークの根本的な目的を理解せず仕事をしていたなと猛省...。

第二部 ステークホルダーが求めるものを作る
第二部で最も刺さったワードは下記でした。
「組織は価値あるものを世に出して初めて存続できる」
価値のあるものってどうやって作るんでしょうか?
続きは明日(T.B.D)