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INSERT INTO の VALUES の部分に指定される値が一意である必要はありません。しかし、テーブルの定義によっては、特定のカラムまたはカラムの組み合わせに一意性制約(ユニーク制約)や主キー制約が設けられている場合があります。そのようなカラムやカラムの組み合わせに重複する値を挿入しようとすると、エラーが発生します。

例として、以下のように value1 と value2 を主キーとして持つテーブルがあるとします。

CREATE TABLE sample_table (
    value1 VARCHAR(255),
    value2 VARCHAR(255),
    value3 VARCHAR(255),
    PRIMARY KEY (value1, value2)
);

このテーブルに対して、次の2つの INSERT 文を実行すると、2回目の挿入時にエラーが発生します。

-- 1回目の挿入(成功)
INSERT INTO sample_table (value1, value2, value3)
VALUES ('キー値1', 'キー値2', '値1');

-- 2回目の挿入(エラーが発生する)
INSERT INTO sample_table (value1, value2, value3)
VALUES ('キー値1', 'キー値2', '値2');

なぜなら、2回目の挿入時に value1 と value2 の組み合わせが1回目の挿入と同じであり、これが主キー制約に違反するためです。

ただし、テーブルにユニーク制約や主キー制約が設定されていない場合、同じ VALUES で複数回挿入することは問題ありません。

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INSERT IGNORE を使用する場合:
これを使用すると、指定されたキーが既に存在する場合には新しいレコードを挿入しないようになります。

INSERT IGNORE INTO sample_table (value1, value2, value3, value4, value5)
VALUES ('キー値1', 'キー値2', '値1', '値2', '値3');

INSERT ... ON DUPLICATE KEY UPDATE を使用する場合:
これを使用すると、指定されたキーが既に存在する場合に、他のカラムの値を更新することができます。この例では、value3, value4, value5 の値を更新します。

INSERT INTO sample_table (value1, value2, value3, value4, value5)
VALUES ('キー値1', 'キー値2', '値1', '値2', '値3')
ON DUPLICATE KEY UPDATE
value3 = VALUES(value3),
value4 = VALUES(value4),
value5 = VALUES(value5);
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Pythonでファイルを作成するのは簡単です。以下は、テキストファイルを作成して内容を書き込む基本的なサンプルコードです。

# ファイルを作成または上書きして、テキストを書き込む
with open('sample.txt', 'w') as file:
    file.write('Hello, World!\n')
    file.write('This is a sample text file.')

print("File 'sample.txt' has been created!")

このコードを実行すると、sample.txt という名前のテキストファイルが作成され、指定したテキストが書き込まれます。

open 関数の第2引数である 'w' は「書き込みモード」を意味します。このモードでファイルを開くと、指定したファイル名のファイルが存在しない場合は新しく作成され、存在する場合は上書きされます。もし追記モードでファイルに書き込みたい場合は、'a' を使用します。

また、with ステートメントを使用することで、ファイル操作が完了した後に自動的にファイルが閉じられるので、明示的に file.close() を呼ぶ必要がありません。

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SQLの基本的な構文を使用して、テーブル内に特定の値が存在するかを判定する方法を説明します。

  1. 特定の値の存在を確認する
    基本的には、SELECT文を使用して特定の値を検索します。例えば、usersというテーブルのusernameカラムにaliceというユーザー名が存在するかを確認する場合、次のようなSQLを使用します:
SELECT COUNT(*) FROM users WHERE username = 'alice';

このクエリが返すCOUNT(*)の値が0より大きい場合、該当するレコードが存在します。

  1. 存在する場合に特定の値を返す
    次のクエリは、特定の値が存在する場合に1を返し、存在しない場合は結果が返されません。
SELECT 1 FROM users WHERE username = 'alice' LIMIT 1;

LIMIT 1は、1つ以上の結果が存在する場合、最初の1つだけを返すことを意味します。このため、このクエリが何らかの結果を返す場合、aliceというユーザー名がテーブル内に存在することがわかります。

  1. 存在するかどうかをブール値で返す
    一部のデータベースシステム(例:PostgreSQL)では、次のようにEXISTSキーワードを使用して、ブール値で存在するかどうかを返すことができます:
SELECT EXISTS(SELECT 1 FROM users WHERE username = 'alice');

このクエリは、aliceというユーザー名が存在する場合にtrueを返し、存在しない場合にfalseを返します。

これらの基本的なSQL構文を使用して、特定の値がテーブル内に存在するかどうかを簡単に判定することができます。使用しているデータベースシステムによっては、上記の構文や関数が少し異なる場合があるので、公式のドキュメントやリファレンスを確認することをおすすめします。

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SQLでバルクインサートするときにCSVファイルの複合主キーにあたる2つの値が重複していた場合に、処理が止まらないように実装したい

1. BULK INSERT と MERGE の組み合わせ

BULK INSERT で一時テーブルにデータをロードし、その後 MERGE 文を使って本テーブルへの挿入を行います。ただし、これには一時テーブルへのインサートと本テーブルへのマージという2ステップが必要になるため、単純な BULK INSERT よりは遅くなる可能性があります。

-- 一時テーブルにバルクインサート
BULK INSERT TempTable
FROM 'c:\file.csv'
WITH (
  FIELDTERMINATOR = ',',
  ROWTERMINATOR = '\n'
);

-- メインテーブルにマージ(重複するキーがあればスキップ)
MERGE INTO MainTable AS Target
USING TempTable AS Source
ON Target.KeyPart1 = Source.KeyPart1 AND Target.KeyPart2 = Source.KeyPart2
WHEN NOT MATCHED BY TARGET THEN
INSERT (Col1, Col2, Col3, ...)
VALUES (Source.Col1, Source.Col2, Source.Col3, ...);

2. OPENROWSET と BULK プロバイダーの使用

OPENROWSET を使って BULK プロバイダーを経由し、CSVファイルから直接データを選択して重複を排除しつつインサートを行うことができます。

INSERT INTO MainTable (Col1, Col2, Col3, ...)
SELECT Col1, Col2, Col3, ...
FROM OPENROWSET(BULK 'c:\file.csv', FORMATFILE = 'c:\formatfile.fmt') AS t1
WHERE NOT EXISTS (
  SELECT *
  FROM MainTable AS t2
  WHERE t2.KeyPart1 = t1.KeyPart1 AND t2.KeyPart2 = t1.KeyPart2
);

この方法では、重複が存在するかどうかを WHERE 句で確認しながらインサートを行います。ただし、大量のデータを扱う場合、EXISTS のサブクエリがパフォーマンスに影響を与える可能性があります。

このコードは BULK INSERT コマンドを使っていませんが、OPENROWSETを使用してバルク操作を行っています。

OPENROWSETを使うと、BULKオプションで外部データソースからSQL Serverへ大量のデータを一度にロードできます。ただし、上記のコードではSELECTクエリを使ってデータを読み込んでおり、WHERE NOT EXISTSのチェックによって既存のレコードとの重複を回避しています。これは一種のバルク操作ですが、BULK INSERTコマンドそのものではありません。

BULK INSERT コマンドは、エラーを無視して処理を続行するオプションがないため、重複する主キーがあるとエラーが発生し処理が停止します。したがって、OPENROWSETを使ったこの方法は、バルクインサート操作中に重複チェックを行いたい場合に適しています。

SQL Serverにおける真のバルクインサートは、BULK INSERTコマンドかSQL Server Integration Services (SSIS)を使う方法で行われ、これらは非常に高速で大量のデータのインポートに最適化されています。ただし、BULK INSERTコマンドを使用する場合は重複を避けるために前処理が必要ですし、SSISを使う場合はかなり複雑な設定が求められることがあります。