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[Datadog]RUM without Limits™について調べてみた

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はじめに

株式会社GoalsでSREをしている今村です
Datadogで1番好きな機能は、Real User Monitoring(以降、RUM)と豪語しています!

RUMについて登壇させていただいた際の資料がこちらになります

https://speakerdeck.com/imamura_ko_0314/datadog-rum-woyong-ita-ux-zhi-biao-nojian-shi-gu-ke-dui-ying-henohuo-yong

ある日 RUM without Limits™ なる案内を見つけたのですが、既存のRUMとの違いがパッと分からず、調べてみました

まずは公式ドキュメントを読んでみた

https://www.datadoghq.com/blog/rum-without-limits/

https://docs.datadoghq.com/ja/real_user_monitoring/rum_without_limits/

読み取ったこと、および所感

  • RUM without Limits™ は、RUMの新モデル
  • 2025年6月からGAされていた
    • 新規にRUMを利用する場合には、Auto-Instrumentationで直感的に導入可能
    • 既にRUMを利用していた場合は、設定(SamplingRates等)の変更が必要
  • 既存のモデルとの大きな違いは以下の通り
    • 既存モデル:取り込むセッション量で従量課金されるため、SamplingRatesを調整して、全セッションの◯◯%だけを取り込むといった対応が必要だった
    • 新モデル(RUM without Limits™):全セッションを取り込み、監視したい要素をもったセッションにフィルタリングするといった使い方が可能
  • 加えて、セッションのフィルタリング(RetentionFilter)は、DatadogのGUI上から動的に設定可能

コスト観点で、やむなくSamplingRatesの調整で取り込んでいた場合、全セッションから監視したいセッションに絞り込むことができるのは喜ぶケースが多いのでは!?

→ 特にBtoC系のサービス等で、ユーザーが多いサービスでRUMを利用したいケースで非常に有用なモデルなのではないか!?と思いました

実際に触ってみた

株式会社Goalsでは既にRUMを利用しているため、公式ドキュメントに従って設定してみました

→ ほぼほぼGUI上からの直感的な変更のみで、設定変更が完了しました!

1.Configの設定変更

DatadogのApplicationManagementを活用して、変更すべきConfigのサンプルを出力できました
→ これを元に、実際のアプリケーションにデプロイします

2.RetentionFilterの設定

同じようにApplicationManagementを活用して、DatadogのGUI上から直感的に取り込みたいフィルターを設定できました

まとめ

今までRUMを宣伝すると...
「全セッション取り込まないと、RUMのメリットを120%引き出せないよね」
「でも、全セッション取り込むとなると、料金面で難しいんだよな」

上記のような声を度々聞いていたので、今回の RUM without Limits™ によって、RUM利用者が増えるんじゃないかと思いました!!

加えて既にRUM利用済みの場合でも、かなり直感的な操作のみで変更できたのも、とってもユーザーフレンドリーでした

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