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Windows 11でJIS/US配列を共存させる

2023/03/18に公開

JIS 配列と US 配列の共存方法として色々情報がありますが、自分なりの簡単な変更方法を確立したので記事にしました
ざっくり以下のような流れになります

  1. システム配列を接続済みキーボードレイアウトを使用するに変更し、レイアウト強制の設定値を削除
  2. ノートパソコンに内蔵されているキーボードレイアウトを JIS へ変更する
  3. JIS と US の共存を確認

今回の例では JIS/US の共存ですが、3 個以上を切り替えるケースは想定していないので別途対処が必要かもしれません

検証したノートパソコンの情報は下記の通り
尚、Windows 11 22H2 を rufus でクリーンインストールし Windows Update を実行した直後に今回の設定を行っています

名称 詳細
機種 Dynabook R734/K
OS Windows 11 22H2
CPU Intel Core i5 4300M
RAM 8GB

システムキーボードレイアウトを変更する

接続済みキーボードレイアウトを使用するへ変更

  1. Win + I を押下
  2. 左メニューの「時刻と言語」をクリック
  3. 「言語と地域」をクリック
  4. 日本語の三点リーダー(...)をクリックし「言語のオプション」をクリック
  5. 画面中央より少し下のキーボード欄にあるキーボードレイアウト: 日本語キーボード(106/109 キー) -> 「レイアウトを変更する」をクリック
  6. 新しくウィンドウが開くのでセレクトボックスをクリックし「接続済みキーボードレイアウトを使用する」をクリック
  7. 「今すぐ再起動する」をクリック

下記画像を参照

キーボードレイアウトの変更
「接続済みキーボードレイアウトを使用する」をクリック

内臓キーボードのレイアウトを変更する

reg ファイルを作成する

reg ファイルを新規作成し、下記コードをコピペ
@@@になっている部分は後ほどコピーするデバイスインスタンスパスへ書き換えます

keyboard_layout_to_jis.reg
Windows Registry Editor Version 5.00

[HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Enum\@@@\Device Parameters]
"OverrideKeyboardType"=dword:00000007
"OverrideKeyboardSubtype"=dword:00000002

デバイスマネージャーを開いてデバイスインスタンスパスをコピーする

Win + X -> M を押下してデバイスマネージャーを開く

下記画像の赤枠で囲った部分をコピー

デバイスインスタンスパス

先ほど作成した reg ファイルの@@@となっている部分に、コピーしたデバイスインスタンスパスをペーストして下さい
(改行が入ってしまった場合は削除)

エンコード をUTF-16 LEに変更し保存
作成した reg ファイルを実行してレジストリを登録する

regedit で確認する

regedit を開きHKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Enum\@@@\Device Parametersに下記キーが登録されていれば OK

  • OverrideKeyboardType
  • OverrideKeyboardSubtype

レジストリを弄ったため再起動

再起動後、JIS キーボードの半角/全角が機能するか、US キーボードの`が機能するかなどを確認し問題なければ作業完了です

GitHubで編集を提案

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