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サンフランシスコで自動運転タクシーに乗ってみた

サンフランシスコで自動運転タクシーに乗ってみた

GMOメディアでSREを担当している安保です。
先日休暇を頂いて北米旅行に行ってきました。サンフランシスコを訪れた際に自動運転タクシーWaymoに乗ってみたので、その体験をシェアしたいと思います。

Waymoの利用方法

Waymo Oneというアプリを使用することで、シームレスにサービスを利用できます。利用手順は以下の通りです:

  1. アプリを開き、目的地を入力
  2. ピックアップポイントとドロップオフポイントを確定
  3. 数分後に車が到着(状況により若干の変動あり)
  4. Startボタンを押して出発
  5. 到着後、降車して完了

アプリに記載があるように、ピックアップポイントまで少し歩く必要がある場合もあります。Waymoの方で駐車しやすいスペースを自動的に見つけているようです。私の場合は交差点だったので、車がちょっと通り過ぎてしまいましたが、近くに止まってくれました。


ちょっと通り過ぎて行った。

荷物の積み込みと乗車

車が着いたら、アプリでトランクを開けることもできます。スーツケースを持っていたので、トランクもちゃんと使えるのは便利でした。
無事に乗車できたら、アプリまたは車のナビのスタートボタンを押せば発車します。後はもう乗っているだけです。交差点での左折なども問題なく、スムーズに行うことができました。

柔軟な対応

途中で行き先の変更や、一時停車も可能なようです。今回は利用しませんでしたが、このような柔軟な対応ができるのは利用者にとって大きなメリットですね。


車内はとても快適でした。
ついでに音楽も良かったです。

到着と降車

無事に目的地についたら、Waymoが自動的に降車可能なポイントを探してくれて停車します。あとは降りて、荷物を下ろすだけでした。本当にシンプルで簡単な体験でした。

AIテクノロジー

Waymoの背後には、15年以上にわたって開発されてきた高度なAI・ML技術があります。Waymoのシステムは、LiDAR、レーダー、カメラ、外部音声受信機などの多様なセンサースイートからデータを収集し、それを基に周囲の環境を認識、他の道路利用者の行動を予測しながら、リアルタイムでルートの計画と走行を実行しています。

特に注目すべきは、最近のWaymoが開発した「Waymo Foundation Model」と呼ばれる次世代AIアーキテクチャです。このモデルは、Large Language Models(LLM)やVision-Language Models(VLM)などの最新技術を活用し、Waymo独自の自動運転に特化したAI技術と、一般的な「世界知識」と推論能力を融合させたものです。
これにより、複雑な交通パターンの解釈から他の道路利用者の意図を理解するまで、より高度な状況判断が可能になっています。


Waymo Foundation Modelから参照

Waymoは現在、サンフランシスコ、フェニックス、ロサンゼルス、オースティンなど複数の都市でサービスを展開しています。自動運転車が走行するマイル数が増えるごとにAIモデルは学習し、改善され、各旅行がより安全で信頼性の高いものになっていくというのは素晴らしいサイクルですね。

まとめ

自動運転技術は本当に素晴らしいと感じました。もちろん、まだまだ解決すべき課題も多くありますが、この技術が早く広まってほしいと思います。人間のドライバー不足などを考慮すると、自動運転タクシーは非常に魅力的だなと思います。

今後も様々な都市でこのようなサービスが展開されることを期待しています。皆さんも機会があれば、ぜひ自動運転タクシーを体験してみてください!

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