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インフラエンジニアのためのNew Relic APMセミナーから学んだこと
受講したオンラインセミナー
GMOメディアでSREをやっている安保です。技術広報、ブログ委員、図書委員などもやっています。今回は昨日受講したNew Relicセミナーの内容について書いてみます。
インフラエンジニアのためのNew Relic APM活用のキホンというセミナーでは、
- インフラエンジニアと開発エンジニアの共通言語としての APM
- インフラエンジニアが抱える課題を APM で解決する道筋
が分かりやすく整理されていました。特に「プロダクト完成を待たずに、開発段階から計測を始めること」が重要だという点が強く印象に残りました。
上のスライドが示す通り、従来の“個別監視”から、エンドユーザー体験やビジネスまでを一気通貫で捉える“オブザーバビリティ”への転換が鍵です。これは、インフラと開発の会話をデータで接続し、意思決定を早める土台になります。
また、インフラエンジニアの課題(ユーザー視点の把握の難しさ、DevとOpsの連携不足、コミュニケーションの断絶、ビジネス目標との乖離)に対して、APM を導入することで共通の事実(メトリクス/トレース/ログ)をもとに議論できるようになるのはなるほどなと思いました。
開発中から New Relic を入れるとデバッグが速い
New Relic は「本番環境が完成したあと」ではなく、開発の最初期から入れるとデバッグと性能検証が圧倒的に楽になります。ログやトレース、メトリクスが最初から一つの文脈で見られるため、ボトルネックの切り分けが早く、回帰の検知も確実です。
なぜ開発段階から?
- ログが読みやすい: 早期から構造化ログとトレースIDを付与。アプリログ→APMトレース→DBクエリまで一気通貫で追跡できる。
- スケール耐性の確認: スループットとレスポンス、DBアクセスやCPU使用率の相関を確認できる。
チーム共有メモ(要点)
- 開発初期から計測しておくと、デバッグが早く回る。
- テストでボトルネックを事前に特定し、本番移行リスクを減らす。
まとめ
New Relic を「完成後の監視ツール」としてではなく、開発を加速する観測プラットフォームとして使うと、ログ・トレース・メトリクスがつながり、原因追跡とチューニングが素早く行えます。本番を見据えた観測を開発段階から始める事ができます。
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