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Manusが日本で初めて開催したイベントに行って来ました

Manusが日本で初めて開催したイベントに行って来ました

昨日、東京で開催されたManusのイベントに参加してきたので、感想を書いてみます。

イベント概要

イベントの内容は前半ManusのCPOからManusの由来、開発秘話、設計思想などの話がありました。驚いたのはManusのリリース前に実はAIブラウザーを開発していたというのです。

Manusが開発していたAIブラウザー

Chromeの拡張機能も作っていたのですがそれだとChromeに依存するので、ならばブラウザーを作ってしまおうという事でした。6ヶ月かけて開発して、リリースまで1週間前という時に開発を中止したそうです。

実際にAIブラウザーを作って使ってみた所、AIが処理中は他のタスクができなくなってしまい、ブラウザーを占領してしまうとの事でした。なので、ブラウザーは辞めたそうです。

小さいなスタートアップが大半のリソースを投じて作ったプロダクトを開発中止するのは凄い判断ですよね。だからこそManusが開発されたそうです。

AHPU(Agentic Hours Per User)という考え方

既存のSaaS企業は、ユーザーの利用時間を増やす事を考えています。Manusは逆にユーザーの時間を減らす事を考えています。ユーザー利用時間は良いメトリクスではないというのです。

ユーザーの消費時間

Manusはパソコンを閉じても動作しているため、家事や子供との時間など他の事に時間を使えるようになるというのです。それがCPOが言っていた、AHPU(Agentic Hours Per User)の考え方です。ユーザーの代わりにエージェントが働いてくれる時間です。

AHPUの説明

また、CPOが言っていたのが、ユーザーからのフィードバックが嬉しかったそうです。サンフランシスコで働いている三児の母親がManusの使って資料を作り、子供達と過ごす時間が増えたとの事でした。

Manusをリリースしてから1ヶ月くらい経ちましたが、ユーザーからの反響が凄くてとても驚いているそうです。ユーザー数も伸びており、CPOは興奮していると言っていました。

この1ヶ月毎日2〜3時間くらいしか寝ておらず、かなり疲れていると言ってました。ただ、そんな事言いながらもとても嬉しそうでした。自分達のやっている事が楽しく、とてもエキサイティングだからなのかなと思いました。

CPOとチャエン氏の対談

後半はCPOとチャエン氏の対談でした。事前に届いた質問を2人が回答していくというものでした。

対談の様子

CPO曰く、現在Manusは東京オフィスをオープンする予定で、サーバーもAWSと組んで日本国内に用意するようです。セキュリティやデータ管理の事で日本企業にも使ってもらえるようにとの事でした。

チャエン氏にはGMOインターネットグループの社員限定のセミナー講師として様々なAI情報を提供してもらっています。いつも動画でしか拝見したことなかったのですが、生チャエン氏に会えてとても嬉しかったです。実際にお話ししてみると、本当に元気な方でした。

イベントの食事も豪華でした🍽️

イベントの食事

まとめ

AI時代の最前線を走っている人達と直接交流できたのは本当に良い経験でした。ManusのCPOが言っていたAHPUという考え方はとても面白いと思いました。
Manusリリース後からユーザーの反響が凄くて、全然寝られていないし疲れているけれど、こんなにエキサイティングな瞬間はないと笑顔で言っていたことがとても印象的でした。
Manusのイベントは今後も開催される予定なので、興味がある方はぜひ参加してみてください。AI時代の最前線を体験できる貴重な機会だと思います。
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