IntuneからPowerShellでショートカットを配布する

概要

Intuneでは、任意のショートカットをWindows端末に配布することができます。
.intunewinファイルを作成し、配布と端末にインストールしたアプリケーションでショートカットが作成されないケースがあったため
Intuneから手動でショートカットを配布する仕組みを活用してみました。

前提条件

• Microsoft Intuneの管理者権限を持っていること

PowerShellスクリプトの作成

まず、ショートカットを作成するためのPowerShellスクリプトを作成します。
以下のスクリプトは、デスクトップにショートカットを作成する例です。
すでに同じショートカットが存在するかのチェックも含まれています。
（hoge部分を適当に置き換えてください）

shortcut.ps1

$Shell = New-Object -comObject WScript.Shell
$DesktopPath = [System.Environment]::GetFolderPath([System.Environment+SpecialFolder]::Desktop)
$ShortcutPath = "$DesktopPath\hoge.lnk"

if (-not (Test-Path -Path $ShortcutPath)) {
    $Shortcut = $Shell.CreateShortcut($ShortcutPath)
    $Shortcut.TargetPath = "C:\Program Files (x86)\hogehoge\hoge.exe"
    $Shortcut.Save()
}

※パスの中にスペースがあってもエスケープする必要はありません。
※各のパスの指定先に日本語が含まれている場合は文字コードに注意してください。

設定手順

1. Micorosoft Intune管理センターにログイン: Micorosft Intune管理センター
2. デバイス→スクリプトと修復→プラットフォームスクリプトへ遷移: スクリプトと修復
3. 追加→Windows10以降 をクリック
   
4. 任意の名前を入力し、次へ
   
5. 先ほど作成したPowerShellスクリプトをアップロードし、画像のとおりに設定
   
6. 任意のグループに割り当て保存
   しばらくすると、対象の端末にショートカットが作成されます。
   

Tips

※Intuneで設定したスクリプトは管理センター上で確認することができません。
別途Gitなどでバージョン管理しておくことをおすすめします。