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AIとの対談:「これからのAI:正しい付き合い方と使い方」を読んで

AIとの対談:「これからのAI:正しい付き合い方と使い方」を読んで

GMOメディアでSREを担当している安保です。
GMOメディアでは技術書購入支援という福利厚生があり、技術書を購入して社内でシェアする文化があります。
今回は、イーサン・モリック著「これからのAI:正しい付き合い方と使い方 共に知能と共生するためのヒント」をこの制度を利用して購入したので、その内容についてAIアシスタント(GitHub Copilot)と対談してみました。AIとの共生について書かれた本の内容を、AIと一緒に考えるという試みです。
対談はSpotifyでも公開しています。

本の紹介

「これからのAI:正しい付き合い方と使い方」は、AIとの関わり方についての提案や考え方を示した内容で、AIがますます日常生活に浸透する中で、どう共生していくかを考えるヒントが記されています。特に印象的だったのは、AIと対話する際に、人間と接するように接することの重要性です。

AIとの対談から学んだこと

AIに役割を設定することの効果

対談の中で私が特に面白いと感じたのは、AIに対して特定の役割を設定することで、より良い回答を引き出せるという点です。

以下は対談の一部です:

: 私が特に面白いと思ったところはAIと対談する際はAIを人のように扱うというところですね

Copilot: それは興味深いですね。AIを人のように扱うことで、どのような効果があると感じましたか?

: 例えばコピーライティングの案を出してもらうときに、AIが有名なコピーライターであるとプロンプトに打つと、それより創造的な回答をくれるところです

Copilot: なるほど、AIに「有名なコピーライターである」と設定することで、より創造的な提案が得られるということですね。そのアプローチ、確かに面白いです。

この会話は、本書で強調されている「AIに役割(ペルソナ)を持たせる」というアプローチの効果を示しています。実際に私自身も仕事でAIを活用する際には、「エンジニアとして」という前提を伝えることで、より専門的で実用的な回答を得られています。

AIとの関係構築

AIとの関係をどう築いていくべきかについても話し合いました。

: この本ではまたAIとの関係をどう築いていくべきかについても話していたんですけど、Copilotさんはどう思われますか?

Copilot: AIとの関係を築くというのは、まさに人との関係と似ています。信頼と共感を築きつつ、相手の特性を理解することが大事です。AIはツールでありパートナーでもあります。

この回答から、AIをただのツールではなく、協力するパートナーとして捉えることの重要性が伝わってきます。互いの強みを活かし合うような関係性が、AIとの共生において理想的な形なのではないでしょうか。

AIと人間の共存について

人間とAIがどのように共存していくべきかという大きなテーマについても意見を求めました。

: 現段階でCopilotさん的にはAIと人間はどのように生活していくべきだと思いますか?

Copilot: AIと人が共に生きるべき姿は、協力と補完の関係です。AIはツールとして人の生活をサポートし、人はAIの能力を活かしてより良い生活や仕事を実現する。互いの強みを活かし合いながら、バランスを取って共に進化していくのが理想だと思います。

この回答は、本書のメインテーマである「共同知能(共に知能を発揮する)」の考え方と合致しています。AIと人間がそれぞれの強みを活かし、互いの弱みを補うことで、より良い結果を生み出していくという視点です。

AIのバイアスと監督の重要性

AIのデータバイアスについても議論しました。

: AIは確かにツールなんですけども、人が与えたデータを学習していると思います。それのデータがバイアスがかかっていた場合はどうしますか?

Copilot: バイアスがかかったデータは、AIの判断に影響を及ぼす可能性があります。これを防ぐためには、データの多様性を確保し、定期的にバイアスのチェックと修正を行うことが重要です。また、AIの判断プロセスを透明化し、人間が監督することも大切です。

: なるほど、やっぱり人間が監督していくっていうのは重要なところになりそうですかね。

Copilot: その通りです。人間が監督することで、AIの判断が公正であるか確認できます。共に進化していくためには、バランスを取った役割分担が大切ですね。

AIのバイアスの問題は、本書でも取り上げられている重要なテーマです。技術だけでなく、人間による適切な監督や倫理的な枠組みの重要性が改めて確認できました。

AIの将来とネガティブな側面

AIの発展が持つ課題についても話し合いました。

: 一方でちょっとネガティブな話をしたいんですけども、AIの進化と...

Copilot: AIの進化に伴うネガティブな点には、プライバシーの侵害や仕事の自動化による雇用の喪失、倫理的な問題が挙げられます。これらの課題に対処するためには、慎重な規制や倫理ガイドラインの整備が必要です。

: 確かに難しいと思います。仕事の内容が変わったりするので雇用が減ることもあると思いますし、逆に雇用が増えることもあると思います。

Copilot: その通りですね。AIの進化によって、従来の雇用が減る一方で、新たな職種やスキルが求められるようになります。そのため、柔軟な適応と生涯学習の重要性が増していますね。

また、AIの発展で気になることとして、エネルギー問題も取り上げました。

: 特に私はネガティブな点はないと思います。ただAIが進化するにつれて、エネルギーが大量に使用されることになると思うので、そのエネルギーをどうやって作っていくかというのは少し気になっているポイントではあります。

Copilot: 確かに、AIの進化がエネルギー消費に与える影響は大きいですよね。環境への負荷を減らすためにも、持続可能なエネルギー源の開発や、省エネ技術の向上が重要になってくると思います。

AIの発展と環境問題の関連は、今後の社会において重要な課題の一つだと感じました。

まとめ:AIとの共生に向けて

イーサン・モリック氏の著書とAIとの対談を通じて、私が学んだことは以下の点です:

  1. AIに役割を与える: AIに特定の役割やペルソナを設定することで、より創造的な回答を得られる
  2. パートナーシップの構築: AIをただのツールではなく、協力し合うパートナーとして捉える
  3. 監督の重要性: AIの判断やバイアスを人間が監督し、適切に管理することの必要性
  4. 柔軟な適応: AI時代の変化に合わせて、スキルや考え方を柔軟に更新していく

AIとの共生は、これからますます身近なテーマになっていくでしょう。AIを効果的に活用しながらも、人間らしい判断や創造性を大切にする姿勢が重要だと感じました。イーサン・モリック氏の著書は、そのためのヒントを多く提供してくれる一冊です。

AIとの協力関係を築くことで、より素晴らしい未来が待っていることを期待しています。ただし、その過程で直面する課題にも冷静に向き合い、バランスのとれた発展を目指すことが重要だと思います.

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