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社内で Rails Girlsガイドを使ったアプリ開発体験ワークショップを開催しました

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これはGLOBIS アドベントカレンダーシリーズ1の1日目の記事です。

こんにちは!グロービスのtsumichanです。
普段は技術広報として、世界をリードするEdTechカンパニーとしてのグロービスの認知を広げるための活動をしています。

今回は、社内で Rails Girlsガイドを使ったプログラミング体験ワークショップを開催したので、
どのように進めたかや参加者の声・運営としての学びをお伝えします。

はじめに:なぜ社内でRails Girlsを?

今回、社内で「Rails Girlsガイド」を活用したプログラミング体験ワークショップを開催しました。
背景には、エンジニア以外のメンバーにもプログラミングへの関心を持っていただきたいこと、そしてエンジニアとのコラボレーションをよりスムーズにし、日々の業務連携を強化したいという思いがありました。
さらに、プロダクト開発がどのようなプロセスで進んでいくのかを実際に体験していただくことで、互いの理解を深めるきっかけにしたいと考えていました。

教材として Rails Girlsガイドを選んだのは、シンプルで取り組みやすく、環境構築からアプリのデプロイまで一連の流れをしっかり体験できる点が魅力だったためです。
エンジニアではない参加者でも無理なく学べる内容でありながら、Webアプリが動くまでの流れをしっかり掴める、まさに今回の目的にぴったりの教材でした。

Rails Girlsは女性限定ですが、今回は上記目的のもと、性別の制限は設けませんでした。

ワークショップの概要

通常、Rails GirlsではDay1で環境構築をしDay2で開発を進めますが、
今回はそこまで時間が確保できなかったこともあり、業務時間後の2時間でできる内容にアレンジしなければなりませんでした。
そのため、環境構築は省略し、Google Cloud Shellを利用しました。(社用PCの設定の都合上Windowsの環境構築ができなかったこともあります。)

環境構築がなくなったことで、ガイドの1〜3番をショートカットし、
ガイドの4番「はじめてのアプリを作る」からスタートしました。
2時間のワークショップでは必達ゴールをガイドの8番「画像アップロード機能を追加する」としました。

自分で作ったアプリをカスタマイズする楽しさも感じてほしいと思ったため、
ガイドの8番まで進んだら、その先に進んでも良いし、アプリの見た目などをカスタマイズしても良いこととしました。

参加者の反応・声

今回は、普段エンジニアとは全く関わりがなく、プログラミングも全く経験のない6名が参加しました。

ワークショップ終了後、参加者からは
「Webアプリがどのように動いているのか、ようやくイメージがつかめた」
「実際に動くものを自分の手で作れたことに感動した」
「難易度としては難しかったが、普段営業として触れているプロダクトやシステムの背景でエンジニアたちの苦労があるんだなということが知れた」
という前向きな声が多く寄せられました。

一方で、「ガイドに書いてあることが難しかったが、メンターが横でサポートしてくれたので安心して進められた」という声もあり、初心者向けのガイドであってもサポート体制の大切さを改めて感じる場面もありました。

また、「rails new などの処理を待っている間に聞いたエンジニアについての話が大変興味深かった」という声もあり、メンター制で1対1でコミュニケーションを取りながら進めるスタイルにしてよかったなと思いました。

全体としては、「思っていたより楽しかった」「また機会があれば参加したい」といったポジティブな感想が多く、プログラミングに対する心理的ハードルが下がったことがうかがえる結果となりました。

運営側として学んだこと

今回2時間という時間枠にしましたが、ゆっくり解説をしていると8番までは進めなかった人もおり、時間の調整が難しいところだと感じました。
一番遅いペアでは2時間半くらいの時間がかかっていました。

ガイドの8番まで進んだら、その先に進んでも良いし、アプリの見た目などをカスタマイズしても良いこととしましたが、
先に進む人もいればAIと対話しながらスタイルシートを更新し、リッチな見た目のアプリにしている人もいて、みなそれぞれの楽しみ方をできていたのは、良かった点だと感じています。

また、Google Cloud Shellの固有の問題でエラーになり進められなかった場面もあり、
事前の素振りの重要性を実感しました。

ひとつ反省点を挙げるとするならば、今回のワークショップの目的をあまりきちんと説明しなかったので、そこをしっかり説明できたら参加者側も多様な申込背景がある中で共通の目的意識を持ちこの場をより楽しめたのではないかと思いました。(というフィードバックをいただきました。)

まとめ

今回のワークショップを通じて強く感じたのは、「学び合う文化」が組織にとってどれほど大きな力になるかということでした。
プログラミング経験の有無に関わらず、同じテーマに向き合い、試行錯誤しながら知識を共有し合う時間は、普段の業務ではなかなか得られない相互理解と、同じゴールに向かって仲間と進むことの大切さを感じられました。

エンジニアが当たり前に使っている概念や作業も、参加者からの素朴な疑問を通じて新しい視点が生まれることがあり、双方にとって学びの機会になっていました。
「知らないからこそ気づけること」が組織の多様性を支えており、知識を一方向ではなく循環させていくことの価値を改めて実感しました。

「学び」を大切にするグロービスで、今回の取り組みをきっかけに、部署や専門性の垣根を越えて学び合う流れがさらに広がれば嬉しく思います。
今後も継続的なワークショップや、ステップアップできる機会をつくりながら、学びが自然と共有されていく環境を育てていきたいと考えています。

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