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セルフオンボーディングのすゝめ

2024/03/18に公開

こんにちは @glassmonekeyです。

Ubie 株式会社というところに転職をして約 1 ヶ月になりますが、同僚からセルフオンボ上手だねと褒められることが少々あったので、自分なりに気をつけていたことをまとめてみました。

これから社会人になる方や、新環境への適応を考えている方にとって参考になれば幸いです。

https://twitter.com/glassmonekey/status/1752973771751956489

セルフオンボーディングとは

いわゆる「オンボーディング」とは人事用語では、新しく会社・組織に加わった人材にいち早く職場に慣れてもらうことで、組織への定着・戦力化を促進するための取り組みのことを指します[1]

「セルフオンボーディング」は「オンボーディング」は一定自らに課したオンボーディングのことで、新しく参加した会社・組織で立ち上がるためには一定必要なことといえます。

取り組んだこと

主に意識をして取り組んだことは以下の 3 点にになるます。

  • 素朴な疑問を上げる
  • 仮説を立てて動く
  • 人となりを知る

素朴な疑問を上げる

どの会社・組織にも言えそうですが、新規のメンバーに暗黙的に期待しているのはいわゆる「新鮮さ」ではないでしょうか。どうしても長い期間組織に属していると暗黙的な慣例などに引っ張られがちです。そのままだと待っているのは緩やかな退化です。

そこで大事なことが新メンバーによりもたらされる「新鮮さ」です。過去を知らないからこそゼロベースで発言できるため、新しい発見につながることがあります。

その中でも特に大事なのは「新鮮さ」からもたらされる「素朴な疑問」です。 (余談ですが現職では「そぼぎ」などと略されており、雑に投げ込むチャンネルがあったりします。)
「素朴な疑問」がもたらされる要因は様々ですが、往々にして暗黙知由来なものが多いです。暗黙知のままだと改善されないケースが多いので、意外と組織のボトルネックに気づくきっかけです。

色々取り組みをしまして、例として 1 つ挙げると、レビュープロセスなど言語化が不足しているものがありました。
そこで、自分の不明瞭さを明確にすることを目的に色々聞き周り、ドキュメントに書き起こしたりしました。

実際「コードレビューを立てた後に誰がマージするのか?」など暗黙的になっている点がありました。

そこで、我々のレビューの目的はコード反映を通したチーム間のコミュニケーションであり、不明な点は質問を投げ合うことで解消するという点が明確になりました。
マージもコミュニケーションが十分に取れたレビュイーが行い、コード反映のオーナーシップはレビュイー自信が持つことが明確になりました。

この策定をした結果、一定チーム内のレビューの頻度やコミュニケーションが活発化したように感じます。

仮説を立てる

素朴な疑問の建て方にも通づるのですが、仮説を持つことは非常に重要です。
仮説は前職の経験でもいいですし、自分の考えのみでも良いです。
仮説を立てることで、失敗したり間違ってた際に改善へとつなげることができます。

特にコードを読み進めるときなどは、漠然と読むのではなくコードに対する役割に仮説を持たせて読むと理解が早いです。
読み進めていくうちに仮説と異なることが出てくるでしょう?
そのときは、仮説と一緒に素朴な疑問として聞いてみるといいでしょう。
おそらくは仮説の認識違いや、暗黙的な課題が見つかることでしょう。

また、仮説を建てずに動いた場合も考えてみましょう。
どれも過去の自分がやってしまったことでした。

  • 新規事業という不確実な状況なので考えるだけ無駄
  • やってから考えよう。とりあえず進めよう。
  • 〇〇(界隈で有名な人)さんが言ってたから。
  • XX という方法論はいいらしい、取り入れてみよう。

もともと適当な性格というのもあるのですが、
これらに共通していることは、自分の考えを持たずに進めてしまった点でした。
いざやってみたあとに、失敗そのものに気付けなかったり、振り返りの精度も大したものができなかったりと徒労に終わることが多かったです。

人となりを知る

これまで上げた内容は「言うは易く行うは難し」の典型的な例でしょう。
新しい会社や組織に参加したタイミングだと、どうしても遠慮がでてしまい難しくはないでしょうか。

そこで大事なのは仕事相手の人となりを知ることが大事です。
現職では Notion に Profile ページがあるので、一定情報を得ることができます。
ただそれだけだと不十分で、私は 1on1 を単発で入れてみて、課題に思っている点をはなしをしてみたり自己紹介を通して交流するようにしています。
少しでも共通項があると人間不思議なもので、遠慮してたはずのコミュニケーションを気軽にできるようになります。

また機会があるなら、オフラインの飲み会にも参加してみて、業務の距離が遠い同僚とも一定話すようにしています。
これにより自分の知らなかった視点に気づくきっかけにもなりますし、困ったときに頼るきっかけづくりにもなります。

おわりに

入社エントリ書くことが遅れてしまって、気がついたら最近はテックリード業をやりはじめたり刺激的な毎日を過ごしています。
まだまだやりたいことに対して人が足りてない状況です。バックエンド、フロントエンド、LLM エンジニアなど各種ポジション絶賛募集中です。
まだ転職活動はじめないけどな〜という温度感でも話しましょう!!
https://recruit.ubie.life/#occupation

実際入社してどうなのとか?新鮮な目線でお話できるので、DM などもお待ちしています。

https://twitter.com/glassmonekey

引用

脚注
  1. 人材育成・研修 お役立ち情報・用語集より ↩︎

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