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GMT6.5のサンプルスクリプトを試す6~plotその2~
今回はGMT6.5のサンプルスクリプトを試す5~plot~の続き。
次はベクトルを描く。
特にベクトルの描き方はGMT4とGMT5の間で大幅に変更され困惑した地学系界隈が多かったと聞いている。
ベクトルは-Svまたは-SVだが、こちらも非常に多くのオプションがありいろいろな書き方で描画できるようだ。まずは例から。
gmt plot -R0/50/-50/50 -JX6i -Sv0.15i+bc+ea -Gyellow -W0.5p -Baf -pdf map << EOF
10 10 45 2i
30 -20 0 1.5i
EOF
-Sv0.15i+bc+eaとなっている。
0.15iはベクトルの頭部分の大きさを示す。
+bcでベクトル起点b(beginning)について円(c)を付加する。
+eaでベクトル終点e(end)について矢印を付加する。
実質的に+eを付けると矢印(a)がデフォルトなので+eaは+eでもよいようだ。
-Gyellowとしているので円と矢印が黄色に塗られている。
矢印の柄の部分は黒になっているが、これは-Wで色を指定していないためデフォルトの黒になっているようだ。
次の例を見てみよう。
echo 25 -15 1 1 > data.txt
echo 30 -10 -1 -1 >> data.txt
echo 35 -5 0.5 2 >> data.txt
gmt begin map7 png
gmt coast -R20/40/-20/0 -JM6i -Di -W -Baf -Ccyan
gmt plot -R20/40/-20/0 -JM6i -Sv0.15i+e+z3.6c -Gred -W0.25p -Baf data.txt
gmt end
-Sv0.15i+e+z3.6cとしている。
+eで終点に矢印が書かれており、+z3.6cで地図上のスケール感を示す。
先ほどのものと違い+bcがないので起点の円がない。
Plotの例はこれで以上だが、plotはできることがたくさんある。
次のGMT6.5のサンプルスクリプトを試す7~plot -Sv~でいろいろ試しに描いてみるとしよう。
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