新卒6ヶ月目でPLやってみた
自己紹介
コーポレート本部経営システム開発チームの前川です。
苦手なことはコーディングです。
このブログでは自分が新卒6ヶ月目でプロジェクトのPL任されたことについて、
- 何のプロジェクトを持ったのか
- どういった経緯で任されたのか
- 失敗したこと、うまくいったこと
を話させていただきます。
※PL: Project Leader: プロジェクトメンバーを管理、統括していく仕事
プロジェクトについて
入退社フォームの社内システム化
→ Googleフォームを用いて行われていた入社・退社申請を社内システム内の機能の1つとして組み込んだもの
- 開発人数: 3名
- 開発期間: 2ヶ月
- 作成物: 入退社、休職フォーム、申請一覧を社内システムの機能として作成
経緯
弊社では2023年10月まで、新入社員の方が入社する際は各部署、チームの方々がGoogleフォームで新入社員の情報を人事宛に送信していました。
人事はその情報を基に社内システムへの登録を行なっていましたが、
- 一度入力された内容を手入力で再度入力するという手間が発生してしまう
- 社内サービスに入退社の情報を入れ忘れてしまう
といったことがあり、その影響が他の機能(組織図、工数管理、外部連携サービスの発行・停止など)に及んでしまう恐れがありました。
そこで、入退社フォームをGoogleフォームから社内システムに置き換え、利用者が直接申請した情報をシステムに自動で登録させることで、社内システムに入退社の情報が漏れなく登録され、人事の工数削減を達成できました。
PLとして
プロジェクトアサイン前まで
私は大学卒業後、新卒で弊社に入社して今の部署に配属されました。
配属後は工数集計システムの修正などを1人で行なっていましたが、配属4ヶ月後の10月に上長から複数人で行うプロジェクトにアサインされました。
開発経験が乏しく、複数人での開発は大学時代に参加したハッカソンと新卒研修くらいしかないため、内心不安でした。
PLになったとき
上述のプロジェクトの要件を聞いたあと、上長から「このプロジェクトのPLをやってみないか」という提案をしていただきました。
自分にできるかは不安でしたが、不安よりも挑戦してみたいという思いが強かったため、提案を喜んで承諾しました。
PLとしての仕事
PLとして主に以下のタスクを行いました。
- WBSの作成 (WBS:Work Breakdown Structure)
- 毎日の定例の議長
- システム利用者への説明会
開発の方ではバックエンドを主に担当しており、申請された情報の保存や権限設定、申請時通知機能の作成等を行いました。
失敗したこと
いきなりPLをやって全てうまくいくわけもなく、たくさん失敗してしまいました。
失敗し過ぎて、書き連ねると長くなってしまうので、今回は「工数を見積もった時の失敗」を話させていただきます。
工数を見積もった時の失敗
最初に自分の方でWBSを作成する際に工数の見積もりをしました。
入退社フォームを作成するだけなので、最初はそんなにタスク量は多くないと思い、大雑把にタスクを切り分け大体の工数を出しました。
そして、 「2週間でできます!」 と上長に伝えました。
...あれ? と思った方は鋭いです。
そんなに速くできる訳もなく実際どれだけかかったは最初の方に書いてある通りです。
結果2ヶ月かけたものを2週間でできると言い張ったことで、その後受け持ったプロジェクトで時間が足らず、痛い目に遭いました。
それも自分だけが痛い目に遭うのではなく、他のチームメンバーにも迷惑をかけてしまいました。
工数の見積もりを失敗することで、迷惑がかかるのは今の自分だけではなく、未来の自分やチームメンバーに迷惑をかけることを身をもって体験しました。
工数は甘く見積もっても、厳しく見積もっても失敗してしまう
適切に見積もることが大事だと学びました。
うまくいったこと
たくさん失敗しましたが、うまくいったこともありました。
それは、顧客のニーズに合った機能をリリース出来たことです。
機能を完成させる前に、利用者(主に人事)に対してデモを行いました。そのデモで改善して欲しいことを募り、より利用者にとって使いやすい機能の作成ができました。
また、デモ以外でも適宜直接会って話すことで、現在の進捗を伝えたり、機能の改善案をこまめに聞くことができ、開発に活かせました。そして、人事の方々とコミュニケーションをたくさん取り、お互いのことを知れたことで、その後の仕事での円滑なやり取りに役立たせることができました。
これから
新卒6ヶ月でプロジェクトを持たせてもらえたことで失敗もありましたが、自分主導でプロジェクトを進める経験ができて良かったです。
プロジェクトの工数管理についてはこの失敗を糧にして、現在ではなるべく期日を伸ばさないようこまめに進捗確認を行うようにしています。
また、部署内の人とコミュニケーションを取れたことで、機能の修正依頼が来た際も直接話すという選択肢が増え、業務をより効率良く進められています。
迷惑をかけてしまった部分も多かったですが、チームメンバーにはこれからの業務で少しずつ恩返しをしていきたいなと思います。
ここまでお読みいただきありがとうございます🙇
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