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2025年度 新卒研修 DB研修/NoSQL

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研修概要

本研修は、4日間にわたるデータベース研修の最終日の研修にあたります。
1日目はMySQL, 2日目はテーブル設計, 3日目はトランザクションとパフォーマンスと学んでいき、この研修では、NoSQLデータベースの基本概念、種類、特徴、RDBとの違いを学び、実際にRedisやMongoDBを操作しながら理解を深めます。
弊社ではNoSQLを採用している部署は少ないのですが、NoSQLのスキーマレス構造や水平スケーリングの考え方、分散環境でのデータ管理の仕組みに触れて、実務での適切な技術選択と運用ができるようになることを目指した研修となっています。

1. NoSQLの基本概念と種類

まず最初に、NoSQLの定義や種類(KVS型、ドキュメント型、グラフ型)を紹介し、RDBとの違いを整理しました。

NoSQL = "Not Only SQL" (非リレーショナルデータベース)は、RDBが抱えていた以下のようなデメリットを解決できます。

  • 複数サーバーへのデータ分散が複雑で、スケールアップのコストが大きい
    - サーバーの追加だけで容量と性能を簡単に拡張でき、データ分散処理を自動的に最適化してくれるためコスト効率も良い
  • スキーマが固定されるため、スキーマ変更が頻繁な開発サイクルに対応しづらい
    - 事前定義なしにデータ構造を進化させられるスキーマレス構造のため、迅速に機能追加や変更に対応でき様々な形式のデータも格納できる


2.代表的なNoSQLプロダクトの紹介と操作

NoSQLの中でもRedis(KVS型)とMongoDB(ドキュメント型)を取り上げ、それぞれの特徴や用途、基本的な操作方法を実習を交えて学びました。


3.分散データベースのスケーリング手法

サーバーの台数を増やして今までより多くの処理を実行できるようにすることを「スケールアウト」といいますが、そのスケールアウトの一例である「レプリケーション」について解説し、分散環境でのデータ管理の基本を理解しました。



4.実習課題

座学終了後は課題に取り組んでもらいました。
RedisやMongoDBの基本的なクエリや機能、NoSQLがどのようなユースケースに使えるかなどの概念の理解を確認したり、地理空間インデックスにも触れました。

講義スライド

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