社内勉強会を少人数でおこなう理由と工夫
こんにちは。GENIEE CHAT 開発チームリーダーの渡邉です。
今回は、「社内勉強会を少人数でおこなう理由と工夫」をテーマに、弊社の社内勉強会の実施例をご紹介します。
はじめに
先日、弊社の開発チームで「今日から開発に活かせるGo言語のTipsを学ぶ」というテーマで社内勉強会を行いました。Go言語はGENIEE CHATのバックエンドの大部分で使用しているため、Go言語に関する理解が開発全体の底上げにつながると考えています。
勉強会で参考にした書籍はこちらです。
この書籍は、「失敗から学んだ知識は頭に残る」というコンセプトのもと、Go言語で開発を進める中で陥りがちなミスやその解決策を紹介しています。
勉強会では、開発チーム全体の理解度向上を目的に、この書籍から特に重要なTipsをピックアップして共有しました。
少人数で勉強会を実施した理由
所属している事業部では20~30人規模の勉強会も実施されていますし、GENIEE CHATの開発チームは約10名で構成されているのですが、今回の勉強会は参加者を1〜2年目の開発メンバーに限定し、4名という少人数で実施しました。
会議室での参加が2名・リモートでの参加が2名でした
参加者を絞ることで得られたメリットと、デメリットに対する工夫を以下にまとめます。
1. 参加者のレベルに合った説明が可能
少人数で行うことで、参加者一人ひとりの理解度に合わせたフォローが可能になります。
発表の途中でも参加者の反応を伺うことができますし、加えて今回は参加者が持っている前提知識や得意分野をある程度理解できていたため、大人数での勉強会では難しい「どこまで詳しく説明すべきか」「どのような例示をすべきか」を調整することができていたように思います。
2. 実際のソースコードをもとに学べる
今回の参加者は同じ開発チームのメンバーであるため、説明の例示に 開発で使用しているソースコードを使用できるというメリットがありました。
参加者がふだんから扱っているコードと関連させながら議論を進めることによって、理解を深めやすく、実践に活かしやすくしました。
また、学んだことを実践に活かすことによって、学びが定着しやすくなるというメリットもあります。
3. スライドの共有でデメリットをカバーできる
当然ながら小規模な勉強会では、参加できなかったメンバーが学びを得る機会を失う可能性があります。
そのため、今回の勉強会で使用したスライドはチームで共有し、非参加者はもちろん社内のどなたでも閲覧できるようにしました。
これらを踏まえてスライドを作成したため、後からスライドだけを読んでも理解できるように 過不足ない情報量を載せるよう心がけました。
(結果的に、参加者にとっても復習しやすいスライドになったかなと思います。)
おわりに
少人数で行う社内勉強会にはデメリットもありますが、それをある程度カバーしつつ効果的なメリットを得ることができます。
今後も勉強会を実施する際は、ニーズに応じて規模を調整しながら企画しようと思います。
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