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【旅するエンジニア】- 会社の支援で実現した私のグローバルリモートワーク体験記

2024/03/29に公開

自己紹介

初めまして。私の名前はアリです。株式会社ジーニーGENIEE CHAT開発チームのアリといいます。
2022年の新卒で入社して以来、現在は職歴3年目となります。私の主な業務はWeb開発のフロントエンドとバックエンドに関わる部分で、また、必要に応じてインフラやデータベースも手がけています。

それでは、私の「旅するエンジニア」の体験記をお楽しみください!

序章:旅するエンジニアとは

【旅するエンジニア】とは、株式会社ジーニーで実施している「キャリアアップ形成支援」制度の一部であり、これは、正社員で基準を満たすエンジニアが、会社の支援のもとで海外でリモートワークをすることを可能にするものです。目標は、グローバルな舞台で働くことができる社員を増やすことです。

この制度を利用するためには、エンジニアとしての能力、他者からの信用度、会社のルールを順守する意識など、いくつかの基準を満たす必要があります。これらの要素を総合的に評価し、最長2カ月間の海外でのリモートワークを承認します。

申請フローは以下の通りです。

  1. 上司に希望を伝える
  2. IT部門が月次管理会議で提案
  3. コーポレートボードで承認を得る
  4. 人事部長と社長から最終承認を得る
  5. 計画 📝
  6. 出発! ✈️

詳細はジーニー株式会社の採用ページの福利厚生のセクションをご覧ください。
https://gr.geniee.co.jp/recruit/benefits/

第一章:旅の準備とチームの支援

旅の準備

私は2023年の5月頃に、上司に12月中旬から「旅するエンジニア」を利用したいと伝えました。上司からすぐに承認を得たため、6月から私の世界一周旅行の準備を始めました。

私の計画では、12月中旬から2月中旬までの2か月間で、以下の都市を巡ることにしました:
東京🇯🇵 → イスタンブル🇹🇷 → アテネ🇬🇷 → ベルリン🇩🇪 → パリ🇫🇷 → アムステルダム🇳🇱 → チューリッヒ🇨🇭 → ロマ🇮🇹 → バチカン市国🇻🇦 → ピザ🇮🇹 → ヴェネツィア🇮🇹 → エディンバラ🇬🇧 → ロンドン🇬🇧 → ニューヨーク🇺🇸 → ロスアンジェルス🇺🇸 → サンフランシスコ🇺🇸 → マニラ🇵🇭 → セブ🇵🇭 → 東京🇯🇵

そして以下が私の旅行軌跡の地図です。
Travel Trajectory Map

旅をする国を決定した後、次に考えたのは勤務時間でした。ヨーロッパと日本の時間差は6~8時間あり、この時間差を考慮して、上司と相談して日本時間の午前5時から12時の勤務を設定しました。これにより、午後は観光に充分な時間を確保できるようになりました。

一方、アメリカと日本の時間差は13時間あります。日本時間で昼間はアメリカでは夜間であり、アメリカ時間で夜間は日本では朝になります。この時間差を考慮し、上司からはサーバーのアップグレードやデータベースの移行など、日本の夜間に行うべき課題を割り当てられました。これにより、私の「午前に働き、午後に観光する」という希望を叶えることができました。

最後に、フィリピンについてですが、日本との時差はわずか1時間で、一部の島々ではインターネット環境があまり良くないため、ここでは私の年次休暇と週末を活用して観光を楽しみました。

以下に私の作業スケジュールの一部を示します!
旅するエンジニアの旅程表
自分の旅するエンジニア旅程

チームからの支援

私の上司からも多大なる支援を受けました。例えば、会社の日常的なミーティングには参加しなくてもよく、Slackでレポートを提出する形式で業務を進めることができました。また、必ずしも一日9時間働く必要はなく、働く時間を自由に調整できると告げてもらいました。

そして、上司は、私の旅行の状況を考慮に入れて、長期的な作業ではないタスクを割り当ててくれました。さらに、日本の深夜(アメリカの昼前)に実行が必要なタスク、例えばシステムアップグレードなども任せてもらいました。

これら全ての支援のおかげで、私は業務に全力を投じると同時に、世界を旅することができました!

第二章:トルコのグルメ

私の世界一周旅行の最初の停留地は、美食の国トルコでした。長い13時間のフライトの終わりに、私はトルコに到着しました。首都のイスタンブールは、古代ローマ、ビザンチン、オスマン帝国の交差点で、数千年以上にわたる歴史が混在しています。

トルコは驚くほど美味しい食事と壮大な建築物で知られています。特に、トルコの料理はその豊富な味と香りで旅行者を魅了します。ケバブやラハマジュン、バクラヴァなど、トルコ料理のバラエティには心から感動しました。元々は中東の料理だけど、トルコのシェフたちはそれを一歩進めて、地元の食材を駆使してこれらの料理をさらに美味しくしています。

そして、トルコの美食だけでなく、壮大な建築物、特にモスクにも感動しました。その中でも、イスタンブールのブルーモスクは特に印象的でした。その美しさと平和さに包まれると、まるで別世界に来たかのようでした。

仕事に戻ると、地元の茶屋で水タバコを吸いながらチャイを飲むのが私のお気に入りのリラックス方法でした。リモートワークは新しい経験を導入しながらも、日々の仕事を続けることができる、それが旅するエンジニアの醍醐味なのです。

トルコの写真集

第三章:ギリシャの文化

旅の次の目的地として、私はトルコの隣に位置し、同様に長い歴史を誇るギリシャに訪れました。

ギリシャといえば、何と言ってもその豊かな歴史と文化が印象的です。特に、私が訪れたアテネのパルテノン神殿は、その壮大さと美しさに心を奪われました。この古代の遺跡群は、ギリシャ神話に出てくる神々の住まう世界を現実に体感するかのようです。

そして、私が宿泊したホテルの最上階からは、パルテノン神殿が一望でき、この眺望は心を癒します。ここでコードを書くときの感動は、言葉にできません。遥か遠くに広がるパルテノン神殿の景色を眺めながら、キーボードを叩く一瞬一瞬が特別なものに感じられました。この経験は、私のエンジニアとしての仕事に新たな視点と刺激を与えてくれました。ギリシャの歴史と文化に囲まれた環境で働くことができる「旅するエンジニア」の素晴らしさを、改めて実感した瞬間でした。

ギリシャの写真集

第四章:ドイツのビル

ドイツは、その発展した経済と建築文化で知られています。その国の繁栄は、都市のビルに反映されています。

私がドイツを訪れた時、まず驚いたのはそのビルの巨大さと美しさでした。ドイツと言えばビル、ビルと言えばドイツといった感じで、まさに建築の国と言えます。

その中でも、特に印象深かった劇的なスポットは、ベルリンの壁、戦時中に半分に破壊された貴重な歴史的建造物である国会議事堂、そして美しい「ブランデンブルク門」の上に立つ馬車「クアドリガ」でした。

ベルリンの壁は、かつて東と西を分けていた象徴的な壁で、その歴史を物語っています。一方、国会議事堂は、戦争がもたらす痛みを思い起こさせる半壊した建物であり、その姿は鮮やかに記憶に刻まれました。そして、クアドリガは、その雄大さと歴史の重みによって私を深く引きつけました。

私のドイツ旅行は、この国の美しさと歴史を深く感じ、非常に有意義な体験となりました。

ドイツの写真集

第五章:フランスの芸術

私のフランス旅行は、まさに芸術の海に浸るような体験でした。フランス、特にパリは、絵画や彫刻をはじめとする芸術作品が息づく街であり、そのロマンチックな雰囲気に心を奪われました。

まず、印象に残ったのは、世界最大の美術館であるルーヴル美術館に行ったことです。その壮大な建物の中には、モナリザやミロのビーナスなど、世界的に有名な作品が数多く展示されていました。

そして、パリの象徴であるエッフェル塔を見上げ、セーヌ川の美しい夜景を眺めるひとときは、私にとって忘れられない思い出となりました。

リモートワークをしながら、フランスの芸術と自由な気分を満喫しました。この経験が、私のエンジニアリングスキルをさらに磨くための新たな視点を提供してくれました。

第六章:オランダの自由

オランダ、特に首都アムステルダムは、その美しい運河と豊富な芸術遺産で知られています。そこにはある種の自由な雰囲気が絶えず漂っています。

アムステルダム国立美術館の訪問は必見です。ここには17世紀「オランダ黄金時代」の美術作品が多数収蔵されています。特に、フェルメールの「牛乳を注ぐ女」は見逃せません。この絵画の静謐な美しさは、オランダ人の日常生活への愛着と尊重を象徴しています。

私のリモートワークの場所は運河沿いのカフェでした。その自由独特な雰囲気が新たなアイデアや創造性を刺激しました。オランダの自由な空気は、私のエンジニアとしての視野を広げ、新たな可能性を模索する勇気を与えてくれました。

第七章:スイスの景色

スイスといえば、目を奪う美しい風景がすぐに思い浮かびます。私がこの国へ訪れたとき、その景色の素晴らしさには本当に息を飲みました。まるで絵画のような風景がどこまでも広がり、どこを見ても絵になる美しさがありました。

スイスの町は、古い建築物とモダンな建築物が調和した美しい風景が広がっています。そして、静かに流れる川や湖、そして遠くに見える山々の景色は、まさに絵画の世界そのものでした。私はホテルのテラスでノートパソコンを開きながら、その美しい風景を眺めて仕事をすることができ、その感動は言葉では表現できません。

また、週末にはアルプス山脈に行き、雪山を満喫しました。私は雪山のスキー場でスノーボードを楽しみ、一面の銀世界に心を奪われました。その雄大な山々を見上げて、自分がいかに小さな存在かを思い知らされた瞬間もありました。

スイスでの経験は私にとって一生の宝物となりました。ワークライフバランスの大切さを再認識し、リモートワークの可能性について新たな視野を得ることができました。

スイスの写真集

第八章:イタリアの世界遺産

ロマ

イタリアの首都、ローマに足を踏み入れた瞬間、そこに息づく古代ローマの雰囲気にただただ見惚れるばかりでした。街中は歴史的な建築物が建ち並び、それぞれが何世紀にもわたり受け継がれてきた物語を持っています。

特に、ローマの象徴とも言えるのが、ローマ時代に建造された巨大な円形闘技場「コロッセオ」です。その壮大なる構造と当時のエンジニアリングの証として、2007年に新世界七不思議の一つに選ばれました。その存在感は遠くからでも一目瞭然で、まるで昔の戦士たちが闘獣士として戦った日々を今に伝えるかのようです。

最高の瞬間は、私が宿泊したホテルのバルコニーからコロッセオを眺めながら、一杯のイタリアンコーヒーを飲み、コードを書いたことでした。朝日がコロッセオの壁に映える景色は、私のエンジニアとしての道を照らす灯となりました。古代ローマのエンジニアリングの偉大さと現代のテクノロジーが交差するこの場所で、私は古代と現代、歴史と技術が融合する可能性を感じました。

「旅するエンジニア」として、私は自分の仕事に対する新たな視点を得ることができました。それは、エンジニアリングの基本的な原理が時間を超えてどのように受け継がれてきたか、そして私たちがその歴史から何を学べるかという視点です。

次はバチカン市国へ向かう予定で、ローマの神秘と歴史の旅は続きます。

ロマの写真集

バチカン市国

週末の朝、私はローマの街角から電動キックボードをレンタルし、15分で到着する特別な場所、バチカン市国を訪れました。バチカン市国は世界で最も小さな国家でありながら、その中には世界遺産や宗教的象徴、そして芸術的な財宝が詰まっています。

とりわけヴァチカン美術館は圧巻で、膨大な収蔵品が一堂に展示されています。そして、ミケランジェロの壮大な壁画「アダムの創造」や彫刻「ダビデ」は、私の心をつかんで離さなかった。言葉で表現しきれない、サン・ピエトロ寺院の美しさと素晴らしさもあって、訪れた人々を圧倒します。

そして、この中でも特に忘れることのできないのがラファエロの「アテナイの学堂」です。この壁画の中には、ギリシャ哲学の巨星であるプラトンとアリストテレスが描かれています。プラトンは天に向かって指を伸ばし、理念が全ての物質以上に高いことを象徴しています。一方、アリストテレスは地面に手を伸ばし、全ての理念が物質的な現実に基づいていることを表しています。二人の下に座っているのはキニク派の創始者ディオゲネスで、私自身も彼の思想に深く影響を受けているため、この壁画を目の当たりにしたとき、感動はひとしおでした。

ヴァチカン美術館には、ルネサンスの三大巨匠、ダヴィンチ、ミケランジェロ、ラファエロの作品を一同に会することができる場所です。ここを訪れるたびに、芸術に対する情熱が新たに湧き上がります。バチカン市国は、芸術をこよなく愛する全ての人々にとって、「芸術の巡礼地」と言っても過言ではありません。

私がこの仕事を選んだのは、世界を見る機会を得るためで、バチカン市国での体験はその選択が正しかったことを確認させてくれました。ローマのバチカン市国は、私の旅と仕事の両方で刺激的な一日を提供してくれました。

アダムの創造:https://ja.wikipedia.org/wiki/アダムの創造
ダビデ像:https://ja.wikipedia.org/wiki/ダビデ像_(ミケランジェロ)
アテナイの学堂:https://ja.wikipedia.org/wiki/アテナイの学堂

ピザ

中学生の時に初めて学んだピサの斜塔。有名なエピソードである、「ガリレイがピサの斜塔から重い物と軽い物を一緒に落とし、重力が物体の質量に関わらず同じ速度で落下することを証明した」という話は、私に深く印象を付けました。

ピサは特に名所があるわけではありませんが、多くの旅行者がその有名な斜塔の写真を撮りに来ます。私もその一人でした。

雑談ですが、高校に進んで初めて、実はガリレイがその実験を行ったわけではなく、「思考実験」だったことを知りました。アリストテレスの主張を認めた上で、ガリレオは思考を巡らせた。もし重い物体が軽い物体より速く落ちるとしたら、もし2つの異なる質量の球を結びつけて一緒に落とすと、重い球は軽い球を引っ張り、共通の落下速度は2つの球が単独で落ちる速度の間になるはずだ。しかしこれは理解できない。なぜなら、結びつけた2つの球の合計質量は、それぞれの球の質量よりも大きい。したがって、落下速度はどちらの球よりも速くなければならない。どうやら、アリストテレスの主張は間違いで、自分の思考実験は正しいという結論に至った。

その一部始終を思い出しながら、私はカメラをピサの斜塔に向け、これらの歴史的な建物の写真を撮りました。私が撮った写真の中で、ピサの斜塔の写真が一番印象的だったと言えるでしょう。

ピザの写真集

ヴェネツィア

私の旅は次に、美しい「水の都」ヴェネツィアへと続きました。その独特の風景と豊かな文化遺産で世界的に名高いヴェネツィアは、運河が街全体を繋げる極めて特異な都市です。ここでは、船が主要な交通手段となっています。それがヴェネツィアを訪れる際の大きな魅力の一つになっています。

町を流れる運河に沿って建つ、色とりどりの建物が一体となって、まるで絵画のような風景を描き出しています。ゴンドラに乗って運河を巡ると、水の都の息を感じることができます。時々、ゴンドリエーレが美しいイタリアの歌を歌い、それが運河に響き渡ると、まさに夢のような体験です。

また、リモートワーク中は、ホテルの窓からその美しい風景を眺めながら作業をすることができ、普段の働き方とはまた違った新鮮な感覚を得ることができました。たとえ仕事に忙殺されても、窓の外に広がるヴェネツィアの美景が心を癒してくれます。「旅するエンジニア」として、このような素晴らしい場所で働くことができるというのは、間違いなく特別な経験です。

ヴェネツィアの写真集

第九章:イギリスの伝統

エディンバラ

イギリス、特にスコットランドの首都であるエディンバラは、古い城壁と美しい風景で知られています。ここは、歴史と伝統が混ざり合い、新旧の文化が共存する魅力的な都市です。城壁のすぐ下には、新旧の建物が並び、その中でもエディンバラ城はその象徴的な存在です。

エディンバラはまた、有名な小説『ハリー・ポッター』の作者J.K.ローリングがインスピレーションを得た街でもあります。彼女はここで多くの時間を過ごし、カフェの窓からエディンバラ城を見ながら彼女の物語を書きました。街を歩くと、ハリー・ポッターの魔法の世界が生まれた場所を見つけることができます。

私はこの街の雰囲気に魅了され、エンジニアとしての仕事をここで続けることができました。ハリー・ポッターが魔法を学んだように、私も新しい技術や知識を学びながらコーディングしました。「旅するエンジニア」として、エディンバラで得た新たなインスピレーションが私の旅のひとつとなりました。

エディンバラの写真集

ロンドン

イギリスと言れば、その伝統あふれる都市ロンドンを外すわけにはいきません。古き良き時代を感じさせる建物と、モダンな雰囲気が同居する、まさにアンティークと現代が共存する都市です。

ロンドンに到着して、まず最初に感じたのは、英語のアクセントの違いでした。私は以前にアメリカ英語を学んできたので、始めはイギリス英語の音色に違和感を覚えました。しかし、その独特なメロディアスな発音は次第に心地よく感じ、新たな英語の世界を垣間見られるようになりました。

そして、ロンドンといえば大人から子供まで誰もが知っている「ビッグ・ベン」、「ロンドンブリッジ」、および「ロンドン・アイ」です。ビッグ・ベンの力強い鐘の音は、都市の時間を精確に刻み、生活のリズムを作り上げています。ロンドンブリッジは、テムズ川をまたぐその美しいアーチ型の構造が訪れる人々を出迎えます。そして、ロンドン・アイからは都市のパノラマを一望でき、その壮大な景色はまさに「視覚的な詩」です。

このように、ロンドンでは歴史と現代が同居し、古き良き伝統が息づいています。旅するエンジニアとして、こうした魅力に満ちた都市で働けることは、非常に刺激的な経験であります。

ロンドンの写真集

大英博物館

私の旅行先であったイギリスにて、特に心に残ったスポットが大英博物館です。世界の歴史と文化がぎゅっと詰まった、圧倒的な収蔵品数2000万点以上のスケールの大さには本当に驚きました。

特に印象深く、ずっと心に留まったのが「エジプトの死者の書」(図1)。この死者の書によれば、死者の罪が判断される方法は、マートの羽毛と死者の心臓が天秤にかけられ、心臓が羽毛より軽ければ無罪と考えられるというもの。この古代の思想は、私たちがどのように生きるべきか、どのように人生を重ねるべきかについて、深く考えさせてくれました。

また、ラムセス2世の像も非常に印象的でした。像の胸部にある穴は、ナポレオンが1798年のエジプト遠征時に、像を運び出すために作ったと言われています。これは歴史の足跡を感じ、当時のイメージを思い浮かべることができる貴重な体験でした。

さらに、エンジニアとしてはロゼッタストーンに出会うことが最も興奮した瞬間でした。異なる言語と文字体系を解読するためのキーとなったこの石板は、一種の「暗号解読」の象徴とも言えます。それを実際に目の当たりにすると、その歴史的な意義とともに、エンジニアとしての情熱を再確認することができました。大英博物館での一日は、歴史と技術の交差点に立つ経験であり、私の旅をより豊かにしました。

死者の書:https://ja.wikipedia.org/wiki/死者の書_(古代エジプト)
ロゼッタ・ストーン:https://ja.wikipedia.org/wiki/ロゼッタ・ストーン
ラムセス2世の像:https://ja.wikipedia.org/wiki/ラムセス2世の巨像

第十章:アメリカの多様性

ニューヨーク

ニューヨークは、無数の摩天楼が並び立ちと共に、世界経済の中心として知られております。私がここを訪れた際、一つ続き一つと立ちはだかる高層ビルを見上げ、圧巻の光景に少々の圧迫感を感じました。

タイムズスクエアに足を踏み入れてみると、眩いほど明るいネオンサインと大画面の広告が次から次へと流れ、まるで映画一場面に迷い込んだ感覚に覚えました。その後、自由の女神像に立ち寄り、その大規模な存在感に圧倒されました。

さらに、私はワールドトレードセンターと、その近くのワールドフィナンシャルセンターへ行きました。そこでは、世界の金融の中心地ワールドトレードセンターの力強さと、ワル街の銅像の前に並ぶ人々の熱意を感じました。

そして、忘れてはならないのが、マンハッタン橋の壮大な光景です。その大きさと人々が行き交う様子は、まさに世界の中心地を象徴していました。ニューヨークは、本当に多種多様な文化と経済活動が混ざり合っている場所で、私にとって新たな視野を広げる経験となりました。

ニューヨークの写真集

ロスアンジェルス

私がアメリカに到着したとき、その壮大な多様性に感動しましたが、その中心には、太平洋の青い海と山々が広がる活気溢れる都市、ロサンゼルスが立ちはだかっていました。

私のロサンゼルス探索の始まりは、ハリウッドサインへのハイキングでした。映画のシーンのように、遠くに見える大きなハリウッドの文字と一緒に記念写真を撮りました。

次に訪れたのは、ウォークオブフェイムでした。私の好きなスターの手形や足形を見つけ、その名前と一緒に写真を撮りました。ウォークオブフェイムは、世界中からの観光客でいつもにぎわっています。

夜が訪れると、グリフィス天文台へと足を運びました。ここからは、ロサンゼルスの美しい夜景を一望でき、昼も夜もロサンゼルスの美しい景色を楽しむことができます。

私のロサンゼルス探訪は、サンタモニカ海滩で締めくくりました。冬の季節にも関わらず、暖かい太陽の下で海の波を感じることができ、夏の気分を味わうことができました。こういった体験こそが、旅するエンジニアの魅力の一つだと感じました。

以上が、私が体験したロサンゼルスでの素晴らしい三日でした。仕事と旅行の組み合わせが可能な会社の制度は、まさに新しい時代の働き方の象徴だと思います。

ロスアンジェルスの写真集

サンフランシスコ

アメリカの次の停留地は、美しい港湾都市、サンフランシスコから離れて、北上したサンフランシスコだった。一歩足を踏み入れると、その多様性と開放性がひしひしと伝わってきた。

まずは、その象徴であるゴールデン・ゲート・ブリッジへ。その壮大さには思わず息をのんだ。そして、車でその上を走るという経験は、一生の思い出になることだろう。

そして、プログラマーの夢の地、シリコンバレー。テクノロジーの巨人たちが立ち並ぶこの場所で、私はテスラの工場を訪れ、最新のModel Sを試乗しました。さらに、最近発表になったばかりの「CYBERTRUCK」を目の当たりにした時、その未来的な形状に心躍らせることができた。MetaやMicrosoftのオフィスも訪れ、その圧倒的な規模と最先端の環境に触れることもできた。

サンフランシスコには、地元で働くプログラマーの友人がいましたので、彼と一緒にコーヒーを飲みながら、最新の技術動向や労働環境、現地での給与や就職の難易度について語り合いました。

プログラマーとして、シリコンバレーを訪れるというのは特別な経験でした。ここで働く人々の情熱と才能、そして可能性を身近に感じることができ、とても刺激になった。【旅するエンジニア】として、新たな視点を得ることができ、自分のキャリアに対する視野が広がった。

サンフランシスコの写真集

第十一章:フィリピンのビーチ

1月30日、サンフランシスコを出発し、15時間のフライトの後、フィリピンの首都であるマニラに到着しました。冬のコートから夏のTシャツとショートパンツに早速着替えたのは、気候の大変化を物語っています。

しかし、私が真に楽しみにしていたのはセブでした。そのため、翌日すぐに飛行機に乗り、セブ島へと向かいました。セブは多くの小さな島々で構成されており、その一つ、バンタヤン島のヴァージンアイランドで私の旅は始まりました。そこでは、美しいビーチと絶景を堪能しました。

次に訪れたのはモアールボアールで、ここではサーディンやイルカ、クジラを間近で見ることができました。最後にボホール島に行き、有名なチョコレートヒルズを見たり、ダイビングをしてウミガメと一緒に写真を撮ったりしました。

フィリピンは美しい海岸線と、手頃な物価が魅力で、長期の滞在には最適です。それを私は強くお勧めします。

ただし、注意点として、フィリピンは日本との時差が+1時間しかないため、リモートワークと観光を同時に行うことは実質的には難しいです。私は週末に特別に年休を取得して、多くの島を訪問する時間を作りました。それにより、フィリピンの美しさを最大限に体験することができました。

フィリピンの写真集

終章:旅するエンジニアとしての結論

この2ヶ月間の旅は、視野を広げ、エンジニアリングスキルを向上させる絶好の機会でした。それぞれの国での体験は、私の自己理解を深め、問題解決能力を鍛え上げました。テクノロジーを使って、文化や国境を超えてつながるこの時代の可能性を、身をもって感じることができました。

【旅するエンジニア】プログラムは、働きながら新たな視野を得る貴重な機会を提供してくれます。この経験により、技術力の向上だけでなく、全く新しい視点を持つことができました。

この素晴らしい経験を提供してくれた会社に深く感謝しています。これは技術と視野の両方を広げ、より良いエンジニアになるための奇跡的なきっかけとなりました。

どなたでも、新たな視野を求めて【旅するエンジニア】に挑戦してみてはいかがでしょうか。私の体験が皆さんの参考になればと思います。

https://gr.geniee.co.jp/recruit/benefits/

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