GENDAにおける生成AI活用のご紹介 & イベント開催のお知らせ
昨今、生成AIの活用は、開発のスタイルそのものを根本から変えつつあります。
GENDAにおいても開発組織の立ち上げ以降、さまざまなツールの導入とトライアルを重ねてきました。現在では、それがエンジニアに深く根付き、各チームの意思決定や開発プロセスにまで影響を及ぼすようになっています。
本記事では、GENDAにおける生成AI活用の取り組み、社内の雰囲気や事例、そして8/5にイベントを実施し、より詳しい話をお伝えする場をご用意したので、そのイベント情報をお届けします。
多様な生成AIツールの導入と「実運用」としての定着
GENDAではこれまでに、ChatGPT Teamの導入から始まり、GitHub Copilot、Cursor、Devinなど、さまざまな生成AIツールをプロダクト開発に取り入れてきました。
その中でも、現在もっとも活用が進んでいるのがClaude Codeです。コード生成やリファクタリングなど幅広い場面で日常的に使用されており、Claude MAXでも上位プランである「20xプラン」での活用が進んでいます。
EMが構築する生成AI導入における仕組みづくり、開発者のモチベーション、経営陣の後押しもあり、非常に良い雰囲気のなかで、生成AIによる変化を楽しむ文化が醸成されています。
Claude Code登場時、CTOの力強い導入推進
生成AIを使い倒すエンジニアのモチベーション
直近ではAmazon Q DeveloperやKiroといった生成AIツールについても、社内で積極的に情報が共有され、試験的な導入が進められています。
また、エンジニア以外でもGemini、NotebookLMなどの業務活用が進んでいます。プロダクトによってはLangChainなど適材適所で利活用が進んでいます。
プロダクトへの生成AI導入
生成AIは業務を支援するツールとして使うだけでなく、プロダクトの中にも組み込んでいます。下図は、実際の業務フローの中で見えてきた課題に対して、AIエージェントを開発・内製した事例です。店舗対応や受発注業務など、日々のプロセスの中に無理なく入り込み、人が手を動かしていた部分を置き換えるような取り組みをしています。
社内勉強会の開催による知見の共有
こうした知見を組織内でオープンに共有するため、社内勉強会も定期的に実施しています。 たとえば、最近の勉強会では以下のようなテーマが取り上げられました。
- モバイル開発におけるDevin活用
- Atlassian MCPを使用した開発のプロセスの共有
- Claude Code ActionsとCopilot Code Reviewの比較
- 使い捨てモックアプリのLive Vibe Coding
- Claude Codeを使用した言語間での機能移植
- Figma MCPを利用したフロントエンド開発
現場エンジニアが実際に使っているプロンプト、工夫点、そして悩みポイントなどが共有される場となっており、リアルな知見が自然に蓄積されています。
勉強会の様子
文化として生成AIが根付いていると感じ取れるSlackの会話
社内のSlack上では、
「Claude Codeがタスク途中で勝手に切り上げるのですが同じ方いますか?」
「Greptile気になる」
といった日常的なトラブル共有や、ツールの使い勝手に関する情報交換が活発に行われています。
Slackでは情報共有が日々カジュアルに行われています
生成AIは、もはや単なる「開発の補助ツール」ではなく、プロダクト開発を支える重要な存在になっており、話題の中心になることも日常茶飯事です。それに伴い、開発フローやチーム設計も少しずつ変化しつつあります。
【GENDA Tech Talk 開催のお知らせ】生成AI時代のプロダクトチーム構築:非エンジニアも巻き込む開発フローとチーム設計
こうしたGENDAの技術的・組織的な取り組みをより広く共有するべく、この度「GENDA Tech Talk」を開催することにしました。
初回は生成AIをテーマに、LayerX、ログラス、TVerといった、生成AIの利活用に積極的な企業の方々をゲストにお迎えします。
イベント概要
イベント名:「生成AI時代のプロダクトチーム構築:非エンジニアも巻き込む開発フローとチーム設計」
開催日時:2025年8月5日 19:00〜
会場:LayerX(東京都内/オフライン開催)
生成AIの進化が個人の生産性を高めるだけでなく、プロダクト開発チーム全体の在り方そのものに影響を与え始めています。 要件定義・設計・デザイン・実装・QA・改善活動など、 生成AIは職種横断で活用することでより本領が発揮されるでしょう。 まさに開発フローの常識が変わりつつあるのが今です。
本イベントでは、GENDA・LayerX・ログラス・TVerの4社が、生成AIを組織でどう取り入れ、チームとしてどのように機能させてきたかについて、具体的な取り組みとリアルな試行錯誤を共有します。
・PdM・デザイナー・QA・エンジニアなど、役割を超えてAIをどう使い回すか?
・非エンジニアをどう巻き込むか?
・生成AIエージェントも含めたチーム設計はどう変わっていくのか?一人ひとりの使いこなしを超えて、「チームで成果を出すための生成AI活用」に向き合っているからこその実践知が詰まったイベントです。
本イベントでは、生成AIの導入や活用について、単なるツール利用にとどまらず、「生成AIを組織にどう取り込み、チーム全体でどのように機能させていくか」 という観点から、各社の試行錯誤や実践知を共有していきます。
生成AIを「導入するだけ」で終わらせず、チームの成果につなげたい方や、他社の実践知を聞いてみたい方は、ぜひご参加ください。
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