Closed4
Debian 系ディストリビューションで Minecraft サーバを立てるまで
テスト環境
- Raspberry Pi 4 Model B (4GB)
- Raspberry Pi OS (Debian 10 Buster ベース) 64-bit 版
1. Java 11 とサーバソフトをダウンロード
まず、サーバソフトの実行に必要な Java の実行環境をインストールする。
今回は、導入が簡単な OpenJDK 11 JRE を使用している。
下記のコマンドで、OpenJDK 11 JRE をインストールする。
$ sudo apt install openjdk-11-jre
Minecraft サーバのソフトの準備にあたり、今回は Paper というソフトを使用する。
Paper は、Spigot をベースとした大規模サーバ向けのサーバソフトであり、公式のサーバソフトよりも高速な動作と豊富なカスタマイズ性を特徴とする。
公式サイトは こちら
サーバディレクトリの作成・移動・ソフトのダウンロードを行うため、下記のコマンドを実行する。
$ mkdir -p ~/minecraft-servers/1.16.4/ && cd $_
$ curl -L https://papermc.io/api/v1/paper/1.16.4/latest/download -o paperclip.jar
2. サーバの起動用スクリプトを作る
お好みのエディタで、下記の内容のシェルスクリプトを作る。
startup.sh
#!/bin/bash
cd `dirname $0`
echo "You are in" $(pwd)
java -server -Xms2560M -Xmx2560M -jar paperclip.jar
$ chmod +x startup.sh
3. サーバを起動
それでは、サーバを起動してみよう。
$ ./startup.sh
Loading libraries, please wait...
[19:26:13 ERROR]: Failed to load properties from file: server.properties
[19:26:14 WARN]: Failed to load eula.txt
[19:26:14 INFO]: You need to agree to the EULA in order to run the server. Go to eula.txt for more info.
このようなログが出た場合、サーバソフトを利用するために Mojang の利用規約に同意する必要がある。
利用規約は こちら
利用規約に同意する場合、お好みのエディタで eula.txt
を編集し、
eula=false
この行を、下記のように変更する。
eula=true
再度サーバを起動してみよう。
$ ./startup.sh
下記のようなログが出力されていれば、サーバの起動処理が完了したことになる。
[19:30:11 INFO]: Done (28.681s)! For help, type "help"
このスクラップは2021/02/16にクローズされました