司会やモデレーターで意識していること
こんにちは!ゲンシュンです。
ここ数年はイベントや勉強会の司会やモデレーターをやらせていただく機会が多く、この3ヶ月だけでも社内外、公開非公開含めて6回ぐらいやらせてもらいました。モデレーター業とかは誰かに教えてもらった訳でもなく、何か体系立てた知識がないまま今でもずっと手探り状態ですが、自分の中の経験則や意識していることを一旦言語化してみました。
もし「自分も司会やモデレーターやってみたい!」とか「やることになっちゃったけどどうしよう...」って方の参考になれば!
司会編とモデレータ編に分けて書いてます。
司会で意識していること
全社総会のような形式張った司会と、勉強会系で毛色が違いますが、エンジニアの勉強会を想定して書いてます。
声を大きくはっきり喋る
司会のコツは?と聞かれて必ず答えてるんですけど、声を大きくはっきり喋れたらなんでもOKです笑。
もちろん緊張しますし、皆さんの時間を奪っちゃうと勿体ない気持ちが先行すると自信なさげに小声になっちゃいますし、参加されている方も不安になっちゃうんすよね。またオフラインイベントであればマイク握って喋るケースが殆どだと思いますが、会場の大きさやスピーカーの位置、マイクを持つ角度によっては聞きづらいこともあるかもなので、ちゃんとマイクに向かって元気よく喋りましょう!
大事なことは何度も言う
ごみ捨て関連や質問や感想書いてね〜など、参加者の皆さんにお願いすることあるじゃないですか。ああいうのはクドくない範囲で何度も言ってます。一番自分が意識しているのが、LT関連で「感想や質問をtwitterに投稿してくださいね!ハッシュタグは #○○ です」系です。「投稿してください」という情報を何度も言う事に価値はなくて「気になることでも全然いいので遠慮なく!」みたいな情報を繰り返してます。イベント冒頭、各LTの合間、登壇者との会話のやり取りなどなど。人に行動を促したい系とかは特に大事です。
参加者の想定する体験との差分を見る
モデレーター編でも書いてるんですが、結構皆さんの様子を見てます。
冒頭の説明などで雰囲気堅いな〜と感じたら、自分の自己紹介タイムでほぐしに行ったり、参加者全体に対して問いを投げたり。このタイミングでは、こういう動きやリアクションしてると良いな〜に対して今ぶっちゃけどういう差分なの?を気にしているイメージです。参加者に楽しんでもらいたいし、価値ある時間を過ごしてもらいたいので!
過剰にへりくだらない
これは単なる個人の感想なので流し目で読んでもらいたいんですが、「◯◯させていただく」等を多用する、めっっちゃへりくだっているタイプがたまにいます。「やていきましょ〜!」ぐらいのノリで良いと思ってます笑。
何故かいうと堅いのが駄目という話ではなく、イベント進行ってぶっちゃけトラブルや想定外が起こるのは当たり前なんですよね。時間が伸びたり、音響やら照明やら機材のトラブルとか。へりくだったスタイルでいると、そういう時に過剰に謝罪してしまう。しゃーない話なので「あ、マイク死にました!?じゃ、大声で頑張ります!笑」とか「想定より早く終わっちゃったので、せっかくだし質問タイム設けちゃうます?」みたいな感じで、柔軟に楽しくやっていきたいと思ってます。
モデレーターで意識していること
司会が役割を兼ねるケースもありますが、モデレーターはLT登壇者への参加者からの質問の間に入ったり、パネルディスカッションの議論を深めたりする役割ですね。
登壇者への感想を言う
発表後に必ず感想や質問を自分からサクッと言います。せっかく前に立ってるし意味のある感想や問いを言わなきゃ・・とか、レベル低い質問したらどうしよう・・って思う方もいるかもですが、そんなかしこまらなくていいと思ってます。
参加されてる皆さん同様、自分も知らないことを聞きますし学びになるものを見つけに行ってるので、参加者と同じ気持ちで感想言っちゃいましょ!「◯◯って知らなかったので△△の時に参考にしたいと思います〜」とかで良いんです。また、これは自分の思想が入った意見ですが、なるべくイベント中に登壇された方とラリーしたいんですよね(ダレない範囲でですが)。なので例えば「なんでこのテクニック見つけたんですか?」とか「実際AI使って、ぶっちゃけ微妙だな〜って思ったことあります?笑」みたいな雑談振ることもあります。(この間に次の登壇者が準備してくれてるので、場つなぎ的な意味もあります笑)
参加者の疑問や感想を拾う
オフライン/オンラインで手段が違いますが
- オフラインオンリーの場合、参加者の皆さんの表情、頷き、スマホを取り出したりPCでメモする頻度などを、頑張って見ます
- オンラインの場合、twitterのタイムライン(大体イベント用のハッシュタグ付いてますよね)やYoutubeやzoomなどのコメントを見ます
- ハイブリット形式の場合、両方いい感じやってます。オフラインとオンラインは誤差30秒程あるので、リアル側を優先してます
皆さんの様子やコメント等を通じて、以下のことをぼんやり考えています
- コメントが多いスライドやシーンは、盛り上がっている内容なので刺さっている!今後のやり取りや質疑応答で積極的に深堀りしても良さそう
- コメントが少ない場合、内容がちょっと難しかったり皆さんが聞き入ってるってこと?補足できることがあればコメントしてみようかな
- なんか反対意見がありそうな場合、意図が読めないケースだったり、思想の違いから生まれる議論ポイントになりそう!自分も質問してみようかな
- 自分と同じこと思ってる人がいる場合、安心して俺が質問や感想言える笑
みたいな感じです。なので、皆さんがtwitterでコメントや実況をしてくれるとイベント運営側やモデレーターは超喜ぶはずです!本当にいつも助かってますmm!
質問の解像度を高める問いをする
職位が高い人への質疑応答で、質問の粒度が荒すぎたり抽象度が高すぎることがよく見られます。
「採用で意識していることはなんですか?」とか「技術負債に対する向き合い方ってどうしてますか?」みたいな。質問者が聞きたいことを聞く場所なので良いんですが、質問された方が何に困っているのかがわかりづらいので、結果として抽象的な、ぼんやりとした回答が返ってきちゃうんですよね。
質疑応答で1ラリーが終わった後に、例えば本当に雑なんですけど「採用についてご質問されましたが、採用の◯◯周りで課題を感じているのでしょうか?それとも、選考基準とか◯◯とかを模索しているのでしょうか?」みたいな、質問者の課題の解像度をあげるような問いをしてます。難しいお題であればあるほど、抽象的な質問になっちゃうのは仕方ないので、一段具体な議論が出来るような場を意識してます。
「場合による」という回答をなるべくなくす
上記解像度を高める問いと似てますが、パネルディスカッションとかでよくある「AとB、どちらを選ぶべき?」みたいなお題に対して「結局はケースバイケースなんですよね〜」で終わっちゃうことって何だかんだありますよね。
まぁ実際そうなんですけど、なんかもう少しだけ解像度を高めたいなという気持ちもあるんです。明確な線引きは不可能なんですが、グレーゾーンを少しずつ狭くすることは出来ると思ってて、「この場合だとAですね」と言い切れる領域を少しでも増やすイメージです。そこの言語化なり考えを引き出して議論を発散させたいんです。
雑な例だと「マイクロサービスとモノリスってどっちがいいですか?」という問いよりも「事業や組織が伸びて、開発者が10人から30人に増える予定という世界だった場合どっちを選ぶ?」みたいなシチュエーションに対する問いの方が、個々人の考え方や悩みポイントが出てきやすいイメージです。参加者も「自分のケースだとこっちだな〜」っというより一段具体的な判断材料が得られるし、抽象的な議論より具体的な議論の方が起きやすいなーと。
めちゃめちゃぶっちゃけると、登壇者全員が「場合によりますよね〜」っていう1つの結論に収束するより、A派とB派にわかれるような場の方が盛り上がるので、そういう方向に持っていきたいです笑。
まとめ
長々とかきましたが、ぶっちゃけ全然自分できてないです笑。ですが、司会もモデレータも、参加者や登壇者と同じく「イベント参加者の一人」であるので、楽しめば全然いいと思ってます!
「自分はこう意識してるよ!」みたいな意見があればぜひ教えて下さい〜お互いに良い司会やモデレーター業していきましょ〜!
それでは!
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