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週刊Cloudflare - 2024/11/03週
こんにちは、あさひです 🙋♂️
今週もアップデートは少なめです!早速みていきましょう 🙌
この記事の主旨
この記事では、Cloudflare のサービスにどんな変更があったかをざっくりと理解してもらい、サービスに興味を持ってもらうことを目的としています。そのため、変更点を網羅することを優先します。
2024/11/03 ~ 2024/11/09 の変更
Wrangler
3.86.0
マイナーアップデート
- R2 バケットの
r2.dev
パブリックアクセス URL を有効化、無効化、および取得する機能が追加されました。これにより、R2 バケットのパブリックアクセス設定をより柔軟に管理できるようになりました。
パッチアップデート
-
wrangler dev
実行時に発生する address-in-use エラー後、ポートが競合した際にworkerd
プロセスが残らないようにするための処理が追加。 - 開発環境のレジストリメッセージの改善。
- R2 バケット作成後に
wrangler.toml
ファイルへの推奨変更点を出力する機能を追加。 - Queue の作成後に
wrangler.toml
ファイルへの推奨変更点を出力する機能を追加。 - 依存関係の更新。
miniflare@3.20241106.0
@cloudflare/workers-shared@0.7.1
3.85.0
マイナーアップデート
- R2 バケットのカスタムドメインを一覧表示、追加、削除、および更新できる機能を追加。
- Cloudchamber のアップデートにより、以下の改善が行われました。
- イベントメッセージがすべて大文字で表示され、視認性が向上。
- 誤ったアーキテクチャのイメージを使用して
cloudchamber create
を実行した場合、404 エラーではなく、適切なエラーメッセージが表示されるように修正。 - 新しい
health
ステータスが追加された際に、wrangler cloudchamber list
がクラッシュする問題が解消。 - Cloudchamber のスキーマが最新の状態に更新。
- Workflows 管理用の新しいコマンドを追加。
-
wrangler workflows instances pause
およびwrangler workflows instances resume
コマンドが追加され、Workflows の一時停止および再開が可能になりました。 - 実装されていない
delete
コマンドが非表示にされ、ユーザーが誤って使用しないようになっています。
-
パッチアップデート
- Pipelines の設定において、ID ではなく名前を使用するよう変更。
-
wrangler secret delete
コマンドのバナー表示位置が修正。 -
wrangler login
、wrangler logout
、およびwrangler whoami
コマンドの内部実装が defineCommand 関数を使用するようにリファクタリング。 -
wrangler login
およびwrangler logout
コマンド実行時に、wrangler.toml
の無効な設定に関する警告が表示されないように変更。 - カスタムビルド環境で
--test-scheduled
と--x-dev-env
フラグが正しく動作しない問題を修正。
Cache
- エンタープライズ顧客向けに、カスタムキャッシュキーで特定のヘッダー(
accept*
,referer
,user-agent
)を使用してキャッシュを最大 3 つの値でシャーディングできるようになりました。これにより、キャッシュ HIT 率とパフォーマンスが向上する可能性があります。ただし、過度なシャーディングは逆効果となる可能性があるため注意が必要です。 - キャッシュにバージョン管理機能が追加され、顧客は設定をステージング環境でテストし、ステージング環境のキャッシュをパージできるようになりました。なお、Cache Reserve は本番環境でのみサポートされます。
API Shield
エンドポイント管理においてエンドポイントを用途やカスタムラベルで整理できるようになりました。今回のアップデートで参照が簡単になり、将来的な機械学習(ML)モデルのトレーニングにも活用しやすくなります。
筆者の感想
Cloudflare Meet-up Onlineが 11/18(月)に開催されることは前回の記事でも告知してみたのですが、今回はCloudflare Meetup Nagoya 第 7 回 2024 年忘年 LT 大会についてです。こちらは 12/13(金)の開催です!
どうやらHonoの作者である@yusukebeさんの『Hono 実践ユースケース 2024』という話を聞けるみたいで Cloudflare はもちろんですが、Hono へ興味がある方も必見です。筆者も大阪から参加しますし、名古屋に来られる方はぜひ参加しましょう!👍
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