こんにちは、あさひです 🙋♂️
今週は Rules に実務に影響ありそうな変更が入ってますね。
X でですが Workers AI 関連の面白いものもリリースされてたりするのでそこにも軽く触れようと思います。では早速みていきましょう 🙌
この記事の主旨
この記事を見てどんな変更があったかざっくりわかる、Cloudflare のサービスに興味を持ってもらいたいと思っているので変更点を網羅することを優先します。
2024/07/28 ~ 2024/08/03 の変更
AI Gateway
AI Gateway に新しいプロバイダーとして Mistral AI が追加されました。（Mistral AI は Chatbot Arena だと現時点(2024/8/4)で総合部門 35 位みたいです。）
Wrangler
3.68.0
- Worker の起動時間をログに記録する機能が追加。
-
wrangler pages devコマンドに--x-dev-envフラグのサポートを追加。 - Workers Sites や Legacy Assets を
wrangler versions uploadで使用しようとした際、明確なエラーメッセージが表示するように変更。 -
unstable_devで返された Promise が拒否され、stop()関数が返されない場合に、stop()を自動的に呼び出してクリーンアップする機能が追加。- Worker をデバッグする際に、予期しないエラーが発生した場合でも、リソースが正しくクリーンアップされるようになりました。
-
wrangler dev --x-dev-envやunstable_devで--localUpstream=example.comオプションを使用する際、リクエストの URL が誤ってexample.com:8787となっていた問題を修正。 - WASM module によって
wrangler versions secretコマンドで正しく更新されない問題を修正。 - 依存関係の更新。
miniflare@3.20240725.0
Rules
Wildcard support added to Ruleset Engine products
Cloudflare Ruleset Engine の製品群にワイルドカードのサポートが追加。
- Ruleset Engine の文字列フィールドで設定可能
- Single Redirects では、
wildcard_replace()関数を使うと、wildcard演算子やstrict wildcard演算子でマッチしたセグメントをリダイレクト先の URL で使うことが可能になりました。
Zero Trust WARP Client
以下、WARP Client に共通の変更が入っています。
- WARP client for macOS (version 2024.6.474.0)
- WARP client for Windows (version 2024.6.473.0)
更新内容:
- TLS 1.2 に関連するネットワーク検出の問題を修正。
- デバイスプロファイルの切り替えにおける安定性を向上。
既知の問題:
- MDM ファイルを複数プロファイル対応から単一プロファイルに変更すると、接続が不安定になる可能性あり。
- 特定のシナリオで MASQUE トンネルプロトコルが使用できない場合がある。
- Magic WAN 統合アカウントで最新のパケットフローパスがない場合。
- リージョナルサービスが有効なアカウント。
WAF
以下の変更が 8/5 に適用される予告ですね。（特定のルールが無効になってるっぽい）
筆者の感想
Multi-Modal Playground がリリースされています。まとめてる人が言うのもなんですが今週の Changelog よりこっちの方が注目度が高い人もいたのではないでしょうか？🤔
マルチモーダル（入力値が画像やテキストや音声）での AI 生成を体験できるものですね。下のイメージはデフォルトのものですが、どんなことが生成 AI でできるかイメージを掴むには十分使えるんじゃないでしょうか。
これが出てくると言うことは Amazon Bedrock Prompt Flows や Dify Workflow のようにノーコード、ローコードから Workers AI が使えたり、プロジェクトの生成ができたりしたら夢がありそうだなとか思いました 😊（出るとしても相当先の話かなと思ってますが…）
活用例は思いつきませんが、Workers AI でどれくらいのことができるかを体感するのには手軽ですごい良さそう 👍
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