週刊Cloudflare - 2024/06/09週
どうも!週刊Cloudflareを書いてるあさひです。
今週も早速みていきましょう✊
この記事の主旨
この記事を見てどんな変更があったかざっくりわかる、Cloudflareのサービスに興味を持ってもらいたいと思っているので変更点を網羅することを優先します。
2024/06/09 ~ 2024/06/15の変更
Workers AI
Metaが開発している大規模言語モデルLlamaのLlama3が出たことによってLlama2の提供を廃止するみたいです🤔
6/30以降にいきなり使えなくなるわけじゃないですが特別Llama2じゃないといけないみたいなことは少ないかと思うので、ご使用の方は早めに更新しておきましょう🦙
cf/meta/llama-2-7b-chat-int8
の廃止
2024-06-30に@cf/meta/llama-2-7b-chat-int8
を非推奨に変更。以下変更先モデルの候補
cf/meta/llama-3-8b-instruct
はLlamaファミリーの最新モデルです(現在Workers AIでは期間限定で無料です)。cf/meta/llama-3-8b-instruct-awq
は、現在選択されているモデルと似た精度の新しいラマ3です。このモデルも現在期間限定で無料です。- 6月30日までに他のモデルに変更されない場合、自動的に
@cf/meta/llama-3-8b-instruct-awq
から推論を返すようになります。
Stream
Streamに以下変更が入っています。
エラービデオのリクエストに対するレスポンスコードの更新
エラービデオのセグメント、マニフェスト、サムネイル、ダウンロード、字幕のリクエスト時に、HTTPエラーステータス424(依存関係の失敗)を返すようになりました。以前は、このようなリクエストに対していくつかの5xxコードを返していました。
Wrangler
今回のWrangler
の変更ですが数は多くないですね。
個人的にはwrangler d1 insights
コマンドの変更が気になっています。
このコマンド自体はD1へのクエリの分析をできるもので、例えば「過去7日間で平均実行時間が上から10クエリ分を検索する」といったことができるコマンドです。
これまでは期間が1、7、31日のいずれかからしか選択できませんでしたが、今回の変更によって1~31日の間で任意の日数を指定できるようになったので使いやすくなってますね。(逆に今まで3つしか選択肢なかったんか😶)
3.60.1
- 変更のリバート - 3.60.0で誤ってバッチ処理されたPagesアップロード用のアセットを元に戻す
3.60.2
-
wrangler d1 insights
コマンドが、最大31日までの任意のtimePeriod
値を設定できるように変更されました。この変更により、柔軟にデータのインサイトを取得できるようになり,Cloudflare D1データベースの運用と分析が向上しています。
3.60.3
-
performance
とPerformance
のNode.jsポリフィルの間でパスの衝突を回避
ESBuildのパスが大文字小文字を区別しないため、globalThis.performance
とglobalThis.Performance
などのポリフィル間でパスの衝突が発生する可能性がありました。この変更により、すべてのグローバル名を小文字にエンコードし、適切にデコードするようにします。 - Windowsでの並行ファイル読み込み数を減らし、EMFILEタイプのエラーを回避するように変更。具体的には、ファイルのバッチ処理を再導入し、バッチが正しくコンパイルされるようにテスト済みのヘルパーメソッドを使用しました。この修正により、Windows環境でのファイル読み込みエラーが減少します。
- 依存関係の更新
- miniflare@3.20240610.0
筆者の感想
今週は更新数は少なめです、まぁそんな週もある。
Workers AIやWranglerはチェックしておきたい内容ですし、Streamも使ってるなら知ってたほうがいいよなぁという変更ではありそうだなぁと思ったりしています。
来週はどんなアップデートになるか楽しみですね、それではまた来週👋
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