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Cloudflare Workers Tech Talks in Tokyo #4 参加レポート

2025/01/21に公開

こんにちは、あさひです 🙋‍♂️
先日「Cloudflare Workers Tech Talks in Tokyo #4」に参加してきたので、その様子をレポートにまとめようと思います。

Cloudflare Workers Tech Talks とは

Cloudflare Workers / Pages とその周辺のプロダクトを使う開発者、ライブラリ作者による開発者のための Workers に特化したテックトークです。ユースケースやその実装について話してもらいます。

イベントページで上記のように記載されている通り実際に運用されている Workers / Pages についてのお話が聞けるイベントです。

https://workers-tech.connpass.com/event/341209/

開場

開場!CyberAgent さんのご厚意で綺麗な会場を提供されたようです!@gunta85さん繋がりですかね?勉強会、イベントの場があるのも運営と協力いただいてる会社のおかげ!感謝でございます 🙇‍♂️

https://x.com/asahiXXXXXXXXX/status/1879829609283538978

イントロ

Cloudflare の Senior Developer Advocate であり、Hono の作者の@yusukebeさんの挨拶です。
「Cloudflare Workers Tech Talks」は東京で 3 回、大阪で 1 回開催されているイベントで、ガチガチの開発者が Workers を使って開発することが多いので、ガチガチの開発者がしゃべって、ガチガチになりたい人が話を聞くという内容です。なので「Workers とは?」みたいなことは話さないで好きなように喋ってとオファーされたエンジニアが登壇してくれます。勉強会で知らない技術が出てきたりしてわからない、ついていけないとなってもそれも含めて楽しんでくださいとのこと。

登壇

LT:「漫画プラットフォーム「comilio と Cloudflare、そしてその未来に向けて」

https://speakerdeck.com/oliver_diary/comiliotocloudflare-sositewei-lai-hetoxiang-kete

by @oliver_diary

comilioという C to C の漫画投稿プラットフォームを開発している@oliver_diaryさんの登壇です。
大規模事例ではないという前置きでしたが、production 運用している Workers や Cloudflare のサービス群の話を聞ける機会は中々ないので貴重なので嬉しいですね。
Cloudflare を使用する理由として同感だったのはコストが安いという点と CDN が扱いやすいという点ですかね。個人的には Workers が Hono を使ってかけるのでここは嬉しい点だと思っています。画像配信 API や R2/GCS 用の API など具体的な実装の話もされていて面白かったです。計測 API については Queues での実装を想定していたようですが、Pub/Sub と BigQuery の連携が神すぎて Queues の採用はならず…この辺はリアルなところですね 🙂‍↕️
管理画面の認証についての話や小ネタも盛りだくさんで最高でした!

LT:「なぜ、音楽ゲーム Liminality は Cloudflare を使うのか?」

(資料は公開されなさそうなので、もし見かけたら追加します。)

by nanosan

今も稼働している音ゲーの開発に Cloduflare を使用しているというお話しです。6 万ユーザーをこえるこの Liminality という音ゲーはバックエンドがフル Cloudflare で作成されており、Cloudflare のプロダクション事例の鏡のようなお話が聞けました!

https://x.com/__syumai/status/1879840264547918169

特に面白かったのは Pages を hack 的に利用しているという点、まぁ想定された使い方ではないんでしょうけどこの発想ができるのはひとえに尊敬です 😳

https://x.com/asahiXXXXXXXXX/status/1879844001433690177

Liminality のバックエンドは nanosan さんがほぼ一人で作っているらしくコミュニティの貢献もしていたり志高く開発をしていらっしゃるので応援していきたいですね!

デモ: Codegiant デモ

by Rishi Mathur

Codegiantの CEO/Founder であるRishi Mathurのデモでした!
著者は英語がやや苦手で、ゆっくり発音してくださった前半は理解できたものの、後半は少し早口で聞き取れず…。とはいえ、デモを通して AI エージェントを利用し、インフラリソースの作成からフォームのデプロイまでを「Codegiant」上で完結できるという点はわかりました。恥ずかしながら全く知らないサービスだったので今後また触ってみようと思います。

LT:「TYPICA のリアーキテクチャを支える Cloudflare Workers(仮)」

(資料は公開されなさそうなので、もし見かけたら追加します。)

@arisawaさん

コーヒーのダイレクトトレードプラットフォームである TYPICA のリビルドについてのお話でした!中身はかなり赤裸々な箇所もありつつ、実際元の設計が適切でないから苦労しているような開発は多々あるんだろうなと思ったり…
またドメインの共通化や、既存のドメインから来たものを新しいドメインにリダイレクトすればドメインによってデータの取得先をプロキシで切り替える点はなるほどでした!また共感だったのが Workers のテストがわかりにくいというのは本当にそうでminiflare使えばいいんだけどドキュメント含めて個人的には Bindings のモックとかテスト周りの辛さはほんとにそうって感じでした。背景として自社にエンジニアがいない点や、協力会社に開発と運用を依頼しているというところから技術選定とやることを適切に絞ってるのはすごいなぁと思いました。今後自分が新案件に取り組む機会があれば参考になるかなといういいお話が聞けました!

LT:「Cloudflare で実現する AI エージェントワークフロー基盤」

https://speakerdeck.com/kmd09/cloudflaredeshi-xian-suru-aieziento-wakuhuroji-pan

@kmd_09さん

AI エージェントのワークフロー基盤を Cloudflare でどのように実現しているかという話でしたが AI Gateway を効果的に使っている実例を見てにエージェントでの利用となると消費トークンとかすごそうだなぁと思ったのでいいなぁと思いました!また動的なコードのリモート実行で workerd で Python コードを実行させるのは目から鱗でした!確かに Workerd なら対応する言語を実行することができそうですね。Workers のランタイムが workerd に変わってるからこそ実現できたやつですかね。これは発想になかったので非常に面白かったですね!(おそらく想定していない hack 的な使われ方な気はしますが 😅)

クロージング

さてクロージングとありましたが、内容はじゃんけん大会でした。「Hono T シャツ」、「1.1.1.1 T シャツ」、「Cloudflare ロゴ T シャツ」、「Cloudflare ロゴ ソックス」の中から@yusukebeとある程度の数になるまでじゃんけんをして勝ち上がりです!✊✌️✋

そして自分でもびっくりですが、勝ち上がりロゴ T を獲得!やったぜ 👍

https://x.com/asahiXXXXXXXXX/status/1879864019596747190

まとめ

ここまで全体の内容を振り返ってみると、まとめるとすごく楽しいイベントでした!今回は遠方から東京の勉強会に参加したのですが十分にその価値があったと思います!またやはり Cloudflare の運用事例を実際に話を聞けるのは貴重な機会だなと感じました!

今回は東京での開催でしたが、大阪でもおそらく 3 月くらいに開催されるようなので東京が遠くて行けなかったという方や今回を逃した方はぜひ Cloudflare Workers Tech Talks in Osaka #2 に参加してみてください!自分も参加すると思います!

以上参加レポートでした 🙌

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