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Debian10を11(bullseye)にバージョンアップする
バージョンアップ理由
Debianだけではないが、Linuxのバージョンアップサイクルはとても早い。Debianもしばらく9を使っていたけれど、少し前に10に上げて、そして今度は11に上げる必要が出てきた。
主な理由は dfxのバージョン0.7が、Debian10のGLIBCだと動かないから。ちなみにDebian10以前だと、以下のエラーが出る。
dfx: /lib/x86_64-linux-gnu/libm.so.6: version `GLIBC_2.29' not found (required by dfx)
11に上げると実行できるのは別の環境で確認済み。
バージョンアップ手順
既にいろいろなサイトに手順は書いてあるけど、自分用の備忘録としてまとめておきます。
sources.listの編集
/etc/apt/sources.list の内容を以下に書き換え。
deb http://deb.debian.org/debian bullseye main contrib non-free
deb http://deb.debian.org/debian bullseye-updates main contrib non-free
deb http://security.debian.org/debian-security bullseye-security main
deb http://ftp.debian.org/debian bullseye-backports main contrib non-free
apt update
以下のコマンドを実行。すぐ終わる。
$ sudo apt update
apt full-upgrade
以下のコマンドを実行。とてつもない量のパッケージがアップグレードされる。途中でいろいろ聞かれるが、とりあえず全部デフォルトで。
$ sudo apt full-upgrade
OSの再起動
アップグレードが終了したら、OSを再起動します。おっと、今書いているこの記事を下書き保存するのを忘れずに。さて、緊張の一瞬。
$ sudo sync
$ sudo sync
$ sudo reboot
よかった、問題なく起動してきた。バージョンを確認。
$ cat /etc/debian_version
11.0
dfxの動作確認
$ dfx --version
dfx 0.7.2
dfxも問題なく動いた。
バージョンを上げたことでどれだけのアプリが動かなくなっているかまだ不明だが、ネットワークも繋がっているし、Teamsも使えるのでとりあえずOK。
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