「公式ドキュメント」との向き合い方 ①現状分析
(自分の)現状分析
公式ドキュメントは大事だということを何度も何度も経験してきたのに、「時間を費やしたことが公式ドキュメントにそのまま書いてあった」現象が減った気がしない。
なぜ公式ドキュメントに全て目を通してから先に進まないのか?
公式ドキュメントをしっかり!読んで!いれば!済んだのに!
このモヤモヤに方を付けたいので、現状分析・過去の振り返りから始めていきます。
(一部過去形で表現されているところがあるのは学習を始めたときよりはちょっとはマシになったという意味で、過去形のほうがしっくりきたのでそうしています。完全に解消されたわけではありません。)
理由1:時間的な制約、その時の主題じゃなかったから後回しにていた
エンジニアとして学習をしていると「今日はこのテーマで学習をしよう!」と思っても、途中で不明点がわんさか出てきて、その不明点の中には無視できる程度もの(今の自分にはレベルが高すぎるもの)もあれば、今解決しておかないとこの後の理解にひびくものまであると思います。
特に初学者であればあるほどこの未知の領域というのは多い状態なので、実質的に「1つに絞って学習をする」という事自体がまず難しいという状況があると思います。
限られた時間というリソースをどの程度の配分で投下するか考えたときに、テーマから逸れた問題を深追いした場合はそのテーマのドキュメントリーディングが後回しになりますし、深追いしなかった場合は深追いしなかった不明点についてドキュメントリーディングが後回しになります。
どちらもいい塩梅にやればいいのではということはあるかもしれませんが、言うは易しで、「皆それができるのであればここまで問題になっていない」という反証をしたいと思います。
何かしらの強制力が働いていれば(例えば学校の課題でその両方のテーマに習熟する必要があるとか)まだ防げるかもしれませんが、少し手を付けて理解やキャッチアップが中途半端な状態になるというのは、現実的に許容しないといけない状態なのかと思います。
理由2:背景知識の不足、記載されている内容が理解できずに読み飛ばしていた
公式ドキュメントは大事だと見聞きしていたので、ある時からポチポチと全体を眺めるように見渡して、読もうと努めることはしていました。同じようにそういった試みをされた方もいるのではないでしょうか。
ただ、難しすぎたのです。
私は専門学校もスクールにも通っていない、まったく基礎知識がない状態からエンジニアに転向しました。そうすると理由1で上げた不明点が不明点を読んで連鎖反応を起こす、、、そういったことより手前、「このドキュメントはなぜいきなりこんな話をしだしたのだ???」みたいな状態になります。
理解のためにある程度の負荷をかけるというのは効率的な学習方法だそうです。
とは言え、ある程度の文脈が読み取れていて(ヒントに気づけていて)、そこから理解を試みるときに障壁があるならまだしも、そもそも文脈も何もあったもんじゃないみたいな状態になってしまっては、私にできることは1つ、そのページをそっと閉じることです🫠
ちょっと強気なときにはその良くわからないところを読み飛ばして、次の章に行ったりなんかもするかもしれません。しかし無謀な挑戦であることにそうそう気付かされて、公式ドキュメントとお別れをすることになります。(悲しみ)
理由3:公式ドキュメントの位置付けについて理解できていない、理解が浅い
技術を扱う上で、他の情報元と比較したときに、「公式ドキュメント」と呼ばれるものがどのように位置付けされているのか。
その暗黙知的な部分が圧倒的に足りていない状態でした。
これは実際にエンジニアとしてお仕事をするようになってから気づいたことですが、公式ドキュメントを見るように言われる回数や温度感が、独学でエンジニアを目指していたときと全く異なりました。
この記事を公開しているZennにはBookという機能があって、学習カリキュラムを作成して公開されている方もいます、Youtubeで同じようにされている方もいます、スクールやコミュニティもありますね。そういったコンテンツを中心に学習を進めていると、次はこの記事を見てねとかこの記事が参考になるよとか勧められることは多いけれど、公式ドキュメントを一周しましょう、よく確認しましょうみたいな言われ方をすることは稀だった気がします。
小学生の頃に塾に通っていたことがあるのですが、その塾の先生に「辞書とお友達になれ」と教えていただいたのを今でも覚えています。当時の自分は辞書という言葉とその外見は認識していても、辞書を使うということについては全く無知な状態だったので、「辞書なんて知らなくても生きてきたのになぜ今知る必要があるのか?知るように諭されているのか?」という疑問がつきまとっていました。
公式ドキュメントも辞書と同じで、こうやって使うんだよと誰かから教えてもらわないと、もともと認知していないものなのでよほど要領が良い人じゃない限り、接し方というのは掴みにくいものなのではないかと思います。
まとめ
思い立ってすぐに書き始めた内容だったので、取り敢えずこれが大きいだろうなと感じる要素を3つ整理してみました。この先加筆、修正していくかもしれません。
あと、公式ドキュメントに向き合うにはどうした良いんだいという方法論のところは力尽きたのでまたの機会(別記事)にしようと思います。
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