Ruby 3.1 を build して Shorthand Hash Syntax を使う

Shorthand Hash Syntax は下記のような記法で rubykaigi takeout 2021 直後に ruby 3.1 にて追加されました。

a = 1
b = 2

{ a:, b: }
# => { a: 1, b: 2 }

asdf-ruby ないし rbenv にて 3.1.0-dev は来ているのでこちらを使うほうが早いと思うのですが、手元で ruby ビルドして試す方法のメモを残しておきます。

適当なディレクトリを作り clone してきます。

mkfir rubykaigi2021
cd rubykaigi2021
git clone https://github.com/ruby/ruby.git

必要なディレクトリを作っておきます。

mkdir build
mkdir install

ビルド前の手順は下記です。

cd ruby
./autogen.sh
cd ..
cd build
../ruby/configure --prefix=$PWD/../install --enable-shared

ruby すべてをビルドするには…

make -j
make install

 ../install/bin/ruby -v

という感じです。

毎回全てを build するのは大変なので miniruby という機能制限版があります。実は ruby をビルドするときにもできているのですが、再度手順を書くと下記のとおりです。

make miniruby
./miniruby -v

試してみます！

./miniruby -e 'rubykaigi=2021; p({rubykaigi:})'
# => {:rubykaigi=>2021}

🎉