GitHub CopilotのレビューにはRaycast AIを組み合わせるとよい
はじめに
はじめましての人ははじめまして、こんにちは!フロントエンドエンジニアのがっちゃん( @gatchan0807 )です!
今回は、つい最近公開された機能のGitHub Copilot ReviewとRaycast AIのAI Extensionsを組み合わせることで、コードレビュー機能をうまいこと使えそうだな👀と思ったので、その方法を紹介します。
最近は生成AIのインターフェイスについて興味が強く、フロントエンドエンジニア・Webアプリケーションエンジニアとしての仕事をしながら色々と試してみていて得た知見を共有していきたいと思います。
GitHub Copilot Reviewとは
GitHub Copilot Reviewは現在パブリックベータ版として提供されているGitHub Copilotの新機能です。
詳細は以下のリンクの公式ドキュメントに譲るとして、かんたんに説明すると作ったPRにCopilotくんをレビュアーとしてアサインすることで、Diff部分に対してコメントをしてくれる機能です。
Raycast AI Extensionsとは
Raycast AI Extensionsは、最近リリースされた新機能で、Raycastから様々なアプリケーションに対してAIを活用した作業を依頼できる機能です。
「Ask to <アプリケーション名>」という形式で各種アプリケーションに対して指示を出すことができ、Claude MCPクライアントに近い使用感を提供します。
例えば以下のようなユースケースがあります。
僕は個人でSlack Workspaceを持っていて、そこのtimesでいろいろぼやいているのですが、それを要約してもらったり(ただ、だいぶ大昔の投稿を3日前と嘘つくこともしばしば 🤔 )その日のタスクをまとめてもらったりできます。
他にも、Finderに対して「最近開いたPDFファイル、どこにあったっけ?」と聞くことで、最近開いたPDFファイルのパスを教えてくれたりします。
(※ このPDFはGeminiのDeepResearchに自分の名前で検索させたらどうなるんだろう?と思って検索させて、PDF出力させてみたファイルです)
Chrome拡張機能との連携が便利
今回この機能に対して特に注目したいなと思ったのは、ChromeブラウザとのAI連携機能です。
「Selected Text」機能を使用することで、Chrome上で選択したテキストに対して様々な操作を行うことができます。
この機能を使用するには、事前にRaycastのChrome拡張機能をインストールしておく必要があります。
※現時点(2025年2月末時点)では、タブリストや履歴などの一部機能は利用失敗となってなぜか利用できませんが、今後のアップデートで対応されると思います。
GitHub Copilot ReviewとRaycast AIの相性の良さ
GitHub Copilot Reviewは時々英語で詳細なレビューコメントを提供してくれますが、日本語を母語とする開発者にとっては読解に時間がかかることがあります。
ここでRaycast AIのSelected Text機能が非常に役立ちます。
詳細に触れる必要がないので、モザイクだらけですがこんな感じのコメントがつきます
例えば、このコメントに対してCopilotのレビューコメントを選択して「@selected-text(chrome) 翻訳して要約して」と入力するだけで:
- 日本語への翻訳
- 内容の要約
を一度に行ってくれます。これにより、レビュー内容の把握が格段に効率化されます。
以下が実際に翻訳して要約してみたレビューコメントの例です。
こういった要約を見て、「ああ、そこは気にしなくていいよ〜」と人間側がシームレスに判断したうえでスルーできた方が効率的かなと思ったのでこのような使い方をしてみました。
(もちろん、画面全体をGoogle翻訳のChrome拡張とかで翻訳してもいいですが、個人的には要約が欲しかったのでこの使い方が自分にはピッタリでした)
まとめ
RaycastはPC環境における汎用AIインターフェースとしてとても良いと思っています👀。
スマートフォンではSiriやGeminiが使用されていて、AIの汎用インターフェイスとして活用方法が広がりつつありますが、PCでの作業においては(特にキーボード入力に長けたエンジニアやWeb系の人にとって、)Raycastが非常に使いやすいツールになっているのかなと感じています。
さらに、最近のいろんなモデルがバンバン出てくる時代においてはRaycast AIを契約していると勝手にモデルを追加してくれていていろんなモデルを試せるし、手元の作業を効率化できるし、いろんなインターフェイスでAIを使い始められるのはとてもメリットがあると思っているので、ぜひぜひ使ってみてください。
(ちょっと前にはGemini 2.0 Flashが増えたり、最近だとSonnet 3.7も追加されていました)
まずは無料バージョンで、いいなと思ったらProを契約して、さらにいいなと思ったらAdvanced AIを契約して…みたいな感じで段階を踏んで使ってみるのが良いかなと思います。
Advanced AIまで契約すると単月3000円とかなり値が張るプロダクトなので、おいそれと契約するものではないと思いますが、私は勢いで年間契約をして今年1年分(約3万円)のおもちゃとして買ってみて使ってみているところだったりします。
もしよろしければ、Raycastの招待リンクから登録してみてください。
10%OFFでRaycast Proを購入できるみたいです。(10%OFFもいらないしgatchan0807にお金が入るのも絶対にいやだ!という方はこちらのリンクからどうぞ🙏)
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