【Azure Disk Backup】仮想アプライアンスのバックアップ
どうも!新人エンジニアの前歯すきっ歯です🦷
業務で仮想アプライアンスのバックアップアップはAzure Backupは使えない可能性が高いと学んだので、その時に判断基準から注意点までをまとめてみました!
状況
- 仮想アプライアンスをデプロイ
- Azure Backupの要件を満たそうとAzure Backupの作成を試みるとエラーが出る。
- 調べてみると、画像赤枠のようにAzure Backupに必要なVMエージェントがいない。
大前提
VMエージェントとは
Azure BackではVMエージェントというエージェントを利用してBackupからのリストア等を構成しているので、VMエージェントがいないとBackupを構成することができません。
Azure Backup は、Microsoft Azure Recovery Services (MARS) エージェントを使用して、ファイル、フォルダー、およびボリュームまたはシステム状態をオンプレミスのコンピューターからAzure にバックアップおよび回復します。
▼詳細な記事
仮想アプライアンスのバックアップはできない可能性が高い
以下の記事によると、仮想アプライアンスのAzure Backupはそもそもできない可能性が高いようです。
結論から申し上げますと、残念ながら NVA として機能する仮想マシンについては、Azure VM Backup サポート対象外の カスタム OS となる可能性が高いです。
*NVA 以外の仮想アプライアンス、カスタム OS などにおいても同様です。
▼詳細な記事
Baukupができるかの確認方法
上記記事リンク内に記載がありますが、”エージェントの状態”を確認して”Ready”である必要があるそうです。自分のケースも例外なく”Not Ready”だったので、Azure Backupができないと悟りました。
代替案 Azure Disk Backupの利用にあたり確認したこと
Azure Baukupのようにスケジュールが組めるか
指定ディスクがディスクバックアップに対応しているか
どうやらディスクによっては非対応のものがあるらしく、下記リンクより確認する必要がありそうです。
バックアップの整合性
クラッシュ整合性なので、バックアップ取得時にメモリのバックアップが取れない分Azure Backupより整合性は劣りますが、「DB のない VM であればクラッシュ整合性でも基本的には問題ございません。」と公式に記載があります。
(今回はDBのない仮想アプライアンスを利用していました。)
Azure Disk Backupの利用方法(バックアップの構成と復元)
公式の記事が分かりやすかったです。
バックアップの構成
バックアップの復元
Backup後の注意点
Backupの再設定が必要
Azure Disk BackupはあるDiskを対象としてバックアップを行っているので、バックアップの復元によりインスタンスのディスクの交換を行うとインスタンスにアタッチされているディスクがバックアップに登録されているものと異なるディスクとなります。したがって、そのままインスタンスを再起動してもインスタンスのディスクがバックアップされない状態となるので、バックアップの構成を再度行う必要があります。
新米エンジニアの書く記事なので誤り等があればご指摘頂けると嬉しいです。
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