AWSとは
クラウドコンピューティングとは
クラウドコンピューティング(cloud computing)は、自分のPCにハードウェアやソフトウェアをインストールして使っていた方法とは違い、ネットワークを通じて必要なシステム(サーバー、ストレージ、データベース、ネットワーク、ソフトウェアなど)を利用できる仕組み。
つまり4次元ポケットみたいなもの。
今までは、PCにインストールしていたので、家に必要な道具や家具を揃えて暮らしている感じ。スペースが限られていた。
クラウドは4次元ポケットのように、必要なものを必要な時に取り出すことができる。
クラウドコンピューティングでは、ネットワーク上にあるコンピューティングシステムを必要に応じて使えるようになる。具体的には、自分ですべての環境を準備したり運用したりする『オンプレミス』方式と、クラウドサービスとして提供されている『IaaS(イアース』、『PaaS(パース』、『SaaS(サース)』の3種類がある。(以下の表のとおり)
分類 | 説明 | 代表的なサービス |
---|---|---|
IaaS:イアース(Infrastructure as a Service) | ハードウェア部分、ネットワーク部分をクラウドサービスとして提供 | AWS EC2、GCP GCE |
PaaS:パース(Platform as a Service) | OSまでの環境、OS上でアプリケーションを動かす環境をクラウドサービスとして提供 | Salesforce、Heroku |
SaaS:サース(Software as a Service) | アプリケーション、アプリケーション内のデータもすべてクラウドサービスとして提供される | Slack、Gmail、iCloud |
AWSとは
AWS(Amazon Web Services)は、世界中で使われている大規模なクラウドコンピューティングプラットフォームのこと。
サーバーやデータベースなど、多くのコンピューターサービスが提供されており、インターネット経由で利用できるので、自分でサーバーを用意する手間が省ける。
AWSを使うメリット
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簡単な始め方
使い始めるのがとても簡単。インターネット上でアカウントを作成し、必要なサービスを選ぶだけで、サーバーやデータベース、ストレージなどが使えるようになる。 -
フレキシブルなサービス
さまざまなサービスが提供されているので、自分のプロジェクトに合ったサービスを選ぶことができる。ウェブサイト運用、アプリ開発、データ分析など必要なサービスが揃っている。 -
コスト効率
従量課金制なので、実際に利用した分だけ料金がかかる。無駄な費用をかけずに、必要な時に必要なリソースを使うことができる -
拡張性
サービス量が豊富なのでプロジェクトが成長しても柔軟に対応できる。 -
セキュリティ
ISO27001、SOC、PCI DSSなどの認証を取得しているため、高い基準のセキュリティ体制がある。データセンターも複数あるので、災害時などのBCP対策(事業継続計画)も考えられている。
リージョン
リージョン(Region)とは、AWSが提供するデータセンターの集まりのこと。AWSは世界中に複数のリージョンを持っており、地理的に離れた場所に各リージョンがある。日本は、東京と大阪、アメリカのバージニアやイギリスのロンドンなど。
それぞれのリージョンは独立して運用されており、データやサービスがリージョン内で完結することができる。これにより、データセンターが災害などで影響を受けた場合でも、他のリージョンでサービスを継続することができる。
アベイラビリティゾーン
アベイラビリティゾーン(Availability Zone)は、1つのリージョン内に複数存在するデータセンターのこと。地理的に離れて配置していて、独立して稼働。
アベイラビリティゾーンを使うことで、1つのデータセンターに障害が発生した場合でも、他のアベイラビリティゾーンでサービスを継続することができる。
例えば、東京リージョンには複数のアベイラビリティゾーンがあり、それぞれが独立して運用されている。
このようにリージョンとアベイラビリティゾーンを組み合わせることで、クラウドサービスをより安定して動作するシステムとして構築している。
使用リスク
メリットで挙げたように、従量課金制なので、サービスの停止や削除を自身で行い管理すること。
AWSのアクセス情報(ID、パスワード、キー情報)を記載したファイルをGit Hubにあげないこと。
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